
GeminiでAIエージェントを作る方法|Gemの設定から誤判定の直し方まで画像74枚で解説
- 割引あり
GeminiでAIエージェントを作る方法を、パソコンが得意ではない方でも最後まで進められるように、実際の画面と図解74枚で説明します。
作るのは、定例会の文字起こしを読んで、決定事項・根拠表・週次報告の下書き・品質点検の4部構成で返す「議事録・週次報告エージェント」です。

上の画像は、実際に作ったGemの設定画面です。名前・説明・カスタム指示・知識ファイルの4か所を埋めれば完成します。
この記事で分かることは、次の6つです。
Gem・NotebookLM・Workspace・Antigravityの違いと使い分け
Gemの作り方(名前・説明・カスタム指示・知識ファイル)
知識ファイル3つの作り方と、.mdファイルの保存方法
初回の回答に残った誤りと、直すための修正文(全文)
Antigravityアプリでファイルとして残す方法
顧客へ納品するときのアカウント・共有範囲・確認9項目

GeminiでAIエージェントを作る方法を調べると、Gem、NotebookLM、Google Workspace、Antigravityなど複数の言葉が出てきます。どれも便利ですが、役割は同じではありません。

この記事では、ブラウザから作れるカスタムGemを主役にします。会議のあとに決定事項と担当者を拾い直す仕事は、業種や職種を問わずどの会社にもあります。


先に答えを言うと、初心者がGeminiでAIエージェントを作る最短ルートは、Gemへ「役割・仕事・参照資料・出力形式・禁止事項・確認方法」を登録し、同じ仕事を繰り返せる状態にすることです。
実機検証では、見逃しやすい失敗が起きました。初回の回答は自分で9項目すべて「PASS」と判定したのに、「来週中くらい」という見込みの発言を期限として書き、根拠表には発言の時刻が1つもありませんでした。


この失敗と直し方を、設定値そのものと一緒に公開します。
【この記事の検証条件】
検証日: 2026年9月16日(GemとAntigravityアプリ)
検証環境: GeminiのカスタムGem/業務用Googleアカウントでログイン(アドレスは info@●●●●●●●.com と伏せています)
Antigravityアプリ(ローカル実行)でも同じ3資料を使用
資料はすべて架空。実在の会社や人物の情報は含みません
社外送信、タスク登録、公開、削除は不許可
AIエージェントとは?Geminiで作る前に押さえる基本用語7つ
ここを読んでおけば、最後まで意味が分かります。分からない言葉が出てきたら、この章へ戻ってきてください。
この章で扱う内容は次のとおりです。
AIエージェントとは何か、チャットとの違い
Gem・カスタム指示・知識ファイルとは
.mdファイルとは何か
Gemの中では何が働いているのか
AIエージェントとは?普通のチャットとの違い
AIエージェントは、目的と手順を先に決めておき、資料を読んで決まった形の答えを返すAIの仕組みです。
毎回ゼロから頼むのではなく、読む資料と返す形式を先に決めておきます。
Gem・カスタム指示・知識ファイルとは?

Gemは、役割と手順を保存しておける自分専用のGeminiです。毎回「あなたは議事録の担当で、根拠を書いてください」と貼らなくても、同じ役割で会話を始められます。
.mdファイルとは?メモ帳でも開けるMarkdownの文章ファイル
.md(エムディー)は、Markdown(マークダウン)という形式の、ただの文章ファイルです。プログラムではないので、メモ帳やテキストエディットで開いて直せます。

拡張子が違うだけで、AIだけが読める特殊なファイルではありません。
Gemの中では何が働いているのか
Gemの設定は、難しいプログラムではありません。3つの書類を読み合わせて答えを作っているだけです。


カスタム指示は仕事の手順書、知識ファイルは会社資料、最初に送るメッセージは今回の依頼票です。
Gem・NotebookLM・Workspace・Antigravityの違い
4つの名前を機能の多さで比べず、「どこで仕事を受け、何を成果物として残すか」で使い分けます。
Gemは繰り返す指示、NotebookLMは資料の理解、Workspace連携は日常業務の書類、Antigravityはローカルファイルの作成と検証を担います。
名称や提供形態は変わることがあるため、古い記事の手順をそのまま写さず、公式の最新案内を確認してください。
初心者はどこから始めるべきか

