丘修三
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丘 修三(おか しゅうぞう、1941年4月5日 - 2026年5月24日[1])は、日本の児童文学作家。日本児童文学者協会元理事長。本名・渋江 孝夫(しぶえ たかお)。ペンネームは「(この世の中、どこかが)おかしいぞ」をもじったものである。
来歴・人物
[編集]熊本県生まれ。東京学芸大学教育学部および東京教育大学教育学部卒業。障害児教育を専攻。
卒業後の1955年から1982年頃に腎臓病を患い退職するまで、養護学校で教諭として勤務した。退職後、治療生活の最中にたまたま読んだ灰谷健次郎の『兎の眼』に触発され、創作活動を始める。当初は本名名義で執筆したが、『ぼくのお姉さん』の執筆に当たり現在の名義に変更した。
1987年『ぼくのお姉さん』で日本児童文学者協会新人賞[2]、坪田譲治文学賞、新美南吉文学賞、1993年『少年の日々』で小学館文学賞[3]、2001年『口で歩く』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞[4]。
「子どもの本・九条の会」代表団員を務めた[5]。
2026年5月24日午後7時31分、東京医科大学八王子医療センターで死去した。85歳没[1]。
著書
[編集]- 『ケンと健一』(渋江孝夫名義、晩成書房) 1983年8月 ISBN 4-938180-53-7
- 『ぼくのお姉さん』(偕成社) 1986年12月 ISBN 4-03-635310-1 / (偕成社文庫) 2002年9月 ISBN 4-03-652410-0
- 『風に吹かれて』(偕成社) 1988年12月 ISBN 4-03-635410-8
- 『きえたライオン』(新学社・全家研) 1989年4月 000001980382
- 『月夜にきえた少年』(偕成社) 1989年11月 000002013844
- 『アオバナ追跡ごっこ』(小峰書店、赤い鳥文庫) 1989年11月 ISBN 4-338-07808-1
- 『ぼくらの竹やぶ2億円事件』(偕成社) 1990年3月 ISBN 4-03-536110-0
- 『もう、なかない』(教育画劇) 1990年12月 ISBN 4-87692-010-9
- 『みんなでこっそり食べようよ』(偕成社) 1991年2月 ISBN 4-03-536220-4
- 『がんばれ! 金子くん』(佼成出版社) 1991年2月 ISBN 4-333-01510-3
- 『黒い小屋のひみつ』(岩崎書店) 1991年3月 ISBN 4-265-92860-9
- 『夕日の三・三・七びょうし』(草土文化) 1991年4月 ISBN 4-7945-0410-1
- 『夏の記憶』(汐文社) 1992年2月 ISBN 4-8113-7104-6
- 『おかえり春子』(子ども書房) 1992年4月 ISBN 4-7952-3732-8
- 『ショート・ストーリーズ』(文渓堂) 1992年4月 ISBN 4-938618-39-7
- 『少年の日々』(偕成社) 1992年6月 ISBN 4-03-635490-6 / (偕成社文庫) 2011年3月 ISBN 978-4-03-652680-2
- 『あんちゃんが行く』(岩崎書店) 1992年12月 ISBN 4-265-05115-4
- 「どうわほのぼのシリーズ」(佼成出版社)
- 『ごめんねモモ子』 1993年6月 ISBN 4-333-01625-8
- 『なくなよモモ子』 1995年2月 ISBN 4-333-01715-7
- 『がんばれモモ子』 1996年3月 ISBN 4-333-01790-4
- 『ワンピース戦争』(童心社) 1993年7月 ISBN 4-494-00365-4
- 『にくいゴリラをやっつけろ』(汐文社) 1994年10月 ISBN 4-8113-0250-8
- 『よか、よか、プーすけ』(汐文社) 1995年2月 ISBN 4-8113-0279-6
- 『神々の住む深い森の中で』(フレーベル館) 1995年3月 ISBN 4-577-01476-9
- 『ほいくえんのいちにち』(佼成出版社) 1995年10月 ISBN 4-333-01719-X
- 『福の神になった少年 仙台四郎の物語』(佼成出版社) 1997年1月 ISBN 4-333-01838-2
- 『紅鯉』(岩崎書店) 1997年4月 ISBN 4-265-03776-3
- 『海をかえして!』(童心社) 1997年8月 ISBN 4-494-00880-X
- 『ぼくのじんせい シゲルの場合』(ポプラ社) 1997年12月 ISBN 4-591-05524-8
- 『だいだいだいだいだいっきらーい』(佼成出版社) 1998年9月 ISBN 4-333-01866-8
- 『チエと和男』(国土社) 1998年11月 ISBN 4-337-15701-8
- 『口で歩く』(小峰書店) 2000年10月 ISBN 4-338-17006-9
- 『お父さんのハト』(汐文社) 2000年12月 ISBN 4-8113-7357-X
- 『けやきの森の物語』(小峰書店) 2002年11月 ISBN 4-338-17409-9
- 『たんぽぽ』(小峰書店) 2003年12月 ISBN 4-338-17016-6
- 『いちねんせいのいちにち』(佼成出版社) 2004年3月 ISBN 4-333-02051-4
- 『ようちえんのいちにち』(佼成出版社) 2005年1月 ISBN 4-333-02127-8
- 『みつばち』(くもん出版) 2005年9月 ISBN 4-7743-1056-5
- 『ウソがいっぱい』(くもん出版) 2006年4月 ISBN 4-7743-1147-2
- 『車いすのカーくん、海にもぐる 障害者ダイビングの世界』(佼成出版社) 2006年6月 ISBN 4-333-02217-7
- 『いちねんせいのがっこうたんけん』(佼成出版社) 2008年3月 ISBN 978-4-333-02318-9
