
女子刑務所に行ってきた
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
今年の秋も矯正展のシーズンがやってきました
去年は鹿児島刑務所へ行って来ました
納税者として税金も払っている身ですし、仕事にも直結する内容なので矯正展には研修のつもりで参加しています
今回は佐賀県鳥栖市にある麓刑務所に行って来ました
麓刑務所は去年、鹿児島刑務所の矯正展で麓刑務所のブースに行った時に九州に女性だけが入る刑務所があることを知りました
ちなみに九州には1ヶ所しかない施設で九州以外にも4ヶ所女子刑務所はありますがそこの定員が充足した場合は麓刑務所に移送されてくるとのことでした
この刑務所はアクセスが非常によくて九州新幹線の新鳥栖駅を降りたら徒歩で行ける範囲です
徒歩約10分ぐらいしかかかりません
しかも平坦な市街地のなかに刑務所が突然現れてくる感じです
刑務官の方に聞いたら昔は名前の通り、周りは田んぼだらけみたいでしたが、今は市街地になってしまったとのことでした


ピンク色にしたのでしょうか?

今回この難しさを改めて知ることになります

毎年開催するそうです
話の導入はここまでで9時30分になると入り口の鉄格子が刑務官によって開かれました
さっそく向かったのは施設見学
行った時にはすでに長蛇の列
なかなか刑務所のなかは見れないですもんね
去年は男性がメインで収監される刑務所を見学しましたがここは女性が収監される施設なので女性の刑務官の割合が多いようでした
男性刑務官もチラホラいると言う感じでしたが女性でも若い女性刑務官が多いように見受けられました
刑務所の塀も一応、電気柵の鉄条網になっていましたがほかの刑務所と比べると高さが少し低いような気がします
それでも今まで塀の外に脱獄するような人はいないとのことでした‥
そもそも脱走とかあったらいたらニュースになりますし
施設見学の際、ミシンなどを使う作業場も見せて頂き今回もいろいろと質問タイム
今の仕事にも通じることばかり質問させて頂きました
まず、気になったのは刑務所の高齢化率です
回答として200名ほど収監されているうち8割ぐらいが高齢者とのこと
歩行器の人もいれば車椅子の人もいる
必要に応じて食事介助も
しかし、施設内はあまりバリアフリーにはなっていないので介助は受刑者がするかできないところは刑務官がするとのことでした
あと気になったのが受刑者が病気になったらどう処遇するのかと身寄り問題‥
まず、病気になった場合は医療刑務所もありますが枠も限れているので刑務官付き添い(監視)のもと一般の医療機関で治療を行うとのことでした
寝たきりになった場合などはケースバイケースですが市中の医療機関にお願いするか医療刑務所で対応するとのことでした
次に身寄り問題
受刑者の方で身寄りがいても拒否されたり、絶縁されているケースもあるそうで‥
かろうじて家族の関係が保てていて遺骨の引き取りなどができる方はその家族にお願いしてますが、家族での対応が難しい場合は刑務所側で火葬まで執り行い、遺骨については引き取り手もないので近くのお寺が教誨師(きょうかいし)がボランティアで永代供養をするとのことでした
本来であれば刑務所は自身が犯した罪と向き合い償う場所
しかし、現在は刑法改正に伴い、拘禁刑が導入されたことから、ただ償いのためではなくどうやって社会復帰していくのかが課題となっています
だが、現状はどうだろうか‥
犯罪を犯す背景には精神疾患や薬物依存なども関わっているし、支援者側がどうこうしても最終的にはその本人次第だと思う
本人にその気がなければどうしようもできない
いっそうのこと刑務所の方が至いたれり尽つくせりでおまけに亡くなったあとも民間の篤志家が面倒をみてくれるぐらいなのでとくに高齢の受刑者にとっても支援者側にとっても何かと都合ののいい状態になっている気がする
受刑者本人もまずは再出発ができるかわからないけどまず自分自身の特性を理解して、そこから再出発に臨んで欲しいと思うところです
今回はここまで
ありがとうございました