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第6講 むンドペヌロッパ語系民族の広がり【䞖界史講2024幎新版】

    6-1 むンドペヌロッパ語系の人々の南䞋ずパンゞャヌブ地方の倉化


    KEYWORDS


    1:むンドペヌロッパ語系
    2:銬にひかせた二茪戊車
    3:アヌリダ人
    4:カむバル峠
    5:ノェヌダ
    6:バラモン
    7:リグノェヌダ
    8:口䌝
    9:バラモン教
    10:ノェヌダ時代
    11:クシャトリダ
    12:ノァむシャ
    13:シュヌドラ
    14:ノァルナ
    15:䞍可觊民
    16:ゞャヌティ
    17:カヌスト制床
    18:シンハラ人



    先生: 今日はむンド史の重芁な郚分、「1:むンドペヌロッパ語系の人々の南䞋ずパンゞャヌブ地方の倉化」に぀いお話したしょう。たず、この1:むンドペヌロッパ語系ずは䜕か、ご存知ですか

    セカコ: テキストによるず、叀代の民族で、䞻にカスピ海北岞の草原地垯に䜏んでいた集団です。圌らが倧芏暡な移動を始めた理由は䜕だったのでしょうか

    先生: この移動の䞻な理由は、気候の寒冷化や也燥化です。さらに、圌らは牧畜民で、前4千幎玀ころから銬を飌い始め、特に前2千幎玀には「2:銬にひかせた二茪戊車」を甚いお、広範囲にわたり拡倧したした。この技術は西はギリシアから東は䞭囜たで広がりたしたが、この点に぀いおはどう思いたすか

    セカコ: それは戊術的に倧きな進歩だったず思いたす。二茪戊車は移動ず戊闘に倧きな利点をもたらしたでしょう。

    先生: このむンドペヌロッパ語系の民族のうち南ぞ向かった人々を「3:アヌリダ人」ず呌びたす。圌らは、特にむンドにおいお重芁な圹割を果たしたした。アヌリダ人がむンドに入る際に重芁な圹割を果たしたのは、どの地理的な地点だったかご存知ですか

    セカコ: 「4:カむバル峠」ですね。圌らはこの峠を超えお、むンダス川䞭流域のパンゞャヌブ地方を埁服したした。

    先生: アヌリダ人はむンドにおいお、特に宗教的な偎面で顕著な圱響を䞎えたした。圌らは「5:ノェヌダ」ず呌ばれる賛歌集を䜜成し、これが埌のむンド文化や宗教に深い圱響を䞎えたした。ノェヌダの䞭で最も叀いずされるのは䜕でしょう

    セカコ: 「7:リグノェヌダ」です。

    先生: ノェヌダは「8:口䌝」され、これにより「6:バラモン」ず呌ばれる祭叞階玚の暩嚁が高たりたした。この時代を䜕ず呌ぶかご存知ですか

    セカコ: テキストによるず、「10:ノェヌダ時代」ず呌ばれたす。

    先生: アヌリダ人の瀟䌚は身分制によっお構成されおいたした。その䞭で、祭祀を叞る身分は「6:バラモン」、戊士身分は「11:クシャトリダ」、商人や庶民は「12:ノァむシャ」、そしお埁服されたドラノィダ系の人々を含む倚様な集団を含んだ第四の身分は䜕だったか知っおいたすか

    セカコ: 「13:シュヌドラ」ですね。圌らは最䞋局に䜍眮付けられたず聞いおいたす。

    先生: これら四぀の身分を総称しお「14:ノァルナ」ず呌び、このノァルナ制は埌にむンドの瀟䌚制床の基瀎を圢成したした。さらに、グプタ朝の時代には、ノァルナの倖に「15:䞍可觊民」が䜍眮付けられたした。むンドの瀟䌚生掻においお、職業を基準ずした内婚集団は䜕ず呌ばれおいたか芚えおいたすか

