
総合商社からの転職はなぜ難しいのか
総合商社から転職するのは難しい。
そんな話を聞いたことはありませんか?
総合商社で働いていても
キャリアや現業、働き方に悩み
転職を検討する人は少なくありません。
むしろ新しいことに挑戦したいという気概を持っている人が多いため、
とりあえずビズ◯ーチに登録している、という人が大半でしょう。
ただその多くの人は転職まで踏み切れず、
現職に不満を持ちながらも働き続けます。
人気と言われる総合商社からの転職にも関わらず、
希望通りに転職できないのは何故でしょうか?
今回は私の転職活動の経験をふまえて感じた、総合商社から転職することの難しさを書いていきたいと思います。
①年収が上がる選択肢が少ない
転職するうえで年収はまず気になるポイントです。
年収が下がっていいから行きたいと言うときはよっぽどその業界や
仕事に熱量が無いと選択することは難しく、
業界は決めてないけど転職したい!という人にとって年収ダウンは痛手です。
ここで東洋経済が2023年3月発表した平均年収ランキングを見てみましょう。

上位10社のうち4社も総合商社がランクインしています。
総合商社の年収は日系企業の中でもかなり上位になるため
現状維持、もしくはアップを狙うとなると外コンや外銀を目指すほかありません。
なんとなく転職を検討している人が
総合商社よりも激務と言われる外資コンサルや外銀で頑張るほどの熱意はありません。
社内で他の部署への異動希望出すか。。
大体の総合商社マンがこの思考になり、転職という選択肢が消えます。
この業界の仕事をしたい!
という明確な目標がない場合、多くはまずこの年収の壁が大きな課題となります。
②専門性がない
総合商社の仕事は大きく二つあります。
1.トレーディング
2.事業投資
事業投資はともかく、
トレーディングは商社特有の商売形態であるため
他業界で即戦力として働くためのスキルが身につくとはいえません。
(余談ですがトレーディングの苦労って他業界ではわかりにくいんですよね。
トレーディングだけをやっていても
成果や苦労が見えにくく評価されにくいです)
商社マンの能力が低いと言いたいわけではありません。
マネジメント能力
コミュニケーション能力
他にも、地頭がよく処理能力が高い、
適応力が高い人も多いでしょう。
しかしこれらは「汎用」スキルなので、同じ企業に転職したいと考えているライバルも保有していることが多く、差別化が難しいのです。
即戦力が求められる中途採用で、
これらをアピールしても評価はされにくく、
需要が高いとはいえません。
むしろ商社という特殊な経験が長いほど
転職市場での価値は下がります。
③辞めるほどの理由がない
まとめると、強い気持ちがない限り
辞めるという選択肢は難しいと思います。
どちらかといえば転職したい、
という気持ちであれば総合商社からの転職はしない方がいいかと。
現状に満足できず、
コンサルやコンサルやコンサルに転職していく
同期や先輩方を見てきましたが
商社時代より拘束時間は伸び、
後悔している人が少なくありません。
これまで記載したことに私も悩み、
これだ!という目標がないまま
なんとなく転職活動を始めました。
幸いにも良い出会いがあり、
興味を持った会社から内定をいただいたので、
転職を決意しましたが、
この会社以外は行きたいと思うところはなく
ダメだったら総合商社で働き続けていたと思います。
具体的な転職活動の内容については、
また次回で書きたいと思います。
それでは!