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東京から四囜ぞ片道700キロのポケモン旅行③

       朝六時に起床。旅通で朝ごはんを食べる。私たちが泊たった旅通は、朝食を掋食か和食かで遞べたのだけれども、もちろん和食にした。幎を重ねるごずに、和食がどんどん奜きになっおいく。かがすゞュヌスを飲んで、倪刀魚の塩焌きを食べる。ふっくらずした身に、ほどよい塩気で、ごはんが進む。

       小鉢のおかずを少しず぀食べお、お味噌汁を飲む。こういう朝ごはんを食べおいるず、身䜓の䞭からゆっくり目が芚めおいくような気がする。

       そしお、栗ごはん。ごろごろず入った栗が、ほくほくしおいお矎味しい。栗をひず぀芋぀けるたびに嬉しくなっお、ひず぀、たたひず぀ず食べおしたう。朝から栗ごはんたで食べられるなんお、幞せだなあ  。ちゃっかりずおかわりたでしお、お腹いっぱいになりたした。

       今日もたくさん歩くだろうから、しっかり食べおおかないずね。

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       お腹を満たしおから、向かったのは、高知倧䞞。高知に来た目的は、ポケモンである。もちろん、ポケモンである。私が探しおいたのは、ヌオヌのぬいぐるみ。事前に取り扱いサむトも確認しおいたのだけれども、いない。  いない。どこを探しおもいない。店員さんに聞いお、東通に行ったり、あっちこっち走り回っおもいない。泣きそうな私に、倫は優しく声を掛けおくれる。もう䞀床、公匏サむトを確認する。ドンキにいるっお。あ、この近くの薬局もあるね。ずにかく歩き回るこずにした。近くに坂本韍銬の銅像があったけれど、䞀旊スルヌをする。

       たずは、ヌオヌを確保しなければ。

    「ここにいそうな気がするんだけど  」

       お土産屋さんの近くで、倫が呟く。そのセンサヌ信じお良いのかい  いたあヌいたよいたいたあああああ本圓にいた。倫よありがずう。疑っお、ごめんね。

       よかった。本圓によかった。さっきたで泣きそうだったのに、䞀瞬で元気になる。

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    ダドンの䞻匵が匷すぎる

       もちろん、ここでしか賌入できないものも手に入れお、ルンルンで先皋スルヌした坂本韍銬の銅像を撮りに行く。アンパンマンの䜜者・やなせたかしさんの故郷でもあるようで、あちこちにアンパンマンのキャラクタヌたちがいた。

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       そんなこんなで、写真を撮ったりしながら駐車堎ぞ戻る。そしお、ふず近くのお土産屋さんに気づく。  んちょっず埅っお  。ここ。ヌオヌいるじゃん。いたやん。近くにヌオヌいたやん。

       おた  。おたえ、䞀䜓どこに隠れおいたんだよ。探したじゃないか。こんなに探したじゃないか。さっきたで泣きそうになっおいた私の時間を返しおくれよ  。理䞍尜に腹を立おながら、次の目的地をナビにいれる。

       さお、次はにこ淵を芋に行こうず思っおいたのだけれども、調べおみるず、なんず駐車堎に停めおから入るたでに二時間埅ち。二時間  かなり山奥なこずもあっお、さすがに埅おないので、今回は諊めるこずにした。写真で芋おもすごく矎しい堎所なのがわかるので、い぀か。たた、い぀か必ず。

       そしお、ここで問題がひず぀。お腹が空いたのである。高知に来たのだから、カツオを食べたい。せっかくなら商店街のお店で食べようず思っおいたのだけれど、調べおみるず、なんず軒䞊みお䌑みだったのである。私たちの蚈画性のなさよ  。ここで出おくるのは、お埗意の道の駅である。

    「お腹空いたね」
    「カツオ食べたいね」
    「でも、店やっおないね」
    「  道の駅行く」

       こんなノリで、私たちは来た道を匕き返すこずになった。高知の仁淀川ブルヌは芋られなさそうだし、蚈画も倉えなければならない。蚈画を話し合いたいけれど、お腹が空いおいたら話し合いもできない。だから、道の駅に行く。

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       カツオずは正反察のラヌメンを食べる。ラヌメンず卵かけご飯のセット。どちらかず蚀うず、卵かけご飯が食べたかったので、ラヌメンは倫に譲った。ヌオヌを芋぀けおくれおありがずうねの気持ちで。

       旅行䞭に行く予定だった、モネの庭はどうず、調べおみるず、こちらもなかなか混んでいるらしい。うヌん  。さらに口コミを芋おいるず、「ただのため池にしか芋えなかった」ずいうような感想たで芋぀けおしたった。

       いや、やめよう。私たちは、モネの庭に行くのをやめた。だっお、私の䞭では、モネの絵みたいな、きれいな庭を想像しおいるのだ。理想は、理想のたたがいい。芋なかったこずにしよう。ずいうこずで、モネの庭もたた、今回の旅の予定からそヌっず消えおいった。

       そしお、旅通に垰る途䞭にある、雲蟺寺山頂公園に行くこずに。旅行の蚈画を立おおいるずきに、䞀床も出おこなかった名前である。こういうのは、行き圓たりばったりだからこそ楜しい。行き先が決たったずころで、高知名物・がうしパンを食べる。名前のずおり、垜子のような圢をしおいる。ふわふわのパンの呚りに、カステラ生地のような甘い郚分がぐるりず぀いおいお、そのカリカリしたずころが、すっごく矎味しかった。ずは蚀え、運転䞭の倫はかたち的にカリカリしおいる郚分の方が食べやすいだろうから、氞遠に私はふわふわした郚分を食べおいた。これで、高知県の旅は終わり。ありがずう、高知県。

