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それは、レポート課題をAIにやらせようとしたことから始まった。

     「本を書いてみたらどうだ?」

     ――2024年3月14日、情報処理学会の学会誌で取材を受けた帰り道。その取材を担当してくださった先生が放った一言が、私の新たな道を拓く引き金となった。

    それから9ヶ月。私は、2025年1月11日にようやく本を出版することになった。

    ここまでの道のりは長かった。 振り返ってみると、この1年、私が進む道はすべて茨の道だった。 “普通の人生”を送っていれば不必要な苦労の連続だ。
    ソフトウェア開発、論文の作成、著書の執筆――私は、これらを誰かから教えて貰うのではなく、トライ・アンド・エラーで身につけた。

    実は私は、「努力を長期的に継続する才能」がない。

    • 反復練習が嫌いなため、受験や試験勉強をしようとすると病んでしまう。

    • 周りが行っているような、「将来のための努力」をする人の気持ちがわ分からない。

    • ルールや規則を突きつけられたら遵守するより回避することを考えてしまう

    でも、この考え方が、今の私を作った。
    世の中の価値観や常識を無視して直感を信じられたのは、私が怠惰だったからだ。

    もし私が、勤勉でルールに従順な、いわゆる高学歴エリートであったのであれば、1年で生成AIに3,000時間を費やし、既存のやり方に挑戦を突きつけるような、今の私は生まれなかっただろう。

    世の中で求められている資質が、あらゆる場面で優れているとは限らない。


    筆者はこんな人です!

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    ※カテゴリ。本全体では81位

    サボるために全力を尽くすのが私の使命

     2023年4月、大学4年の春学期が始まってすぐの頃。私は授業でChatGPTという対話型AIに触れ、「これで宿題をサボれるのでは?」という不純な動機から使い始めた。

    私には、継続的な努力や反復練習に強烈な苦手意識があり、周囲がコツコツと積み重ねている勉強時間を、いかにして短縮できるか考えるタイプだった。

    普通のルールや常識に従うより、抜け道を探してしまう――そんな怠惰さが、実は私の最大の武器になるとは当時思っていなかった。

     ChatGPTとの出会いを機に、私は少しずつ「効率的な学習」と「高速な試行錯誤」の価値に気づいていく。

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