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万作劇場|まさかの栗饅頭②

    ゴリ姫、リビングを出ていく
    万作、ゴリ姫の後ろ姿を見送る

    万作、ゴリ姫がいなくなり、床に座り込む

    万作:
    「もち丸さん、ちょっと、怒りすぎでしょう。いや、もういいけどさぁ」

    もち丸:
    「っぷーに」

    万作:
    「とりあえず、これが何かをAIに聞こう」

    万作、ビーズクッションの後ろにいる、白い丸い物体を写真に撮る

    万作:
    「海ポテト、、、だって」

    もち丸:
    「うん、知ってる」

    万作、ムッとする


    万作:
    「そうですよね。もち丸さん、昨日、僕らが見つけた時に、知ってたんですよね。もう、教えてくださいよぉ」
    (大人の対応とやらを見せる顔つきで)

    もち丸:
    「ぷっ」

    万作:
    「あ、なんか、今のカツンときますよ、その、プッって」

    もち丸:
    「ぷっ」

    万作ともち丸、向かい合って立つ

    万作:
    「やる気ですか?もち丸さん」
    (腕まくりする)
    「そっちが、プッなら、こっちはブンっていきますからね」
    (拳を振り回す)

    もち丸:
    (吐き捨てるように)
    「ぷ」

    万作:
    「よーし、もう、我慢できねぇ。いくぞ、もち丸、泣き叫べ、トゥおぉ」

    ゴリ姫:
    「何が、我慢できないってぇ?」
    (万作の背後からラスボスのように)

    万作、もち丸、怯える

    ゴリ姫:
    「やっぱり、何か隠してましたね。説明してもらいましょう」

    万作、もち丸、自ら正座する

    万作、スマホの画面を差し出す



    ゴリ姫:
    (ビーズクッションを寄せて)
    「わー、かわいい、ふふふーん。どこで、見つけたの?」

    万作:
    「きのう、コスモス畑で、拾ってきた、もち丸さん」

    もち丸:
    「それは万作さんです、私はそのままにしようって言ったんですよ」

    万作:
    「だって、見るからに美味しそうでしょう」

    ゴリ姫:
    「いや、食べれないよ。あれ、栗饅頭の箱、空?」

    ゴリ姫、ミニテーブルの上の空箱を不思議そうに見る

    もち丸:
    「海ポテトが食べました」

    万作:
    「ええええええっ、あと、22個あったのよぉ」

    万作、空箱に走り寄る

    万作:
    「ない、ナイ、無い、栗饅頭」
    (パニくり、箱を振りあげる)

    ゴリ姫:
    「仕方ないよぉ。お腹減ってたんだよ、きっと」

    万作:
    「いや、そういう、問題じゃない。これは、orivieさんに送り返そう、いますぐ」

    万作、栗饅頭の箱に海ポテトを置こうと考える
    菓子箱の蓋に黒マジックで、oribieへとデカデカと宛名を書く

    万作:
    「あ、さん、つけるの忘れちゃった。oribieさんへ、の方がよかったよねぇ?」

    もち丸:
    「その前に、文字間違えてます。それから、その箱は海ポテトには小さいです」

    万作:
    「えっ、どうしよう」

    ゴリ姫、海ポテトを撫でて愛でている

    もち丸:(万作に小声で)
    「万作さん、大丈夫。個体ワープで転送しましょう」

    万作:(小声で)
    「ええっ?できるの?やるねぇ、もち丸さん。じゃ、ゴリ姫ごと、やっちゃう?」
    (嬉しそうな顔)

    もち丸:
    「それは、ちょっと、orivie
    様の方で受け取り拒否で迷惑をかけます、、、」

    万作:
    「だよねー」

    もち丸、万作、ニヤリとする

    万作:
    「う、じゃぁ、もち丸さん、よろしくね、海ポテトにチータラ、食べられたら大変だからね」

    もち丸:
    「はい、ほとぼり、冷めた頃、転送しときます」

    ゴリ姫:
    「かわいいー、ふわふうわ、見てみて、今、笑ったんじゃない?」
    (はしゃいでいる)



    ※orivieさん、海ポテトみつけました。

     
     
    初めまして。 4コマ漫画「万作さん」や「万作劇場」、エッセイ・物語、俳句などを投稿しています。 エッセイ、漫画、小説で、味わいの違う作品が並んでいます。気分に合わせて、お好きな時間をお過ごしください。 よろしくお願いいたします。