
なぜアイディオットは、最先端技術で「物流」という社会課題に挑むのか
こんにちは。アイディオット代表の井上智喜です。
創業から12年、なぜ私たちは物流という領域にこだわり続けているのか——今日はその原点についてお話ししたいと思います。
私たちアイディオットが、なぜ最先端技術で社会課題の解決に取り組んでいるのか。そして、なぜその中でも「物流」という領域にこだわっているのか。
12年前、AIはまだ「特別なもの」だった
アイディオットは2014年11月の設立で、現在12期目を迎えています。
創業当時の2014年は、AIは今ほど身近な存在ではありませんでした。AIやブロックチェーンといった最先端技術は、まず金融、ゲーム、エンターテインメント、マーケティングなど、比較的デジタル化との親和性が高い領域から活用されていきました。株や為替などの金融取引を分析したり、ゲームやガチャのデータを分析したり、マーケティング施策に活用したり。
私自身も創業以来、さまざまな業界でAIを活用した受託開発に携わってきました。当時は、それがAIの使われ方としては自然なことだったと思います。
でも、あるとき「もっと違うところに、この技術を使えないだろうか」と考えるようになりました。
「物流」という現場で見えた景色
転機になったのは、2019年頃です。あるきっかけから、物流が抱える課題に関わることになりました。
そこで出会ったのが、「物流問題をAIで解くことで、関わるすべての人を幸せにできる」という世界でした。
たとえば金融の世界では、AIを使って誰かが利益を得る一方で、構造上、別の誰かが損をすることがあります。一方で、物流は違いました。
たとえば、これまで30%しか荷物を積めていなかったトラックを、AIによって60%、70%と効率よく積載できるようになったらどうなるでしょうか。
ドライバーにとっても、無駄な運行が減り嬉しい
物流会社にとっても、輸送効率が上がり嬉しい
荷主企業にとっても、物流コストや輸送効率の改善につながる
そして、もう一つ大きなメリットがあります。
環境にも優しい。
走るトラックの台数や走行距離を減らすことができれば、燃料の消費も減り、CO₂の排出削減にもつながります。
つまり、物流を効率化することは、一つの企業だけではなく、そこに関わるさまざまな人、そして社会全体にとって価値がある。
まさに「三方良し」、いや「四方良し」とも言える世界です。
そのことに気づいたとき、私は強く惹かれました。
誰も気づかないところにこそ、価値がある
この経験を通して、私たちが向き合いたい場所が少しずつ明確になっていきました。
最先端のテクノロジーはこれまで、新しいサービスやデジタル領域など、「無形商材」の世界から普及してきました。だからこそ私たちは、普段あまり意識することのない「社会インフラ」や「産業基盤」にこそ、テクノロジーを活用する価値があるのではないか。
物流は、食料品や日用品、医薬品など、私たちの生活を支える欠かせないインフラです。だからこそ、そこに最先端のテクノロジーを掛け合わせることには、大きな意味があると考えるようになりました。
「アイディオット入ってる」を目指して
私たちが目指しているのは、単に「AIを使ったサービスをつくる会社」ではありません。テクノロジーを届けることで、社会そのものを少しずつ良くしていきたい。そんな会社でありたいと思っています。
昔、「インテル入ってる」という言葉がありましたが、あの言葉のように、「日本の物流には、アイディオットが入っている」——そんな存在になれたらと思っています。
私たちの技術によって、物流が効率化され、ドライバーの負担が減り、企業の物流が改善され、環境負荷が減っている。そんなふうに、社会を支える「縁の下の力持ち」でありたい。それが、アイディオットの目指す姿です。
12年前、まだ「特別なもの」だったAI。その技術を、社会の当たり前を支える場所へ。
私たちはこれからも、物流という大きな社会課題に、最先端のテクノロジーで向き合い続けます。
そしていつか、「日本の物流には、アイディオットが入っている。」
そう言ってもらえる会社を目指していきます。