    セカコ: それは「16:ゞャヌティ」です。ノァルナずゞャヌティは結び぀いおむンドの瀟䌚生掻を芏定しおいたしたね。

    先生: 玠晎らしい理解です。そしお、ポルトガル人がむンドに来た際、圌らはこの身分制床を「17:カヌスト制床」ず呌びたした。

    セカコ: 「スクヌルカヌスト」ずいう蚀葉がありたすけど、関係がありたすか。

    先生: 「スクヌルカヌスト」は、孊校内における生埒の人間関係を、カヌスト制床になぞらえた抂念ですが、私はあたり奜きではありたせん。䜿っお欲しくない抂念だず思いたす。

    セカコ: どうしおでしょうか。

    先生: そもそもカヌスト制床ずいうのは、批刀されるべき抂念です。埌で孊習する仏教の開祖ガりタマシッダヌルタは、カヌストは人間の心の迷いが䜜り出した虚像で、実際には存圚しないず考えたした。私もその通りだず思いたす。

    セカコ: スクヌルカヌストも実際には存圚しないずいうこずでしょうか。

    先生: そうですね。そのように呌ばなければ芋えない枠組みを、そう呌ぶこずで芋おしたっおいるものだず思いたす。

    セカコ: なるほど。

    先生: 「スクヌルカヌスト」の話は䞀旊おいおおいお、䞖界史の孊習に戻りたしょう。長い時間をかけお、セむロン島の文化や蚀語にむンドペヌロッパ語系、特にアヌリダ系の圱響が芋られるようになりたした。この圱響を受けたセむロン島の民族、特に蚀語的にはアヌリダ系に分類される民族は䜕ず呌ばれおいるかご存知ですか

    セカコ: はい、圌らは「18:シンハラ人」ず呌ばれたす。歎史を通じおドラノィダ系のタミル人ずの関係は耇雑で、時には察立や競合がありたした。圌らがシンハラ王囜を圢成したのは、倚様な歎史的プロセスず盞互䜜甚の結果ですね。

    先生: そうですね。



    むンドペヌロッパ語系の人々の南䞋


     
    前ニ千幎玀のはじめ頃、カスピ海北岞付近の草原地垯にいた1:むンドペヌロッパ語系の民族が、気候の寒冷化や也燥化の圱響により、倧芏暡な移動をはじめた。

     ロシア南郚のクルガン文化がむンドペヌロッパ語系民族の源流であるずする説をクルガン仮説ずいう。

     内陞ナヌラシア草原地垯の人々は、もずもず矊などを飌う牧畜民だった。前4千幎玀ころから銬も飌いはじめ、前2千幎玀には2:銬にひかせた二茪戊車を甚いお、各地を埁服した。銬にひかせた二茪戊車の技術ず戊車戊術は、西はギリシアから東は䞭囜たで広がる。

    アヌリダ人の南䞋


     むンドペヌロッパ語系の民族うち南ぞ向かった人々を3:アヌリダ人ずいい、戊車戊術を掻甚しおむランやむンドの各地を埁服した。圌らの蚀語はむンドむラン語掟。氏族制の父系瀟䌚をも぀。

    広矩にはむンドペヌロッパ語系の民族党般を指す。

     むンドに向かったアヌリダ人は前1500幎頃、4:カむバル峠を超えおむンダス川䞭流域のパンゞャヌブ地方を埁服し、牧畜を基盀ずする独自の郚族瀟䌚を圢成した。

     むランに向かったアヌリダ人は、むラン高原を䞭心に牧畜を基盀ずする郚族瀟䌚を圢成した。

    むンド北西郚のアヌリダ化


     パンゞャヌブ地方には、もずもずむンド䞭南郚ず同じドラノィダ語系の民族が䜏んでいた。むンダス文明の担い手に぀いおは、ドラノィダ語系の可胜性も含めお、耇数の仮説が存圚する。北郚のドラノィダ系䜏民の倚くは、アヌリダ人に埁服された。

     アヌリダ人は倪陜や雷などの自然神を厇拝し、自然神をたたえる賛歌をずなえるこずのできる祭叞階玚がもっずも高い身分ずされた。アヌリダ人の瀟䌚では賛歌を5:ノェヌダ、祭叞階玚を6:バラモンずいう。

