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クレーン・デリック 学科基礎40問|4科目の誤答票・反力の検算・14日計画

    基礎問題を解いても、力学と法令のどちらを直すべきか見えない方へ。4科目各10問と復習票を使い、知識不足・条件落ち・計算処理を分けて記録します。追加解説では、支点間4m、片側から1mの位置に200Nが掛かる問33を取り上げ、反力の立式・検算・全選択肢を照合できます。まず自分で左右の反力と単位を書き、解説との差を一行残してください。14日分の作業と記録欄も収録。学科基礎の補助であり、デリック全範囲の模試や実技訓練の代替ではありません。同じURLを読める購入者・対象会員は買い直し不要です。

    最初に確認する受験区分と、失点を止める読み方


    この記事が対象とする試験

    中心に扱うのは、令和8年度のクレーン・デリック運転士免許試験の「限定なし」と「クレーン限定」です。

    最初に、取得する免許の区分を確認してください。似た名称でも、運転できる範囲と学習範囲が異なります。

    • 令和8年度の区分: 限定なし / 運転できる範囲: クレーンとデリック / 学習上の注意: デリック関係の知識・法令も対象

    • 令和8年度の区分: クレーン限定 / 運転できる範囲: クレーンのみ / 学習上の注意: デリック関係の知識・法令を除く

    • 令和8年度の区分: 床上運転式クレーン限定 / 運転できる範囲: 床上運転式クレーンのみ / 学習上の注意: 上記の区分と同じ運転範囲ではない

    出典:安全衛生技術試験協会「クレーン・デリック運転士」試験案内、令和8年度の区分・試験範囲[1・2]。区分名だけでなく、運転できる範囲と出題範囲を組み合わせて確認します。

    デリックとは、マストやブームなどで構成され、荷をつり上げて運搬する荷役機械です。限定なしを受ける人は、クレーンの知識だけで学習を終えないでください。

    また、令和9年4月1日施行の改正では、床上無線運転式クレーン等に限定した免許が設けられます。令和8年度の区分と混ぜて覚えないことが重要です。令和9年度の新限定免許の会場別日程、具体的な実技コース、詳細採点基準は要確認です。受験年度が変わる場合は、新年度の案内で対象区分を照合してください。[13・14]

    点を落としやすいのは、知識不足だけではありません

    社会人の学習では、次のような失点が起こりやすくなります。

    • 得意科目だけを解き、苦手科目の足切りを見落とす。

    • 「正しいもの」と「誤っているもの」を取り違える。

    • 名称は覚えていても、装置の役割を説明できない。

    • 法令の対象者、対象設備、例外条件を混ぜる。

    • 計算式は知っていても、単位をそろえず代入する。

    • 問題冊子では正答していても、解答用紙の位置をずらす。

    ここでいう足切りとは、総得点とは別に設けられた科目ごとの最低基準です。

    令和8年度に確認した学科合格基準は、各科目の得点が40%以上で、かつ、合計が60%以上です。合計が60%に達していても、ある科目が40%未満なら不合格になります。[3]

    したがって、勉強の目標を「全体で何問取れるか」だけに置いてはいけません。

    必要なのは、次の二段階の管理です。

    先に、基準未満の科目をなくす。  
    > その後、得点を伸ばしやすい論点で合計を上げる。

    この順番なら、得意科目を何度も解き直すだけの復習から抜け出せます。

    通常受験の学科は、何をどう答える試験か

    通常・科目免除なしの「限定なし」の学科は、4科目、計40問です。令和8年10月掲載の「限定なし」公表問題では、五肢択一式で、正答は各問につき一つとされています。

    • 科目: クレーン及びデリックに関する知識 / 問題数: 10問 / 配点: 30点

    • 科目: 関係法令 / 問題数: 10問 / 配点: 20点

    • 科目: 原動機及び電気に関する知識 / 問題数: 10問 / 配点: 30点

    • 科目: クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 / 問題数: 10問 / 配点: 20点

    この表は「限定なし」の試験案内に基づくものです。クレーン限定では、デリック関係の知識・法令が出題範囲から除かれる点も併せて確認してください。

    通常の学科試験時間は2時間30分です。案内上の時刻は13時30分から16時までですが、出張試験の開始時刻は会場ごとに別途定められます。[2]

