
「正しい英語」と「通じる英語」——あなたに必要なのは、どっち?|30点英会話
突然ですが、質問です。
あなたはこれまで、英語を「正しく」覚えてきましたか?
文法書を開いて、単語帳をめくって、発音を直されて。 テストで点を取るために、何時間も費やして。
……でも、いざ外国人を前にすると、口が動かない。
かろうじて話しても、通じない。「正しく」もない。
なぜでしょう。
🤔 「正しい英語」を探している間に、何かが起きている
パーティーで外国人に話しかけられた場面を想像してください。
"Do you like Japanese food?"
さあ、頭の中で何が起きますか?
「えーと…… "like" は動詞で、三単現だから "likes"? いや、私が主語だから……」 「"Japanese food" って言い方、合ってる? "Japan's food"?」 「"do you" の返しは……」
考えている間に、会話のリズムは流れていきます。

グループの話題は次に移っている。 あなただけが、まだ答えを探している。
正しい英語を探している間に、会話が終わっていた。
これ、心当たりありませんか?
💡 実は、2語で十分だった
"Yes! Love it!"
これで伝わります。 文法的には不完全です。でも、相手は笑顔で返してくれる。
"Oh yeah! Me too!"
会話が続きます。つながります。
2語で伝われば、それは100点の英語です。
「正しい英語」と「通じる英語」——この二つは、別物です。
🔍 ブロークン・イングリッシュを勧めているの?
違います。
30点英会話は、雑な英語を量産しましょう、という話ではありません。
ここで一度、立ち止まって考えてみてください。
「正しい英語」って、誰が決めますか?
テストなら、採点者がいます。文法書があります。正解があります。
でも会話に、採点者はいません。
笑ってくれた。 伝わった。 もっと話したいと思ってくれた。
その瞬間を決めるのは、相手です。

🌏 日本語で考えてみると、見えてくるものがある
ここで少し、視点を変えます。
あなたが普段使っている日本語——
「なんか疲れた」 「食べすぎちゃったよ」 「なんかいい感じじゃない?」
これ、外国人にはどう映ると思いますか?
「なんか疲れた」を英語にしようとすると、まず自分が困ります。 「なんか」って何? 理由がないのに疲れた、ってどういうこと?
「食べすぎちゃったよ」は? 【食べる】+【過ぎる】+【ちゃった】+【よ】 ……4層の感情が、6文字に詰まっている。
英語にしようとして初めて、自分の日本語の複雑さに気づく。
これが、30点英会話の出発点です。
🧠 必要なのは「英語脳」じゃなかった
よく言われます。「英語をマスターするには英語脳が必要だ」と。
でも考えてみてください。
私たちは日本語で育ち、日本語で感じ、日本語で考えています。 その回路を全部書き換えるのは——現実的ですか?
30点英会話が提案するのは、別のアプローチです。
自分の日本語・思考法を見つめ直して、そこから英語に橋をかける。
「なんか疲れた」の「なんか」は何者か、を理解する。 そうすれば英語の "kind of" や "I guess" が、自然に手に届く。
「食べすぎちゃった」の「ちゃった」が運ぶ感情を理解する。 そうすれば "Oops, I shouldn't have…" が、体感として選べる。
英語を覚えるより先に、自分の言いたいことを自分が理解する。
それだけで、英語は変わります。
✨ だから、こう問いかけます
「正しい英語」と「通じる英語」——あなたに必要なのは、どっち?
テストに合格したいなら、正しい英語を学んでください。 それは大切なことです。
でも、誰かと話したいなら。 気持ちを届けたいなら。 世界を少し広げたいなら。
まず「通じる英語」から出発してみてください。
正しくなくていい。 完璧じゃなくていい。
30点で、出発する。 伝わった瞬間が、100点です。
次回は、「なんか」と「〜ちゃった」——日本語の二つの顔を英語にするとどうなるのか、シリーズ全体のまとめをお届けします。
関連記事:
#30点英会話 #英語学習 #通じる英語 #正しい英語 #英語マインド #英会話初心者 #日本語から英語へ #伝わる英語 #英語脳 #完璧じゃなくていい