     最も叀いずされる『7:リグノェヌダ』のほか、『サヌマノェヌダ』、『ダゞュルノェヌダ』、『アタルノァノェヌダ』などのノェヌダ賛歌集が珟圚に䌝わる。ノェヌダ語は、のちのサンスクリット語の母䜓ずなった。アヌリダ人は、文字を持たず、ノェヌダは8:口䌝され、バラモンの暩嚁を高めた。

     ノェヌダを聖兞ずし祭匏を重んじるこの宗教を9:バラモン教ずよび、前1500幎頃から前600幎頃たで、ノェヌダをずなえる階玚ずしおバラモンが瀟䌚を指導した時代を10:ノェヌダ時代ずよぶ。

    アヌリダ人ず身分制

     他のむンドペヌロッパ語系民族ず同様、アヌリダ人は、祭祀を぀かさどる身分のちのブラフマナ、11:バラモン、戊いを぀かさどる王䟯戊士身分のちの12:クシャトリダ、商人やその他の庶民のちの13:ノァむシャの䞉぀の身分に分かれおいた。埁服したドラノィダ系の人びずを䞭心に、第四の身分のちの14:シュヌドラが圢成され、最䞋局に䜍眮づけられた。

     ぀の身分を14:ノァルナずよび、この四身分からなる瀟䌚制床をノァルナ制ずいう。のちのグプタ朝の時代にはノァルナの倖に15:䞍可觊民がおかれた。

     10䞖玀頃になるず、ノァルナ制は職業を基準ずした内婚集団である16:ゞャヌティず結び぀き、むンドの瀟䌚生掻を芏定した。あわせおノァルナゞャヌティ制ず呌ぶ.

     のちにむンドにやっおきたポルトガル人はこの身分制床を17:カヌスト制床ずよんだ。

    むンドペヌロッパ語系のセむロンぞの圱響


     長い時間をかけお、セむロン島の文化や蚀語にもむンドペヌロッパ語系、特にアヌリダ系の圱響が芋られるようになった。この圱響を受けたセむロン島の民族、特に蚀語的にはアヌリダ系に分類される民族は18:シンハラ人」ず呌ばれ、ドラノィダ系のタミル人ず察立や競合を含む耇雑な歎史を展開しながら、シンハラ王囜を圢成した。


    6-2 二茪戊車時代のオリ゚ント䞊び立぀倧囜

    1:ヒッタむト人
    2:アナトリア高原
    3:補鉄技術
    4:ハットゥシャ
    5:ザグロス山脈
    6:カッシヌト人
    7:フルリ人
    8:ミタンニ王囜
    9:アッシリア王囜
    10:新王囜
    11:アモンラヌ
    12:朚材
    13:金
    14:カナヌン人
    15:アメンホテプ4侖
    16:テル゚ルアマルナ 17:アテンアトン
    18:むクナヌトンアク゚ンアテン
    19:アマルナ矎術
    20:ネフェルティティ
    21:ツタンカヌメン
    22:ラメセス2䞖ラメス2䞖
    23:ヌビア
    24:カデシュの戊い
    25:アブシンベル神殿


    ヒッタむトの台頭


     むンドペヌロッパ語系の1:ヒッタむト人は、前17䞖玀半ばに銬にひかせた二茪戊車をもちいお2:アナトリア高原に勢力を䌞ばし、ラバルナ1䞖がヒッタむト王囜を建おた。
     
     ヒッタむト人は先䜏民ハッティ人を埁服し、既存の金属加工技術を取り入れた。圌らは3:補鉄技術を発達させたが、これは青銅噚時代の終わり頃のこずで、鉄噚の䜿甚はヒッタむト文明の衰退埌に䞀般的になった。

     ハットゥシリ1䞖は4:ハットゥシャ珟ボアズキョむを再建し郜ずした。

     前16䞖玀前1600-1501、ムルシリ1䞖のずき叀バビロニア王囜バビロン第䞀王朝を滅がした。

     その埌、メ゜ポタミア南郚にあたるバビロニアには、5:ザグロス山脈から出おきた民族系統䞍明の6:カッシヌト人がバビロン第䞉王朝前16䞖玀から前12䞖玀をたおた。

    ミタンニ王囜


     メ゜ポタミア北郚には、銬の調教技術をもったコヌカサス諞語系の民族7:フルリ人が䜏んでいたが、新たに勢力を䌞ばした8:ミタンニ王囜が圌らを埓えた。

     ミタンニ王囜は、ティグリス川䞭流域の郜垂アッシュヌルを拠点に亀易を営むアッシリア人も服属させ、先䜏のフルリ人やアムル人ず条玄を結んで統治する、倚民族王朝であった。

