
抹茶ってどうして体にいいの? ── 世界が夢中になる「MATCHA」の魅力【スムージー素材紹介 vol.4】
こんにちは、東銀座・歌舞伎座近くのデーツ専門カフェ「AMAREA DATES CAFE」です。
当店のスムージーに使っている素材をご紹介するシリーズ、第4回は「抹茶」です。
「Dates Matcha & Banana(デーツ・抹茶スムージー)」に使用している、日本が世界に誇る素材です。
抹茶は私たちにとって身近な存在ですが、今や「MATCHA」として世界中で大人気。
あらためて、抹茶がほかのお茶とどう違うのか、なぜ体にいいといわれるのかを見ていきましょう。
抹茶ってどんなお茶?
煎茶とは育て方から違う
抹茶も煎茶も、同じ「チャノキ」という植物の葉からつくられます。
大きく違うのは、その育て方です。
抹茶の原料になる茶葉は、新芽が伸び始める時期に、茶畑全体をよしずや黒い布などで覆い、日光をさえぎって育てます。
これを「被覆栽培(ひふくさいばい)」といいます。
日光をさえぎると、何が起こる?
光が少なくなると、茶葉は光合成を補おうとして葉緑素(クロロフィル)を増やします。
そのため、抹茶はあの鮮やかで濃い緑色になるのです。
同時に、うま味のもとになるアミノ酸「テアニン」が葉にたくわえられ、渋みや苦みのもとになる成分の生成はおさえられます。
抹茶特有のまろやかで深いうま味は、この育て方から生まれています。
揉まずに乾かし、石臼でゆっくり挽く
摘み取った茶葉は、蒸したあと、煎茶のように揉まずにそのまま乾燥させます。
こうしてできたものを「てん茶」と呼び、これを石臼などでゆっくり時間をかけて、きめ細かな粉末に挽いたものが抹茶です。
手間も時間もかかるため、抹茶になるのは日本で収穫されるお茶のほんの一部にすぎません。
抹茶の歴史
鎌倉時代、禅僧・栄西が広めたお茶
日本に抹茶を飲む文化を広めたのは、鎌倉時代の禅僧・栄西(えいさい)だといわれています。
中国の宋から茶の種と飲み方を持ち帰った栄西は、日本で最初の本格的なお茶の専門書『喫茶養生記(きっさようじょうき)』を著しました。
この本では、健康に暮らすためにはお茶を飲むことが大切だと説かれています。
つまり抹茶は、800年以上前から「体のためのお茶」として親しまれてきたのです。
茶の湯の文化へ
その後、抹茶は武士や貴族のあいだに広まり、室町時代から安土桃山時代にかけて、千利休らによって「茶の湯(茶道)」という日本独自の文化へと発展していきました。

世界で起きている「MATCHA」ブーム
輸出量は71年ぶりの水準に
近年、抹茶は海外で爆発的な人気を集めています。
健康志向の高まりや円安を背景に、2025年には日本のお茶の輸出量が、71年ぶりに年間1万トンを超える勢いとなりました。
海外では、抹茶ラテや抹茶スイーツがカフェの定番メニューに。
京都・宇治の日本茶専門店には、開店前から外国人観光客の行列ができることもあるそうです。
人気の裏で「抹茶不足」も
一方で、急激な需要の高まりに生産が追いつかず、抹茶の品薄や価格の高騰が続いています。
抹茶の原料であるてん茶の価格は、ここ数年で大きく上昇しました。
それだけ、抹茶が「日本のスーパーフード」として世界から注目されているということですね。
抹茶はどうして体にいいの?
1. 茶葉を「まるごと」とれる
抹茶最大の特徴は、茶葉を粉にして、まるごと飲むことです。
煎茶の場合、お湯に溶け出した成分しかとることができず、茶葉に残った栄養は茶殻と一緒に捨てられてしまいます。
抹茶なら、お湯に溶けにくい栄養素も含めて、茶葉の栄養をまるごと体にとり入れることができます。
2. リラックスをサポートする「テアニン」
被覆栽培によって豊富にたくわえられるテアニンは、うま味成分であると同時に、リラックスをサポートする成分としても注目されています。
抹茶を飲むと、気持ちがほっと落ち着くように感じるのは、このテアニンのおかげかもしれません。
3. 抗酸化作用で知られる「カテキン」
お茶の健康成分として有名なカテキンは、ポリフェノールの一種。
抗酸化作用をもつ成分として、さまざまな研究が行われています。
4. ビタミン・食物繊維も一緒に
茶葉をまるごととることで、βカロテン(体内でビタミンAに変わる成分)やビタミンE、食物繊維など、お湯には溶け出しにくい栄養素も一緒にとることができます。
知っておきたいカフェインのこと
抹茶にはカフェインも含まれています。
すっきりとした気分になれる一方で、カフェインに敏感な方や妊娠中・授乳中の方は、飲む量や時間帯に少し気をつけるとよいでしょう。
AMAREA DATES CAFEの抹茶スムージー
当店の「Dates Matcha & Banana(デーツ・抹茶スムージー)」は、抹茶にデーツとバナナ、ミルクを合わせて仕上げています。
抹茶のほろ苦さと深いうま味に、デーツのコクのある自然な甘さ、バナナのまろやかさが重なり、まるで和スイーツのような味わいに。
一般的な抹茶ラテは砂糖やシロップで甘みをつけることが多いのですが、当店では砂糖や人工甘味料を一切使っていません。
実は、抹茶とデーツはとても相性のよい組み合わせ。
デーツの黒糖のような風味が、抹茶の香りをいっそう引き立ててくれます。
歌舞伎座のすぐ近く、和の風情が漂う東銀座で、日本の伝統とデーツの甘さが出会う一杯を味わってみてください。
次回予告
次回は、チョコレートの原料としておなじみの「カカオ」をご紹介します。
当店のスムージーで使っているココアパウダーの魅力と、カカオが体にうれしい理由をお届けします。お楽しみに!