- 『のんきな父さん』(小峰書店) 2008年11月 ISBN 978-4-338-22205-1
- 『いちねんせいのはる・なつ・あき・ふゆ』(佼成出版社) 2009年2月 ISBN 978-4-333-02369-1
- 『ようちえんのはる・なつ・あき・ふゆ』(佼成出版社) 2010年2月 ISBN 978-4-333-02421-6
- 『タケシくんよろしく』(全国学校図書館協議会) 2010年5月 ISBN 978-4-7933-7057-1
- 『ブンタとタロキチ』(文研出版) 2010年9月 ISBN 978-4-580-82103-3
- 『カイくんのランドセル』(佼成出版社) 2011年2月 ISBN 978-4-333-02477-3
- 『ラブレター物語』(小峰書店) 2011年9月 ISBN 978-4-338-25005-4
- 『希望の筆 ダウン症の書家・金澤翔子物語』(佼成出版社) 2011年12月 ISBN 978-4-333-02509-1
- 『黒ねこガジロウの優雅(ユーガ)な日々』(文溪堂) 2012年11月 ISBN 978-4-89423-731-5
- 『おばけのドロロン』(岩崎書店) 2015年3月 ISBN 978-4-265-04790-1
- 『けんかともだち』(鈴木出版) 2015年4月 ISBN 978-4-7902-5287-0
- 『太一さんの戦争』(今人舎) 2015年8月 ISBN 978-4-905530-43-5
- 『丘修三児童文学作品集』(国土社) 2024年9月 ISBN 978-4-337-33125-9
作画
[編集]- 『星はスバル』(中島その子 作、汐文社) 1998年11月 ISBN 4-8113-7131-3
アンソロジー
[編集]- 『日の出とおとうさん』(岩崎書店) 1989年3月 ISBN 4-265-03513-2 「おいしい水」収録
- 『ほんとうにあったおばけの話 7』(偕成社) 1991年7月 ISBN 4-03-538070-9 「怪談ごっこ」収録
- 『ぼうしにのる魔女』(国土社) 1991年9月 ISBN 4-337-08902-0 「ねこのおくりもの」収録
- 『新潮現代童話館 1』(新潮文庫) 1992年1月 ISBN 4-10-100230-4 「夏の便り」収録
- 『2年の読み物特集 学習・科学. 下』(学習研究社) 1992年11月 000009425351 「てんとうむし」(絵:宮沢晴子)収録
- 『犬もあるけば夢しばい』(国土社) 1993年4月 ISBN 4-337-09207-2 「おとうさんの宝くじ」収録
- 『とらぬたぬきのペア旅行』(国土社) 1993年4月 ISBN 4-337-09206-4 「やくそく」収録
- 『幽霊のいる教室』(偕成社) 1993年7月 ISBN 4-03-538110-1 「黒ねこ」収録
- 『心があったかくなる話 3年生』(ポプラ社) 1996年6月 ISBN 4-591-05117-X 「さくらふぶき」収録
- 『心にしみるお母さんの話 3年生』(ポプラ社) 1997年6月 ISBN 4-591-05421-7 「ゆびきり」収録
- 『おめでとうがいっぱい』(フォア文庫) 1999年10月 ISBN 4-265-06327-6 「うそつき中谷君」収録
- 『熊本の童話』(リブリオ出版) 2000年4月 ISBN 4-89784-804-0 「徳次くん」収録
- 『しのびよる図書室の亡霊』(岩崎書店) 2002年12月 ISBN 4-265-04752-1 「黒いホクロのなぞ」収録
- 『あの世からのバトンリレー』(岩崎書店) 2004年2月 ISBN 4-265-04760-2 「かがみにうつる黒いかげ」収録
- 『夜の翼』(全日出版) 2004年9月 ISBN 4-86136-037-4 「イヌのしょうめい」収録
- 『命を食べるおじいちゃん』(岩崎書店) 2005年3月 ISBN 4-265-04765-3 「わらう家」収録
- 『4年生の読みもの 親も子も読む名作』(学校図書) 2005年7月 ISBN 4-7625-1964-2 「コマのはか」収録
- 『わらうおばけザクロ』(岩崎書店) 2005年12月 ISBN 4-265-04767-X 「怪奇流しそうめん」収録
- 『家族っていいね 3・4年生』(PHP研究所) 2008年7月 ISBN 978-4-569-68796-4 「あした」収録
- 『真夜中のホラー大会』(くもん出版) 2008年12月 ISBN 978-4-7743-1575-1 「真夜中のホラー大会」収録
- 『バレンタイン☆キューピッド』(偕成社) 2012年2月 ISBN 978-4-03-538970-5 「魔法使いの弟子」収録
- 『私の八月十五日 2』(今人舎) 2015年7月 ISBN 978-4-905530-37-4 「空が真っ赤に染まった夜」収録
脚注
[編集]- 1 2 “児童文学作家・丘修三さん死去 85歳 「がんばれ!金子くん」「ワンピース戦争」など児童文学界けん引”. Sponichi Annex (2026年5月26日). 2026年5月26日閲覧。
- ↑ “これまでの新人賞受賞作品”. 日本児童文学者協会. 日本児童文学者協会. 2026年9月8日閲覧。
- ↑ “これまでの受賞者と作品”. 小学館. 小学館. 2026年9月8日閲覧。
- ↑ “過去の受賞作品 - 産経児童出版文化賞”. 産業経済新聞社. 産業経済新聞社. 2026年9月8日閲覧。
- ↑ “子どもの本・九条の会”. 2008年5月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年5月27日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 児童文学作家 丘修三 ホームページ - ウェイバックマシン(2016年3月4日アーカイブ分)