
バンドうちわを40本、自主制作して野外ライブで配った話
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9月の野外ライブに向けて、うちわを作ることにした
昨年、暑さの残る9月に、野外ライブへ出演することになりました。
夏の終わりとはいえ、日中の野外はまだ暑いはず。せっかくなら、演奏を聴いてくれる人がその場で使えるものを置けないかと思い、バンドのうちわを作ることを考えました。
最初は、1本100円以内で作れたら100円で売って、赤字にならない感じだといいなーと思ったりもしました。
ただ、妻に言われた一言がかなり現実的でした。
「誰が無名のバンドのうちわを買うの?」
それはそうすぎる…。
暑い会場で「必要なら持っていってください」と手に取ってもらう方が、うちわとしても自然に役立ちそうです。そこで、販売ではなく無料配布に決めました。
業者発注は、必要な数よりずっと多かった
まずは印刷業者への依頼を考えました。
オリジナルうちわで検索すると、検索結果には1本29.9円〜といった表示がずらり!無料で配布するなら安ければ安いほうがいい。
…でも、1本100円前後まで単価を下げようとすると、300本くらいは発注しないと難しそうでした。最安価格を狙おうものなら1万本単位とか!
もちろん、多くの人に届けられるバンドなら良いと思います。ただ、今の自分たちにそこまでたくさんのお客さんを呼べる見込みはありません。(悲しい)
いくら単価が安くても「1万本作って、ほとんど家に残る」は避けたい…
そこで小ロットの自主制作へ目を向けると、送料込みで1本100円を切る、白骨の手作りうちわキット40セットを楽天で見つけました。
40本なら、自分たちのライブにちょうどよかった
購入したのは40本分で、キットは税込2,800円、送料968円合わせてだいたい4,000円で収まりました。1本あたりで考えると約100円です。
これ以上本数が少ないと単価が100円を超えます。
逆に、本数をもう少し増やしていくと単価は下がっていきます。
ただ、今回はどのくらいの需要があるかわからなかったこともあり、まずは単価で納得できる最低ラインで様子を見ようと思いました。
この商品は、骨組みに合わせる紙を自前のプリンターで印刷して、貼っていく形です。表面にはバンドのロゴ、裏面にはメンバーのシルエットとX・InstagramへのQRコードを入れました。

業者に頼んだ完成品ほど均一ではないと思います。でも、メンバーで集まって、「やばい!ちょっとずれたかも!(メンバー用にしました)」とか言いながらワイワイ作るのは楽しかったです。駆け出し等身大バンド感のある手作り感も個人的には好きな感じでした。
ライブのために曲を作る、練習する、機材を準備する。その延長に「当日を少し楽しくするものを作る」があると、準備期間もイベントになる感じも面白かったです。
でも、初めて作るファン向けグッズが「無料うちわ」のバンドって他にいるのかな…
当日は暑くて、ちゃんと使ってもらえた
ライブ当日は、わりと暑い日でした。
結果として、用意した40枚はすべて受け取っていただけました。
イベントのスタッフさんが配布を手伝ってくださったことも大きかったと思います。
SNSでも、うちわをもらったことやデザインのことを投稿してくれた人を何件か見かけました。
おおいた街中フェス
— taka bass(Edge we met) (@takabassetou) September 13, 2025
よく対バンするsuperoさん含め3バンド見させていただきました!
あと、こすもえらしぃという柔らかなサウンドが特徴のバンドさんがかわいいデザインのうちわを配っていて、一枚もらいました🪭 pic.twitter.com/IwwGqdWiz3
久しぶりのライブ鑑賞、「おおいた街中フェス」
— NO40 (@no40tanabe) September 13, 2025
楽しいライブでした、
団扇もらった。(こすもえらしい)さん かわいい! https://t.co/1fTYO6i1MN pic.twitter.com/3uvLoIMaAN
とっても楽しかったですよ!
— NO40 (@no40tanabe) September 14, 2025
活躍楽しみにしてます。頑張ってくださいね。
うちわの裏にインスタとXのQRありした。
どうぞフォローお願いします https://t.co/KDUGssQX0G pic.twitter.com/hQS91HF3Kg
4,000円かけて、SNSで確認できた投稿が数件。商業バンドの販促施策として数字だけを見れば、割に合わないのかもしれません。
でも、自分たちの場合は「宣伝費を回収する」ことが目的ではありませんでした。
暑い中で来てくれた人に、少しでもその場で役立つものを渡せたこと。バンド名を見かけてもらえたこと。そして、自分たちで考えたものを形にできたこと。
その体験まで含めると、40本を作ってよかったと思えます。
あと40本くらいでちょうどよかったとも思います。
小ロットの自主制作は、趣味バンドと相性がいい
本格的な物販をするなら、業者への発注、大量生産、単価、在庫まできちんと考える必要があります。
一方で、趣味としてバンド活動をしていて、「作ること自体が楽しい」と思えるなら、小ロットの自主制作はかなり相性が良いです。
無理に売上へつなげなくてもいい。必要な数だけ作り、その日のライブで誰かが使ってくれたらうれしい。
野外ライブや夏場のイベントで、低予算の配布物を考えているなら、手作りうちわは一度試してみる価値があると思います。
宣伝?
こすもえらしぃってこんなバンド
大分県を拠点に、オリジナル曲を中心に活動する女性ボーカル5人組ポップバンド。
「ポップでかわいい」「ちょっと切ない」「耳が心地いい」と評される、キャッチーなメロディと独自のアレンジを加えた楽曲を制作。
宇宙が大好きなメンバーによって結成され、日常や未来をテーマにしたオリジナル曲を届けています。
ホームページも作ってます。
最初のグッズが無料のうちわのバンドってどんなバンド?と思ったらちょっと見てみてください。
ちなみに、こちらのホームページは維持費も製作も無料です。
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