
2022年春アニメ61作品の原作元メディア統計から見えてくる未来
前回の続きの記事です。前回、2022年春アニメ公式Twitterフォロワー数の増加ランキング1位〜10位の原作元を調べてみたところ、ジャンプ+作品が3つあり、ネット配信漫画原作というカテゴリでわけると10作品のうち4作品もあったということで「ネット配信漫画すごい!」という記事でした。
ただ前回は1位〜10位のみだったので今回は2022年春アニメほぼ全ての61作品の統計をとってみました。
まずデータ表を作ります。アニメ作品リストはAnimeAPIより。出版社、掲載雑誌、レーベル等はwikipediaから取得しています。最初はネット配信漫画だったものが雑誌連載に移行した・・のような重なっているものは最初の連載メディアを優先して書いています。
出版社別の統計
1位 小学館、1位 KADOKAWA、3位 集英社、 講談社 とこちらは大手出版社がならんでおり特に違和感のないランキングになっています。KADOKAWAは今作では2作品の「小説家になろう」作品(「史上最強の大魔王、村人Aに転生する」「盾の勇者の成り上がり」)を出版化しておりそこが1位に浮上している要因であると思います。
掲載雑誌、レーベル等」の統計
1位は「小説家になろう」で5作品、2位が「ジャンプ+」の3作品でネットオリジナルメディアが1位、2位となっています。1位のからくりは、「小説家になろう」の出版先は固定化されてないので先程の出版社別ランキングでは顕著になろう系の覇気が見えなかったですが、こうやって掲載媒体順で見てみると今期も実質的には「なろう系」が強いと言ってもよいでしょう。
2位のジャンプ+も前回の記事で紹介したとおりアプリ配信漫画媒体なので、このグラフから今期がネット発の原作が主流になるターニングポイントなのでは?と推測されます。(実際にはもっと前からあったかもしれないですがそれは今後時間があれば調査)
原作掲載メディア別統計
1位 紙=雑誌 40% 、2位 ネット 25%、3位 オリジナルアニメ作品 21% となっており、まだまだ紙雑誌が強いものの2位のネット発作品もかなりのシェアをしめており、今後1位と2位の逆転が数年以内のどこかのタイミングで起こるのでは?と推測されます。その時が新たなアニメ市場の明確なターニングポイントであり、SNS+漫画配信+アニメ放送を組み合わせたマーケットの拡大の主流化と雑誌市場の新たな戦いの時になるのではと思います。




