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2年前、フランスに移住して変わった5つの日常的なこと

    2023年11月。私は夫と一緒に札幌からフランスの首都圏に引っ越してきました。勤めていた会社を辞め、しかもフランス語が全く話せない状態で移住したので、何もかもがリセットされてしまいました。

    あれから2年が経とうとしています。4週間前、ポワシーという町に引っ越したことを節目に私は自分のライフスタイルを見直すように。新しい町、新しい住まい、新しい習慣、新しいキャリア…大きく変わってしまったことはたくさんあります。

    だけど、もっと身近でささやかな日常生活の変化だってある。今日は北海道で暮らしていた頃に比べて暮らしがどう変わったのかを振り返ってみようと思います。

    車を使わなくなった

    札幌では車がないと何かと不便。私が住んでいたエリアは最寄りの地下鉄の駅まで歩いて1時間の距離で、食材の買い出しに行くのにも車が必要でした。

    でも、フランスに来てからは車がいらなくなりました。もちろん田舎に住んでいたらそういうわけにはいきませんが、少なくともパリ近郊では問題なく生活できています。必要なお店はすべて徒歩圏内。パリ市内の中心部までは電車で20分。引っ越しをするときなど、車が必要になったときはレンタルで十分。

    パリ近郊はとにかく車が多く、毎日のように渋滞が発生していてクラクションの音が飛び交っています。それなら、地下鉄や電車を使ったほうがストレスが少ないし、保険料・ガソリン代・駐車料金もかかりません。

    それに、たくさん歩くのは健康的。いい変化だなぁと思っています。

    プラスチックごみが減った

    フランスのスーパーでは、野菜や果物が何重にもプラスチックで包装されることはあまり見かけません。ほかの食品や宅配便で届く商品も、可能な範囲で紙の容器や包装紙が使われています。

    フランスは特に環境保全の意識が高い国ではないと感じていますが、身近なところからムダなごみを減らせるのは嬉しい変化です。

    ちょっとしたお出かけでも計画するようになった

    日本にいたときはふら~っと出かけることが多くて、街に行けばやることの選択肢が無限にあったように思えていました。

    でも、フランスでは月曜日や日曜日は営業しないお店がたくさんあって、事前にチェックせずに出かけると「あちゃー」となりがちです。さらに長期休暇の月・8月になると2-4週間くらい臨時休業するお店もたくさんあります(しかもネットの情報が更新されないことも…)。

    また、労働者のストライキが起きると電車の本数が減ったり、工事があると路線自体が止まる日さえあるので、交通情報はちょくちょく見なくてはいけません。

    そして、フランスには公衆トイレがほぼないことがネック。大きな商業施設や駅にはトイレがありますが、有料。だから、お出かけの前にはお茶を飲みすぎないことを意識するようになりました(笑)。

    食べ物にワクワクしなくなった

    日本では食の文化が世界一豊かである気がしています。季節を感じられる旬の食材、クリエイティブな飲食店、見るだけで楽しいお菓子など、いたるところに五感が喜ぶ食べものがありました。

    しかし、フランスではワインにこだわりのある人はいても、食には無頓着な人が意外に多いことを実感しました。おいしい料理が食べられないわけではありませんが、日本ほど手軽に、お金をかけすぎずに、ということはできません。

    今では、日本の雑誌のグルメ特集を見るたびに心の中で泣いています。

    「まぁ、いいっか」の精神が身についた

    フランスでは理不尽なことやめちゃくちゃなことが毎日のように起きます。雑なサービス、機能不全な行政、駅や公共スペースの混乱を招く表示、街のど真ん中で立ちションをする人たち…

    いちいち反応していたら心がもちません。日本から来たばかりの頃は「なんでこうなのよー!?」と怒ったりしていましたが、2年近く経った今では「あ、そうですか」とサクッと気持ちの切り替えができるようになりました。

    図太くなったのかな。だいぶストレスが減りました。

    以上、北海道からフランスへ移住して変わった日常的なこと5つでした。

     
     
    セーヌ川のほとりで暮らす28歳。部屋づくり・余白づくり・暮らしづくりについて書いています。だれもが「おうちが一番好き」と言える世界を見たいから、研究職をやめてインテリアデザイナーになりました。

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