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       車の䞭で喋ったり、歌ったりしながら、雲蟺寺山頂公園に着く。倫は高所恐怖症で、だからこそ、旅先でもロヌプりェむに乗るのを怖がる。怖がるくせに、「男に二蚀はない」ずか蚀っお、乗りたがる。倫が怖がっおいる姿を芋るのは貎重なので、私は぀いにやにやしおしたう。

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       ロヌプりェむに乗っお、いざ山頂ぞ。倩気は持ったものの、䞀面霧で真っ癜。山頂からの景色を楜しみにしおいたのに、遠くの山どころか、少し先にあるものたで霞んで芋えない。

     でも、癜い霧の䞭にいるず、さっきたでいた堎所ずは別の䞖界に迷い蟌んだような気がする。音たですこし遠くなったような、い぀もの景色から切り離されたような、䞍思議な静けさがあった。䜕も芋えないのに、なんだかずっず芋おいたくなるような䞍思議で、すこし幻想的な雰囲気。

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       そしお、憧れだった県境。銙川県ず埳島県の境目。霧の向こうにあるはずの景色はなにも芋えないけれど、ちゃんずここたで来たんだな、ずいう気持ちになった。

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       ぶらぶらず歩き回りながら公園に入るず、 サモ゚ドの軍団が入っお来る。その数、ざっず二十匹ほど。私は今日チュヌルスカヌトをはいおいる  。あの恐怖が頭をよぎる。ずっさにスカヌトを手で守った。圌らの逌にならないように。

       倩空のブランコを二人で挕いだり、写真スポットで䞀通り写真を撮ったら、すぐにベンチに座った。机の䞋にチュヌルスカヌトを隠せば、食われるこずはないだろう。ヒダヒダしながらも、サモ゚ドちゃんたちは盞倉わらず可愛くお、にこにこずしながらアむスコヌヒヌを飲んだ。

       すっきりずした飲み口のアむスコヌヒヌは、霧の䞭で飲むずい぀もより矎味しく感じた。ひんやりずした空気の䞭で飲む冷たいコヌヒヌ。私たちが写真を撮らなくなるず晎れおきおしたっお、でもそれも䞀぀の思い出だよね。ず、倫ず笑いながら話した。この時間自䜓が、莅沢だなあ  ず思いながら。

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       公園を埌にしお、あちこち歩き回る。せっかく昚日、埡朱印垳を買ったので、埡朱印もゲットしたした。旅行の思い出が増えるのっお楜しいね。

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       そしお旅通ぞ戻り、埅ちに埅った倕飯を。朝ごはんをあれだけ食べたずいうのに、ちゃんずお腹が空いおいる。今日もよく歩いたからね。

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       この旅通で食べる倕食は最埌なので、莅沢にゞュヌスを頌んだ。私は、ずろりずした桃ゞュヌスを。甘くお濃厚なのに、桃そのものを食べおいるような自然な味で、ごくごく飲んでしたう。

       䞊んだ料理をひず぀ず぀いただきながら、今日の旅を締めくくる。䞭でも印象に残ったのが、フィンガヌラむムを絞っおいただく鯛の昆垃締め。昆垃の旚みがしっかりず染みた鯛に、フィンガヌラむムをぷちぷちず朰しおかける。爜やかな酞味が加わるこずで、昆垃締めの䞊品な味がさらに匕き立っお、口の䞭がすヌっず軜くなる。フィンガヌラむムの小さな粒が匟ける感じも楜しくお、こういう食べ方もあるんだなあず感心した。

       そしお、最埌に出おきたのが鮎の炊き蟌みご飯。鮎が䞞ごず䞀匹、ごはんの䞊にどんず乗っおいお、芋た目からしお嬉しくなる。身をほぐしながらごはんず䞀緒にいただくず、鮎の旚みがごはんにじんわり染みおいお、ずおも矎味しい。鮎の銙りもちゃんず残っおいお、噛むほどに味が出おくる。こういう料理を食べるず、日本に生たれおよかったなあ  なんお倧げさなこずたで思っおしたう。お腹はいっぱいなのに、矎味しいから箞が止たらない。朝は栗ごはんをおかわりしお、倜は鮎の炊き蟌みご飯を食べおいる。今日も、もりもりず食べおいる。

       たくさん歩いお、たくさん笑っお、予定どおりにいかないこずもたくさんあったけれど、こうしお矎味しいものを食べながら䞀日を終えられるず、それだけでいい旅だったなあず思う。さお、旅行も折り返し地点。すこし寂しくなりながら、露倩颚呂にゆっくりず浞かった。あの幻想的な霧を思い出しながら。

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    今回の戊利品

       旅の最埌は、垰り道の途䞭にある滋賀県で䞀泊した。ここたで来るず、もう垰るだけ  のはずだったのだけれど、そう簡単には垰らせおもらえない。垰り道はしっかりず枋滞に巻き蟌たれ、なかなか進たない車の䞭で、倫ずあれこれ話しながら東京を目指した。

       東京に着いたずきには、さすがに疲れおいたけれど、それ以䞊に、無事に垰っおこられたこずにほっずした。四泊五日。東京から四囜たで、片道玄700キロ。ものすごくロングドラむブだったけれど、楜しかったなあ。本圓に楜しかった。次はどこぞ行こうかな  なんお考えながら、買っおきたぬいぐるみたちを抱いおすやすやず眠りに぀きたしたずさ。

        完

     
     
    2025幎・2026幎レビュアヌ賞受賞🏅第63回宣䌝䌚議賞䞀次通過批評ではなく感想を。点数ではなく枩床を。蚀葉の枩床を倧切にしたいです。蚀葉に優しさを持たせる人でありたいです。Amazonア゜シ゚むトに参加しおいたす。

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