この記事では、最も再現しやすいWeb版Gemを主役にします。ローカル実行は別レイヤーとして扱います。
この線引きをしないと、「Gemを作ったのにファイルが保存されない」という誤解が起きます。
1. GeminiでAIエージェントを作る流れ|全7ステップの全体像
前半はブラウザのGem、後半はファイルで残したい人向けのAntigravityです。
この章で扱う内容は次のとおりです。
AIエージェントの作り方は7ステップ
知識ファイルを3つに分ける理由
今回の題材と、わざと混ぜた5つの落とし穴
AIエージェントの作り方は7ステップ

所要時間は、初めてでも1時間ほどです。2回目からは、文字起こしを差し替えて短い依頼を送るだけです。
知識ファイルを3つに分ける|毎回替えるものと、使い回すもの

会議の記録とルールを一つのファイルへ混ぜないのがポイントです。毎週の会議では文字起こしだけを交換し、社内ルールと品質基準は使い回せます。
今回の題材|わざと落とし穴を混ぜた文字起こし

人間が転記するときに間違えやすいところを、わざと混ぜてあります。この5つをAIがどう扱ったかを、実物で見ていきます。
参加者名簿が、報告書の人名をそろえます

同じ人が「佐藤」「さとう」「美咲さん」と別々に出てくるのは、録音ツールの表示どおりなので普通です。この1枚があるかどうかで、報告書の人名がそろうかどうかが決まります。
安全ルールが、推測で埋めることを止めます

「不足情報は要確認と書く」の1行が、いちばん効きます。
2. Geminiで精度が落ちる4つの現象|PASSなのに不合格
ここでは現象まで説明します。具体的な直し方と修正文は有料エリアに置きます。
この章で扱う内容は次のとおりです。
現象1: PASSなのに不合格
現象2: 知識ファイルと一般知識が混ざる
現象3: 自己点検が形だけになる
現象4: Gemだけでは成果物ファイルが残らない
現象1: PASSなのに不合格|自己申告は信用しない
初回の回答は、自分で9項目すべて「PASS」と判定しました。それでも、誤りが3つ残っていました。

「資料にある表現のまま」なのは本当です。しかし品質基準が求めているのは、決まっていない期限を「要確認」にすることです。
表現を変えていないことと、決まっていないものを決まったように扱わないことは別です。
現象2: 知識ファイルと一般知識が混ざる
「添付資料だけを根拠にする」「発言にない担当者や期限を補わない」を書かないと、一般論が混ざります。

さらに根拠表を作らせ、人間が1行ずつ文字起こしと照合します。
現象3: 自己点検が形だけになる
PASSまたはFAILを書かせるだけでは、誤判定が起きます。

今回の検証では、「時刻を明記するよう修正しました」と点検に書かれたのに、根拠表に時刻は入っていませんでした。
現象4: Gemだけでは成果物ファイルが残らない
チャットの回答をGoogleドキュメントへ移す運用で足りるなら、Gemのままで構いません。

4つのファイルへ分けて保存する、検証スクリプトで欠品を確かめる、といった要件が出たら、Antigravityアプリへ進みます。

──── ここから先で手に入るもの ────
Gemの設定値の全文(名前・説明・カスタム指示)
知識ファイル3点の作り方と、.mdファイルの保存手順
最初に送る実行指示と、初回回答の実物
誤りを直す修正文の全文と、直った結果の実物
Antigravityアプリでファイルとして残す手順
顧客へ納品するときの確認9項目と、保守・更新の決め方
※ 画面や仕様は変更される可能性があります。公開時点の画面と公式情報を確認してください。
3. 知識ファイルの作り方|.mdファイルをMacとWindowsで作る
Gemに登録する3つの資料は、パソコンにもともと入っているアプリだけで作れます。