     オリ゚ントにぱゞプト新王囜、ヒッタむト、ミタンニ、カッシヌトの四囜が䞊び立ったが、ミタンニ王囜は前14䞖玀にヒッタむトに敗れ、前13䞖玀には自立した9:アッシリア王囜に滅がされ、䜵合されたた。

    ゚ゞプト新王囜

     ゚ゞプトでは、䞭王囜時代の末にアゞア系諞民族の混成集団であるヒク゜スが銬にひかせた戊車を甚いお䟵入した。異民族支配ののち、前16䞖玀前1600-1501に、戊車戊術をずずのえた10:新王囜第18王朝から第20王朝がテヌベを郜に成立し、ヒク゜スを远い出しお゚ゞプトを再統䞀した。

     この王朝では倪陜神ラヌず銖郜テヌベの郜垂神アモンが結び぀いた11:アモンラヌが信仰された。 第18王朝の女王ハトシェプストは、内政を充実させ、囜力を高めた。

     埌継者ずなったトトメス3䞖は、北は12:朚材の産地であるシリア、南は13:金の産地である23:ヌビアスヌダンを埁服しお領土を最倧に広げ、新王囜を軍事的な広域垝囜ぞず発展させた。 シリア方面では14:カナヌン人が亀易に埓事し、新王囜の経枈を支えた。

    アメンホテプ4䞖の宗教改革

     第18王朝の15:アメンホテプ4䞖は宗教改革を志し、アモンラヌの神官団が暩力をにぎるテヌベを離れお(16:テル゚ルアマルナ)に新郜を造営した。圌は唯䞀神(17:アテンアトン)ぞの信仰を打ち出し、アテンの尊敬者を意味する(18:むクナヌトンアク゚ンアテン)を名乗った。

     叀い慣習から解き攟たれた新郜アマルナでは写実的な(19:アマルナ矎術)が開化した。王劃(20:ネフェルティティ)の圫像はその写実性の高さを今に䌝える。 かれの死埌、幌少の(21:ツタンカヌメン)が即䜍するず郜はテヌベに戻され、改革も吊定されたが、人類史においお最初の䞀神教を創始した意矩は倧きい。

     アマルナ遺跡から楔圢文字が刻たれた粘土板文曞が出土した。これは圓時のオリ゚ント諞囜ずの倖亀文曞であり、アマルナ文曞ずよばれる。

    ラメセス2䞖ラメス2䞖の時代


     前13䞖玀前1300-1201には第19王朝が成立し、圚䜍66幎に及んだ(22:ラメセス2䞖ラメス2䞖)の時代に、゚ゞプト新王囜の囜力は最盛期をむかえた。

     ラメセス2䞖は、ナむル䞊流の金の産地23:ヌビアや、地䞭海東岞のシリアに遠埁し、24:カデシュの戊いでヒッタむト王囜のムワタリ2䞖ず亀戊し、珟存する最叀の講和条玄をむすんだ。 ラメセス2䞖はナむル䞊流の壮麗な25:アブシンベル神殿をはじめ、倚数の神殿を建蚭した。


    コラムアスワンハむダムの建蚭ず䞖界遺産の誕生

     ゚ゞプトのナむル川にそびえ立぀アスワンハむダムは、単なる巚倧な建造物に留たらない、歎史的な意矩を持っおいたす。このダムの建蚭は、20䞖玀の䞭頃、゚ゞプト経枈の発展ず政治的動向に深く根差しおおり、たた驚くべきこずに、䞖界遺産の抂念の誕生にも倧きく寄䞎しおいたす。

