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1980年代。カロリーメイト発売 ー 王貞治の唇の動きに関する噂。

     カロリーメイトが発売されたのが1983年。

     個人的には、発売直後から口に出来ていたのは、東京都内の運動部関係の一部には、無料で配ってくれていたからで、今でいえば、筋トレをする人にとってのプロティンのようなイメージだった。

    発売されたばかりの頃は、なかなか理解してもらえませんでした。
    そんなカロリーメイトに最初に注目したのは、スポーツ選手。プロ野球選手や、オリンピック選手などが、トレーニング中や試合前に食べていることで話題となり、そこからみんなに注目されるようになっていったのです。

     最初に無料提供してくれていたので、今でも恩に感じている部分はある。

    テレビCM  王貞治の口元の噂

     初期のテレビCMには、当時は、読売ジャイアンツの監督をしていた王貞治が出演していたと思う。無人の野球のグラウンドに、ボールを打っていた姿は、ノックの練習の設定だったのだろうか。

     それを繰り返したあとに、缶入りの液体のカロリーメイトを飲む。
     それでCMは終わりなのだけど、何度も見ているうちに、微妙に違和感があって、誰かが言い始めたことがあった。

     それは、カロリーメイトを飲んだ後の王貞治は、「まずい」と、言っているらしい、という噂だった。

     そのころは番組録画は一般的でなかったので、不意に始まるカロリーメイトのCMを見るときに、注意深く見るようになり、そして、最後の場面、確かに王の口元は動いているように思えた。

     それは、確かに「まずい」といっているようにも見えた。

    栄養と味のバランス

     そんな噂が流れるようになったのには、ある種の裏付けがあって、そのころのカロリーメイトは、他の飲料と比べると、美味しいと言うのは難しかったからだ。

     特に最初の頃のミルク味は、豆乳が濃くなったような味で、そのころは豆乳も一般的でなかったので、余計に、不思議な味に感じることもあった。

     ブロックタイプもチーズ味一択で、甘さも微妙だったのだけど、私自身は、その頃の豆乳のコーヒー味も、カロリーメイトも、体にいい、と思えたら、飲めたし、食べられた。


     だけど、お世辞にも、とても美味しいとは言えなかったと思うし、人によっては、明らかにまずい、という人間もいた。

     カロリーメイト缶は何種類もの原材料を使用しているため、品質を安定させるのが困難な製品。乳化の問題は、開発を進める上で大きなハードルになりました。乳化とは、水と油のように普通は混じり合わない物質を均一に混ぜ合わせること。開発者たちの頭を悩ませ乳化の問題をクリアするだけで、実に3年が費やされたのです。
     次に待っていたのは、栄養と味のバランスでした。普通の食品なら“味”を中心に開発されますが、カロリーメイトの場合は“栄養”が中心。栄養とおいしさ、どちらかを調整すれば、どちらかが崩れる。この二律背反を解決するために、数えきれないほどの試作をくりかえし、6年もの歳月をかけて製品を作り上げました。

     こういう苦労を知っていたとしたら、テレビCMに関する、そういう噂は失礼だとは思うけれど、それでも、そのころは、そんな無責任な話をしていた。それに、栄養が中心という記述もあるから、味に関しては、より調整が難しかったのも事実だと思う。

     この「王貞治の唇の動きに関する噂」は、本当にごく一部の地域の話なのか。それとも、意外と広い地域に広まっているのかも、分からないまま、時間と年月が経った。

     だから、もし、知っている方がいたら、教えて欲しいと思っています。(私は、その頃、神奈川県に住んで、東京都内の大学に通っていました)。

    栄養補助食品の高級品

     あれから、時間が流れ、カロリーメイトは、ずっとある。
     飲む点滴、などとも言われていて信頼性は高いが、その類似品とも言える栄養補助食品も数多く発売されて、私自身も、値段の安さで、別のものを買うことが多くなった。

     カロリーメイトは、品質に自信があるせいか、安売りをしていたとしても、栄養補助食品の中では、私の中では高級品で、だから、非常用リュックの中には、カロリーメイトが入っている。

    味の変化

     それから、初期の頃に、「まずい」という噂を広める手伝いをしてしまっていたのけど、今のカロリーメイトは、味はすごくアップしたと思う。

     長い時間をかけて、さまざまな味を世に送り出し、さらには、2014年にプレーン味が出た時は、原点に戻りつつも、きちんと美味しくしているところは、変なお世辞でなく、かっこいいと思っているから、今も、選べる時はプレーンを食べることが多くなっている。

     体重を減らすときに、カロリーメイトは、栄養バランスへの信頼はあるから、とても有効だった。一日2食で、間食としてカロリーメイト(2本)を食べて、体重を落としました、という話をすると、年齢が高い方や、女性には、評判がよろしくなかった。もっと違うものが食べたい、ということらしかった。

     そして、自分よりも若い人でも、フルーツ味しか食べない、という言葉も聞いたことがあるし、老若男女、誰でも食べている、というイメージはないけれど、ずっとあり続けている、と言うのは、すごいと思う。栄養バランスへの信頼感は、ずっと変わらない。



    (他にもいろいろと書いています↓。よろしかったら、読んでいただければ、うれしいです)。




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    2020年3月投稿開始。現在、記事数は約2700。「書くことが、仕事になる」を目指し、2020年12月からは、毎日、noteに投稿を続けています。暮らしまわりの出来事を、書くことが多くなりました。東京都在住。

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