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Photo bysuzukiyutaka

半導体急落で考えたポートフォリオ再設計――ICEで「増やす・減らす・残す」を整理する

    2026年11月5日。保有する国内株では、半導体・AI設備関連が大きく下落する一方、医療IT、通信、コンテンツ関連には上昇が見られた。上昇17銘柄、下落14銘柄。それでも個別株全体では約1.57%の下落となった。同じ保有数量が前日から続いていたと仮定した概算だが、「上がった銘柄数」より「何を、どれだけ持つか」が大切だと分かる一日だった。

    銘柄を分けても、リスクが重なることがある

    検査装置、製造装置、電子部品、光通信。事業は違っていても、AI設備投資への期待という共通要因で、同時に売られることがある。31銘柄を保有していても、値動きの要因まで十分に分散されているとは限らない。

    現在の配分は、現金・MRF41.64%、海外株投信15.75%、国内株投信7.73%、国内個別株34.88%。現金の余力はあるが、日本株、とりわけ個別株への配分が大きい。

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    【図解① :変更前のポートフォリオ円グラフ】
    ※株式は11月5日、投信は11月4日基準の提供資料から集計。

    ICEの割安度と、保有比率を合わせて考える

    ICEの基本式は「理論株価=予想EPS×基準PER」。歪み率は「現在株価÷理論株価−1」とし、マイナスを割安方向とする。ただし、今回の理論株価は暫定的な倍率を使った比較試算であり、ICE1.0~11.0の全項目を再採点した総合評価ではない。

    大きく下がっても利益見通しが維持されれば割安度は増す。一方、利益予想も下がれば理論株価も低下する。基準PERを高く置くだけでも割安に見えるため、「下落したから買う」「割安率が大きいから増やす」とは決めない。

    11月5日17時台のPTSでは、半導体関連の一部に小幅な反発があった。しかし、日中の大幅下落を取り戻す動きには至っていない。ソニー、KDDIなどは日中に続いて上昇した一方、BIPROGYは逆行安となった。PTSは途中経過であり、出来高と最新決算の確認が必要だ。

    増やす・減らす・残す

    増やす候補は以下の通りです。増やす分類は、直ちに一括購入する意味ではありません。
    | 区分 | 銘柄 | 狙い・方針 | 
    | 優先 | テクマトリックス、双日、NTT、三菱UFJ | 半導体設備以外の収益源を厚くし、銀行枠の配分も見直す |
    | 段階的追加 | システナ、eWeLL、日立、NEC | 利益成長と既存の保有比率を確認しながら追加 |

    減らす候補は以下の通りです。
    | 区分 | 銘柄 | 狙い・方針 |
    | 調整 | 東京エレクトロン、フジクラ、キオクシア、イビデン、ディスコ、ローツェ | 半導体・AI設備への重複を緩める |
    | 集中調整 | 山梨中央銀行 | 特定・NISAを合算して単一銀行への集中を調整する |
    | 確認 | BIPROGY | 決算後の利益回復を確認して判断する |
    | 整理 | 小口株 | 小口株の整理を進める(急落した銘柄の一斉売却ではない) |

    現状維持は以下の通りです。
    | 区分 | 銘柄 | 狙い・方針 |
    | 維持 | エムスリー、マクニカ、TISI、フィックスターズ、野村総合研究所、JMDC、リクルート、ダイフク、ソニー、アドバンテスト、キーエンス、ファナック、キヤノン、KDDI、カプコン | 半導体枠は中核を残し、上昇した銘柄も追い買いを急がず、決算と利益見通しを点検する |

    当面の目標は、現金35%・海外株投信25%

    変更後の目標は、現金・MRF35%、海外株投信25%、国内株投信8%、国内個別株32%とした。これは未実施の提案であり、実際の売買後の配分ではない。

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    【図解② :変更後の目標ポートフォリオ円グラフ】

    海外株投信の追加は全世界株式〈除く日本〉を中心に考える。S&P500との米国株の重複、海外株投信自体にも含まれる半導体リスクは意識しておく。国内株投信は維持を基本とし、追加する場合は日経平均よりTOPIXを優先する。

    現金は以前の目標25%まで一気に使わず、まず35%を目安にする。重複する保有を整理し、投信と優先銘柄に分割して振り向ける。AIへの長期期待を残しながら、ひとつの投資テーマに成績が左右され過ぎない配分を目指したい。

    ※本稿は保有配分の見直し案を示す参考情報であり、将来の利益や株価を保証するものではありません。評価額・保有数量・取得価格は非掲載です。


    参考:保有資料、Yahoo!ファイナンス各銘柄ページ(2026年11月5日終値・同日17時台PTS)、BIPROGY 2027年3月期中間決算公表資料。
    https://finance.yahoo.co.jp/
    https://www.biprogy.com/news/2026/?type=newsRelease

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