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AI時代の創作メモ|エンタメが溢れすぎて、「面白い」だけでは作品を選べなくなってきている今、web小説はどう読まれているのだろう(#創作論 #Web小説 #小説家になろう #カクヨム #文章術 #note #書籍化 #生成AI #画像生成AI)

    先日の投稿にまだお返事もできないままで申し訳ありません。
    おかげさまでメンタルはかなり回復してきました。

    この投稿は、以前書いたものです。

    ーーーーーーーーーーーーーーーー

    最近、配信サービスを開いても、なかなか観たい作品を決められなくなりました。

    気になる作品はたくさんあるんです。

    でも、画面をスクロールしながら、

    「これは面白そう」
    「でも、こっちの方が評価が高い」
    「映画ほど長くなくていいんだよね……」
    「今日は重たい話を見る気分じゃないかも」

    なんて考えているうちに、三十分経過。
    結局、何も見ないままYouTubeを開いている。

    そんなことが、ものすごく増えました。

    こんにちは。こんばんは。
    普段はラノベを書いている「うら表紙」と申します。

    選択肢は、多いほど自由になれる。
    たくさんの中から選べるのは、幸せなことだ。

    私はずっと、そう思っていました。

    なぜなら、はじめてサーティワンでアイスクリームを選んだ時のトキメキを、今でも鮮明に覚えているからです。

    ところが、大人になるにつれて気づいたのは、選べるからといってトキメキがいつも再現されるわけではないという事実でした。

    最初の配信サービスの例が、まさにそれです。

    人は選択肢が増え過ぎると、ストレスを感じて逆に選べなくなってしまう。
    もしサーティワンのフレーバーが1000種類あったなら、たぶん私は冒険せずに「定番」を買うでしょう。

    あれとこれでは何が違うのか。
    選んで失敗しないか。
    もっと自分に合うものがあるのではないか。

    そんな比較が延々と続けば、ワクワクよりも疲労感の方が圧倒的に勝ってしまうからです。

    きっと「選ぶ」という行為は、比較できる数がほどほどだからこそ楽しいのだと思います。

    そして、この「選べない」という現象は、今のWeb小説でも起きているような気がするんです。

    毎日のように新作が投稿され、ランキングには人気作品が並び、画面にはおすすめ作品が次々と表示される。
    これだけ作品があれば、読者さんは好きな物語を自由に選べそうな気がします。

    ところが実際には、人気作品へ読者さんが集中しやすい。

    「選ぶ」という行為そのものが大変になるくらい、作品の数が増えてしまったからではないでしょうか。

    だから、すでに多くの人が読んでいる作品を選ぶ。

    ランキングに入っているから。
    レビューが多いから。
    自分と同じ作品を読んでいる人が評価していたから。

    そうやって、もともと読まれていた作品に、さらに読者さんが集まっていく。

    反対に、まだ数字のない作品は、中身を判断されるところまでたどり着く前に、選択肢から外れてしまう。

    これは、
    「人気作品だけが面白い」
    という話ではありません。

    選択肢が多すぎる世界では、「一番面白い作品を探す」ことよりも、「選んで失敗しない」ことの方が大切になってしまうのだと思います。

    では、そんな環境で作品を読んでもらおうと思った時、まず見直すべきなのは中身なのでしょうか?

    私は、そこではないと思います。

    読者さんが一瞬で、
    「これは自分の好きな物語かもしれない」
    と判断できる材料が、作品の表側にあるか、だと思います。

    タイトル。
    あらすじ。
    キャッチコピー。
    ジャンル。

    そういった情報が、選択肢の海で迷っている読者さんの負担を減らす「案内標識」になっているか。

    そこを見直す必要があるのではないでしょうか。

    たくさん説明する必要はありません。

    恋愛を楽しめる。
    成長を見守れる。
    悪役を倒してスッキリできる。
    疲れた日に安心して読める。

    自分の作品が読者さんに渡せるものを、一つだけでも分かりやすく掲げておく。

    それだけでも、
    「これは自分が読みたい物語かもしれない」
    と判断するための材料になります。

    これは、読まれるために個性を捨てるという話ではありません。

    むしろ逆です。
    個性にたどり着いてもらうために、入口を分かりやすくする。

    どれほど魅力的な物語でも、その魅力が伝わる場所まで読者さんに来てもらえなければ、知ってもらうことすらできません。

    だからこそ、作品があふれる時代には「選びやすさ」も大切になる。

    読者さんに作品を選んでもらうための工夫というより、
    迷わず自分の好きな物語へたどり着いてもらうための工夫。

    そんな「選びやすさ」もまた、読者さんへの親切なのだと思います。

    あとがき:
    サーティワンアイスクリームの好きなフレーバーって、人によって個性が出る気がします。社交的で友達も多く、いつも活発な友人は、季節限定とフルーツフレーバーが大好きです。対照的に私はトリプルなら「チョコミント」「ラムレーズン」「チョコレート」を選びます。時々「クッキー&クリーム」で迷うくらい。期間限定や季節限定には目もくれません(笑)あなたはどのフレーバーがお好きですか?

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    また明日の投稿でお会いしましょう。
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    ── 創作純喫茶「ミケ」のドアを開ける。

    カランコロン

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    創作純喫茶ミケの看板娘“みっちゃん”

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    書籍化作家で、マーケター歴20年。 なのに中身はだいぶ繊細気質。 創作の裏側や、読まれる仕組み、時々ちょっと人生の話。 うまく言えない感情を、言葉にしていく場所です。

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