     1950幎代、゚ゞプト政府は措氎管理、灌挑、そしお電力䟛絊のために、アスワンハむダムの建蚭を決定したした。しかし、資金調達は困難を極め、アメリカずむギリスの支揎が政治的理由で撀回された埌、゜ビ゚ト連邊がこの巚倧プロゞェクトの救䞖䞻ずなりたした。1960幎に着工し、10幎の歳月を経お、1970幎にこの壮倧なダムが完成したした。

     しかし、ダム建蚭の最も顕著な圱響は、゚ゞプトの地圢や経枈に察するものだけではありたせんでした。このプロゞェクトがもたらしたもう䞀぀の重倧な結果は、叀代゚ゞプトの貎重な遺跡、特にアブ・シンベル神殿が氎没の危機に瀕したこずです。これは囜際瀟䌚に衝撃を䞎え、UNESCOが「ナむル救枈キャンペヌン」を開始するきっかけずなりたした。この運動は、遺跡を珟圚地よりも高い堎所に移動させるずいう前代未聞の詊みであり、囜際的な協力のもず移築は成功したした。

     この経隓が、䞖界遺産ずいう抂念ぞず぀ながりたす。アブ・シンベル神殿を含む他の遺跡の救枈䜜業は、文化的・歎史的遺産を保護するための囜際的な取り組みの重芁性を浮き圫りにし、その埌の䞖界遺産条玄の成立に倧きな圱響を䞎えたした。

     アスワンハむダムの建蚭は、゚ゞプトの瀟䌚経枈における重芁な転換点であるず同時に、䞖界文化遺産の保存ずいう新たな抂念の誕生にも寄䞎したした。このダムがもたらした倚面的な圱響は、単なる建築物の範疇を超え、䞖界遺産ずいう貎重な遺産を埌䞖に残すきっかけを䜜ったのです。




    6-3二茪戊車時代の東地䞭海地域 ミケヌネ文明の成立

    KEYWORDS

    1:アカむア人
    2:ミケヌネ文明
    3:シュリヌマン
    4:叀代ぞの情熱
    5:ミケヌネ
    6:ティリンス
    7:ピュロス
    8:貢玍王政
    9:線文字B
    10:ノェントリス
    11:むヌリアス
    12:オデュッセむア
    13:トロむア戊争
    14:海の民
    15:暗黒時代
    16:ドヌリア人
    17:鉄噚時代


    ミケヌネ文明

     印欧語系の人々のうち、ペヌロッパに入った人々は、のちにゲルマン人やスラノ人、ケルト人、ラテン人などにわかれた。バルカン半島を南䞋した印欧語系ギリシア人の䞀掟1:アカむア人は、地䞭海の亀流および先行するクレタ文明の圱響を受けお、前1600幎頃にギリシア本土で成立した2:ミケヌネ文明で䞭心的な圹割を果たしたした。

     ドむツの実業家・考叀孊者3:シュリヌマンが、トロむア文明ずずもに発掘した。その様子は著曞『4:叀代ぞの情熱』に述べられおいる。

     ペロポネ゜ス半島北東郚に䜍眮する5:ミケヌネが䞭心であった。シュリヌマンが発掘した王宮は、獅子門を持぀巚倧な城壁で囲たれおいた。黄金のマスクなど貎金属品が出土した。

     ミケヌネの他、6:ティリンス、7:ピュロスなど城塞郜垂の遺構が発掘されおいる。

     城塞郜垂に䜏む王が、呚蟺の村萜を支配し、蟲産物や歊噚などの工芞品を貢玍させる8:貢玍王政ずよばれるしくみで地域䞀䜓を支配した。

     ミケヌネ文明ではクレタ文明の線文字Aを改良した9:線文字Bが甚いられた。英囜の建築家10:ノェントリスによっお解読され、この文字がギリシア語を衚すこずが蚌明された。

     ホメロスの叙事詩『11:むヌリアス』や『12:オデュッセむア』に描かれたように、䌝承によれば前1200幎頃、゚ヌゲ海の東岞に栄えたトロむア文明ずの間に13:トロむア戊争がおこった。

     ホメロスの叙事詩『11:むヌリアス』ず『12:オデュッセむア』は、神話的な物語であり、゚ヌゲ海の東岞にある䌝説䞊のトロむアずの戊争13:トロむア戊争を描いおいる。歎史的な事実ずしおの13:トロむア戊争の実圚は確認されおいないが、これらの物語は叀代ギリシア文化に倧きな圱響を䞎えた。

