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Photo bydaraz

子どもへの「早くして」を5回飲み込んだ30分。待ち方を間違えていたことに気付きました。

    その日、僕は長男のほうを見ないようにしていました。

    怒らずに済んだのに、なぜこんなにぐったりしているのか

    39歳、二児の父です。
    先日の夜、長男がなかなか寝る準備をしませんでした。
    この記事では怒らずに済んだその夜に、なぜか一番疲れていた理由を書きます。

    歯みがき、着替え、明日の準備。
    いつもの流れです。
    でもその夜は、どれも始まりません。

    時計を見ると、寝る時間まであと30分。
    「早くして」が喉まで来ました。

    ここで言ったら、いつもの夜になります。
    一回言うと二回目が出て、三回目には声が大きくなっている。
    その流れは、もう何度も通ってきました。

    だから決めていました。
    今夜は言わない。

    で、言わないために何をしたか。
    見ないことでした。
    見ると言いたくなるので、長男の姿を目に入れないようにしていたんです。

    5回飲み込んだ言葉は、どこへ行ったのか

    それでも「早くして」は、その30分で5回くらい喉まで来ました。
    5回とも飲み込みました。

    長男は最後、ギリギリの時間に布団に入りました。
    怒鳴らなかった。
    急かしもしなかった。
    外から見れば、静かな夜です。

    なのに、布団に入ったのを見届けた瞬間に気づきました。僕、ぐったりしてるな、と。

    意外でした。
    怒鳴った夜は、そのあと自己嫌悪でぐったりします。
    だから怒鳴らなかった夜は楽なはずだと、どこかで思っていたんです。

    逆でした。

    口を閉じ続けるのも目をそらし続けるのも、30分ずっと力を入れている状態です。
    飲み込んだ5回の言葉は消えたわけではなくて、全部こっちの体に残っていました。

    書いてみて、疲れに名前がついた

    2ヶ月ほど前から、夜にその日のことを短く書き留めています。
    その夜、最初に出てきた言葉は「待ち疲れた」でした。

    書いてから、あ、そうか、と思いました。
    疲れていたのは怒りを我慢したからではなく、待っていたからだったんです。

    書く前は、その違いに気づけていませんでした。
    怒鳴った夜のことはよく覚えています。
    後悔があるので、頭の中で何度も巻き戻すからです。
    でも怒らずに済んだ夜は何も起きなかった夜として、すぐに忘れていました。
    そのとき体に残っていた疲れも、一緒に。

    待つことは何もしないことではありませんでした。
    ずっと何かをこらえ続けることでした。

    名前がつかない疲れは、自分を責める材料になりやすいです。
    「何もなかったのに、なんでこんなに疲れてるんだ」となるので。
    怒らずに済んだのにぐったりしているのは、失敗したからではありません。
    30分間、ちゃんと踏みとどまっていたからです。
    書いてみて、ようやくそう言えるようになりました。

    もう一人の読み手が返してきた一言

    書き留めたあと、使っている記録アプリがこう返してきました。(AIに回答させる設定になっています)
    寝る準備を渋るのは、親にゆっくり関わってほしいからかもしれません、と。

    読んで、少し手が止まりました。
    僕は言わないために、長男を見ないようにしていました。
    でも長男からすれば、その30分の父親はずっとそっぽを向いていたことになります。

    口を出さないための工夫が、関わらないことにもなっていたのかもしれません。
    本当のところは分かりません。
    長男に聞いたわけでもないし、聞いても答えは返ってこない気がします。

    ただ自分一人で振り返っていたら、この見方にはたどり着けませんでした。
    僕の頭の中にあったのは「言わなかった自分」のことだけで、長男の側から見た30分は抜け落ちていたからです。

    次に僕がやってみること

    口は、次も閉じます。
    「早くして」は、また5回くらい喉まで来ると思います。

    ただ、目をそらすのはやめてみます。
    急かさずに、隣に座って待ってみる。
    何も言わずに、こどもがその時間に何をしたいのか?を考えながら見守ってみる。

    言わないことと、見ないことは別だったんだと思います。
    口は閉じたまま、目だけは長男のほうに向けておく。
    それで長男にとって、急かされずに見てもらえている時間が少しでも増えたらいいなと思っています。

    この記事がよかったら、スキを押してもらえると嬉しいです。
    怒らずに済んだのになぜかぐったりした夜がある方は、ぜひコメントで教えてください。

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    【AIで育児の「しんどい」減少中】 時短勤務で毎日保育園ダッシュ。 「今日もダメだった」をやめたくて、子どもを変えようとするのをやめました。 変えるのは自分のざわつき。 効いた物:AI、筋トレ、4時半起き、アドラー 効かなかった物:反省、育児書、気合 AIで育児アプリも作成中。

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