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猫とガチンコ勝負する夫


    結婚当初、お金がなくて私の実家に同居していた頃のこと。

    実家には2匹の猫がいました。
    そのうちの1匹はとても臆病で、普段は押し入れやタンスの上に隠れて過ごすタイプ。
    「平和主義・触らぬ神に祟りなし」を地で行くような子でした。

    ……そう、夫に出会うまでは。

    ⸻

    夫は猫を見ると放っておけない性格。
    「遊んでやるよ!」と追いかけ回す。
    「仲良くなりたいんだ!」と声をかける。
    ……それ全部、猫にとっては迷惑以外の何ものでもありません。

    その結果、家の中は猫 VS 夫の鬼ごっこ状態。
    猫は日々逃げ回り、夫は「運動になるな」と得意げ。

    …誰も頼んでない。

    ⸻

    そしてある日、事件が起こりました。

    夫が一眼レフを買った直後のこと。
    「猫の写真集を作る!」と、相変わらず意味不明な目標を掲げた夫は、またもや臆病猫を追いかけました。

    猫は必死に逃げるものの、ついにカドに追い詰められる。
    夫はチャンスとばかりにカメラを構え――

    その瞬間。

    「シャーーーーッ!!」

    猫が牙をむき、全力で威嚇!
    いつもは大人しくて声すら出さない子が、見たこともないほどの殺気を放ったのです。

    夫はというと、カメラ越しに「うわっ!怖っ!」と飛び退き、かろうじて撮れた写真にはホラー映画のポスター級の猫が写っていました。

    ⸻

    その後。

    夫:「俺、この子に嫌われてる気がするんだよな…」
    私:「……気じゃない。」

    ⸻


    結婚当初から、夫は猫とガチンコで張り合うタイプだったわけです。
    でも本当のところ、猫はただ「平穏に暮らしたい」だけ。

    猫の「シャー!!」は、夫への最強のメッセージだったのだと思います。

    ちなみに私は、今でも夫が余計なことをしてきたら心の中でつぶやきます。

    「……シャー!」


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    猫生初めてのシャーの瞬間
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    夫を警戒して瞳孔が開いている
     
     

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    ここでは、夫と子どもの小さな迷惑行動や衝撃事件をユーモアたっぷりに綴ります。 読んで「うちも同じ!」と笑ってもらえたら嬉しいです。 子ども3人(👦7・👧5・👦4歳)+👨32歳の夫と戦う日々。

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