     前1200幎頃、城塞や宮殿は砎壊され、ミケヌネ文明の諞王朝は぀ぎ぀ぎに厩壊した。原因は諞説ある。

    鉄噚時代ぞ


     ミケヌネ文明滅亡埌流出した人々も加わっおいたずされる「14:海の民」の掻動や新たな民族移動による激動期を迎え、以埌400幎ほどの間、ギリシア本土は15:暗黒時代ず称される混乱の時代ずなった。この間、16:ドヌリア人が鉄噚をもっお南䞋したギリシアは、17:鉄噚時代に移行した。

    緎習問題−

    問題

    前ニ千幎玀のはじめ頃、カスピ海北岞付近の草原地垯にいた1の民族が、気候の寒冷化や也燥化の圱響により、倧芏暡な移動をはじめた。内陞ナヌラシア草原地垯の人々は、もずもず矊などを飌う牧畜民だったが、前4千幎玀ころから銬も飌いはじめ、前2千幎玀には2を甚いお

    、各地を埁服した。この技術ず戊車戊術は、西はギリシアから東は䞭囜たで広がる。

    3はむンドペヌロッパ語系の民族うち南ぞ向かった人々で、戊車戊術を掻甚しおむランやむンドの各地を埁服した。圌らの蚀語はむンドむラン語掟。氏族制の父系瀟䌚をも぀。むンドに向かったアヌリダ人は前1500幎頃、4を超えおむンダス川䞭流域のパンゞャヌブ地方を埁服し、牧畜を基盀ずする独自の郚族瀟䌚を圢成した。

    アヌリダ人は倪陜や雷などの自然神を厇拝し、自然神をたたえる賛歌をずなえるこずのできる祭叞階玚がもっずも高い身分ずされた。アヌリダ人の瀟䌚では賛歌を5、祭叞階玚を6ずいう。最も叀いずされる『7』のほか、『サヌマノェヌダ』、『ダゞュルノェヌダ』、『アタルノァノェヌダ』などのノェヌダ賛歌集が珟圚に䌝わる。ノェヌダ語は、のちのサンスクリット語の母䜓ずなった。アヌリダ人は、文字を持たず、ノェヌダは8され、バラモンの暩嚁を高めた。ノェヌダを聖兞ずし祭匏を重んじるこの宗教を9ずよび、前1500幎頃から前600幎頃たで、ノェヌダをずなえる階玚ずしおバラモンが瀟䌚を指導した時代を10ずよぶ。

    他のむンドペヌロッパ語系民族ず同様、アヌリダ人は、祭祀を぀かさどる身分のちのブラフマナ、11、戊いを぀かさどる王䟯戊士身分のちの12、商人やその他の庶民のちの13の䞉぀の身分に分かれおいた。埁服したドラノィダ系の人びずを䞭心に、第四の身分のちの14が圢成され、最䞋局に䜍眮づけられた。4぀の身分を15ずよび、この四身分からなる瀟䌚制床をノァルナ制ずいう。のちのグプタ朝の時代にはノァルナの倖に16がおかれた。

    10䞖玀頃になるず、ノァルナ制は職業を基準ずした内婚集団である17ず結び぀き、むンドの瀟䌚生掻を芏定した。あわせおノァルナゞャヌティ制ず呌ぶ。のちにむンドにやっおきたポルトガル人は、この身分制床を18ずよんだ。

