
スマホのメモに、思ったことを一言だけ残しています……【大人の時間を整える、AI生活デザイン術 #36】
ふと浮かんだことは、そのままにしておくと、すぐに消えてしまいます。
買い物の品目。
ふと言葉にしたくなったこと。
あとで確認したいこと。
そういうものを、スマホのメモに一言だけ残すようにしています。
使っているのは、共有できるメモです。
妻と共有しているので、書き残したものが、そのまま伝わります。
買い物の品目を書いておけば、互いに声をかけ合うことができます。
書いたものだけを買って帰るので、忘れ物が減りました。
最近は、もう一か所に預けるようになりました。
AIに「覚えておいてね」と、一言だけ預けるのです。
仕事のこと。
記事作りのこと。
見つけた言葉。
あとで調べたいこと。
ふとした瞬間に浮かんだ、記事の断片。
忘れてはいけないけれど、頭に入れておくほどでもないものを、そちらに置きます。
あとで思い出したいときは、壁打ちしながら一緒に探します。
「そういえば、あのとき」と切り出すと、ちゃんと出てきてくれます。
思い出すときも、壁打ちです。
うろ覚えの言葉の端を、そのまま伝えます。
「たしか、あのへんだったと思うのですが」と。
すると、頭のなかをしらみつぶしに探すかわりに
いっしょに思い出す作業に変わります。

この習慣を続けていて、いちばん変わったのは、頭の軽さです。
忘れることは、これまでちょっとした不安でした。
いまでは、忘れてもいい場所があります。
頭のなかに、小さな棚をいくつも立たせていたころ。
一つひとつの棚に、目を配らせるのが日課でした。
いまは、その棚がいくつか、下りています。
「AIに任せすぎると、頭が働かなくなる」という声もあります。
けれど、覚えることを外に預けたぶんだけ、目の前のことに頭が使えます。
預けることは、忘れることではなく、頭を軽くして使うことなのだと思います。
残す言葉は、短いほどいいようです。
長く書こうとすると、整理が先に来てしまって、書くのが億劫になります。
一言だけなら、思ったその場で終わります。
そして思い出したいときに、ちゃんと引き出せる。
残したものの数よりも
忘れていい気持ちのほうが、ずっと増えたように思います。
思ったことを、そのまま一言に。
それだけで、毎日の頭のなかが、少し軽く整うのかもしれません。
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