    アヌリダ人の䞀郚は前5䞖玀頃にセむロン島に達し、19ず呌ばれる。圌らは先䜏のドラノィダ系タミル人ず争い぀぀、前3䞖玀頃にシンハラ王囜を建おた。

    解答

    1. むンドペヌロッパ語系

    2. 銬にひかせた二茪戊車

    3. アヌリダ人

    4. カむバル峠

    5. ノェヌダ

    6. バラモン

    7. リグノェヌダ

    8. 口䌝

    9. バラモン教

    10. ノェヌダ時代

    11. バラモン

    12. クシャトリダ

    13. ノァむシャ

    14. シュヌドラ

    15. ノァルナ

    16. 䞍可觊民

    17. ゞャヌティ

    18. カヌスト制床

    19. シンハラ人

    緎習問題−

    問題

    二茪戊車時代のオリ゚ント〜䞊び立぀倧囜〜

    1. ヒッタむトの台頭むンドペヌロッパ語系の1は、前17䞖玀半ばに銬にひかせた二茪戊車をもちいお2に勢力を䌞ばし、ラバルナ1䞖がヒッタむト王囜を建おた。

      • 圌らは先䜏民ハッティ人を埁服し、圌らが甚いおいた原始的な3を改良し、前1千幎玀埌半に䞖界で初めお実甚的な鉄噚をもちいるようになった。

      • ハットゥシリ1䞖は4珟ボアズキョむを再建し郜ずした。

      • 前16䞖玀前1600-1501、ムルシリ1䞖のずき叀バビロニア王囜バビロン第䞀王朝を滅がした。

      • その埌、メ゜ポタミア南郚にあたるバビロニアには、5から出おきた民族系統䞍明の6がバビロン第䞉王朝前16䞖玀から前12䞖玀をたおた。

    2. ミタンニ王囜メ゜ポタミア北郚には、銬の調教技術をもったコヌカサス諞語系の民族7が䜏んでいたが、新たに勢力を䌞ばした8が圌らを埓えた。

      • ミタンニ王囜は、ティグリス川䞭流域の郜垂アッシュヌルを拠点に亀易を営むアッシリア人も服属させ、先䜏のフルリ人やアムル人ず条玄を結んで統治する、倚民族王朝であった。

      • オリ゚ントにぱゞプト新王囜、ヒッタむト、ミタンニ、カッシヌトの四囜が䞊び立ったが、ミタンニ王囜は前14䞖玀にヒッタむトに敗れ、前13䞖玀には自立した9に滅がされ、䜵合された。

    3. ゚ゞプト新王囜゚ゞプトでは、䞭王囜時代の末にアゞア系諞民族の混成集団であるヒク゜スが銬にひかせた戊車を甚いお䟵入した。異民族支配ののち、前16䞖玀前1600-1501に、戊車戊術をずずのえた10第18王朝から第20王朝がテヌベを郜に成立し、ヒク゜スを远い出しお゚ゞプトを再統䞀した。

      • この王朝では倪陜神ラヌず銖郜テヌベの郜垂神アモンが結び぀いた11が信仰された。 第18王朝の女王ハトシェプストは、内政を充実させ、囜力を高めた。

      • 埌継者ずなったトトメス3䞖は、北は12の産地であるシリア、南は13の産地である23を埁服しお領土を最倧に広げ、新王囜を軍事的な広域垝囜ぞず発展させた。 シリア方面では

    14が亀易に埓事し、新王囜の経枈を支えた。

    1. 15:アメンホテプ4䞖の宗教改革第18王朝の15は宗教改革を志し、アモンラヌの神官団が暩力をにぎるテヌベを離れお16に新郜を造営した。圌は唯䞀神17ぞの信仰を打ち出し、アテンの尊敬者を意味する18を名乗った。

      • 叀い慣習から解き攟たれた新郜アマルナでは写実的な19が開化した。王劃20の圫像はその写実性の高さを今に䌝える。 かれの死埌、幌少の21が即䜍するず郜はテヌベに戻され、改革も吊定されたが、人類史においお最初の䞀神教を創始した意矩は倧きい。

    2. **22:ラメセス2䞖ラメス2䞖**の時代前13䞖玀前1300-1201には第19王朝が成立し、圚䜍66幎に及んだ22の時代に、゚ゞプト新王囜の囜力は最盛期をむかえた。

      • ラメセス2䞖は、ナむル䞊流の金の産地23や、地䞭海東岞のシリアに遠埁し、24でヒッタむト王囜のムワタリ2䞖ず亀戊し、珟存する最叀の講和条玄をむすんだ。 ラメセス2䞖はナむル䞊流の壮麗な25をはじめ、倚数の神殿を建蚭した。

    解答

    1. ヒッタむト人

    2. アナトリア高原

    3. 補鉄技術

    4. ハットゥシャ

    5. ザグロス山脈

    6. カッシヌト人

    7. フルリ人

    8. ミタンニ王囜

    9. アッシリア王囜

    10. 新王囜

    11. アモンラヌ

    12. 朚材

    13. 金

    14. カナヌン人

    15. アメンホテプ4侖

    16. テル゚ルアマルナ

    17. アテンアトン

    18. むクナヌトンアク゚ンアテン

    19. アマルナ矎術

    20. ネフェルティティ

    21. ツタンカヌメン

    22. ラメセス2䞖ラメス2䞖

    23. ヌビア

    24. カデシュの戊い

    25. アブシンベル神殿

    緎習問題−

    問題

    二茪戊車時代の東地䞭海地域〜ミケヌネ文明の成立〜

    1. 印欧語系の人々のうち、ペヌロッパに入った人々は、のちにゲルマン人やスラノ人、ケルト人、ラテン人などにわかれた。バルカン半島を南䞋した印欧語系ギリシア人の䞀掟1は、゚ヌゲ海に達し、クレタ文明の圱響を受け、前1600幎頃ギリシア本土を䞭心に2を成立させた。

      • ドむツの実業家・考叀孊者3が、トロむア文明ずずもに発掘した。その様子は著曞『4』に述べられおいる。

      • ペロポネ゜ス半島北東郚に䜍眮する5が䞭心であった。シュリヌマンが発掘した王宮は、獅子門を持぀巚倧な城壁で囲たれおいた。黄金のマスクなど貎金属品が出土した。

      • ミケヌネの他、6、7など城塞郜垂の遺構が発掘されおいる。

      • 城塞郜垂に䜏む王が、呚蟺の村萜を支配し、蟲産物や歊噚などの工芞品を貢玍させる8ずよばれるしくみで地域䞀䜓を支配した。

      • ミケヌネ文明ではクレタ文明の線文字Aを改良した9が甚いられた。英囜の建築家10によっお解読され、この文字がギリシア語を衚すこずが蚌明された。

      • ホメロスの叙事詩『11』や『12』に描かれたように、䌝承によれば前1200幎頃、゚ヌゲ海の東岞に栄えたトロむア文明ずの間に13がおこった。

      • 前1200幎頃、城塞や宮殿は砎壊され、ミケヌネ文明の諞王朝は぀ぎ぀ぎに厩壊した。原因は諞説ある。

    2. 17ミケヌネ文明滅亡埌流出した人々も加わっおいたずされる「14」の掻動や新たな民族移動による激動期を迎え、以埌400幎ほどの間、ギリシア本土は15ず称される混乱の時代ずなった。この間、16が鉄噚をもっお南䞋したギリシアは、17に移行した。

    解答

    1. アカむア人

    2. ミケヌネ文明

    3. シュリヌマン

    4. 叀代ぞの情熱

    5. ミケヌネ

    6. ティリンス

    7. ピュロス

    8. 貢玍王政

    9. 線文字B

    10. ノェントリス

    11. むヌリアス

    12. オデュッセむア

    13. トロむア戊争

    14. 海の民

    15. 暗黒時代

    16. ドヌリア人

    17. 鉄噚時代

    論題

    問題

     ゚ゞプト新王囜で前14䞖玀に行なわれた特城的な信仰改革のあらたしずその圱響に぀いお120字以内で述べよ。

    解答䟋

     アメンぞテプ䞖が䞭郚゚ゞプトのテル=゚ル=アマルナに郜を定め、埓来の神々の厇拝を犁じお䞀぀の神アテンだけを信仰する改革をおこなった。改革は王の死で終わったが、信仰改革の圱響で叀い䌝統にずらわれない写実的なアマルナ矎術が生みだされた。

    参考文献


    【䞖探704】詳説䞖界史 山川出版瀟


     
     
    䞖界史を教えおいるAKSのnoteです。新期県燕䞉条地域出身。高等孊校地歎科教員。修士(教育孊)。この倏歳になった小孊䞀幎生息子の父芪。自分らしさを倧切にしながら、子育おず仕事を䞡立しおいきたいず思いたす。

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