    出典:令和8年度試験案内[2]、令和8年10月掲載「限定なし」公表問題・受験上の注意、問1~問40[5]。

    確認した学科形式では、記述答案や論述答案を提出するわけではありません。長い説明を書けることではなく、条件を読み、正答を一つ選び、正しくマークすることが得点につながります。

    令和8年10月掲載「限定なし」の公表問題では、解答は別紙へのマーク方式で、機械採点です。二つ以上の記入や判読困難な記入は得点になりません。考え方が合っていても、マークに問題があれば得点を失います。[5]

    実技の合格基準は、減点の合計が40点以下であることです。操作ごとの減点点数、接触・脱輪等の個別判定、試験中止条件の全一覧、合図の詳細配点は、参照した公式資料では確認できていません。これらは要確認とし、独自の点数を当てはめず、公式案内と指導者の説明を照合してください。[1]

    反復して確認できる論点と、掲載例を分ける

    公表問題を使う際は、「載っていた」と「次も出る」を分けてください。

    令和8年4月掲載問題は令和7年7月から12月、令和8年10月掲載問題は令和8年1月から6月までに実施された問題です。掲載月と実施時期は同じではありません。[4]

    以下は公表問題のテーマ整理です。各テーマと個別問番号の対応は要確認です。学習時には、使用する公表問題の掲載年月と問番号をノートに追記し、解き直す問題を探せるようにしてください。

    • 区別: 令和8年4月・10月掲載「限定なし」の双方で確認できる論点 / 確認できるテーマ: 用語、ブレーキ、ワイヤロープ端末、ボルトの締付け・緩み止め、安全装置

    • 区別: 令和8年4月掲載「クレーン限定」の掲載例 / 確認できるテーマ: 直流・交流、電気の基本量、電動機、制御器、給電・配線、故障原因、感電・接地、力学

    • 区別: 令和8年10月掲載「限定なし」の法令掲載例 / 確認できるテーマ: 運転・玉掛けの資格区分、免許証、玉掛用具の使用禁止基準、合図、検査

    • 区別: 令和8年10月掲載「限定なし」のデリック掲載例 / 確認できるテーマ: 種類・型式、取扱い、旋回

    出典:令和8年4月掲載「限定なし」[6]、同「クレーン限定」[7]、令和8年10月掲載「限定なし」[5]。表の区別を保ったまま、自分の受験区分に必要なテーマを選びます。

    これは頻出順位ではありません。公式の頻度統計や、次回の出題予告を示すものでもありません。

    ただし、復習の入口としては使えます。反復を確認できる機械要素から整理し、電気・力学は掲載例に沿って解法を点検する、という使い方です。

    同じテーマでも、問われる条件が違えば必要な判断も変わります。「ブレーキの問題を解いた」という記録だけでなく、役割を問われたのか、構造や取扱いを問われたのかまで分けて残すと、復習の不足を見つけやすくなります。

    この先でできるようになること

    本文では、次の作業を手元に残せる形にします。

    • 科目別の得点率と総得点を分けた復習記録

    • 名称と役割を使った知識問題の消去

    • 対象と条件を分ける法令問題の読み方

    • 単位と式を先に決める計算メモ

    • 自作の基礎確認40問で、扱った論点の理解漏れを確認する(本試験の合格可能性や科目全体の習熟度の判定ではありません)

    • マーク事故を防ぐ時間配分

    • 指導者と練習内容を振り返る実技チェック表(操作技能の習得教材・詳細減点表ではありません)

    基礎確認問題を解いて終わりにせず、誤答を「何が原因だったか」まで分類してください。同じ不正解でも、用語を知らなかった場合と、設問の読み違いでは、次にやる作業が違います。

    試験を選ぶ前に確認すること

    学習計画より先に、受験条件と申込みを確定させます。

    • 確認項目: 区分 / 確認する内容: 限定なし、クレーン限定など、仕事で必要な範囲

    • 確認項目: 会場 / 確認する内容: 希望する区分を実施しているか

    • 確認項目: 受付 / 確認する内容: 申請方法ごとの受付期間

    • 確認項目: 空席 / 確認する内容: 受付期間内でも定員に達していないか

    • 確認項目: 免除 / 確認する内容: 学科・実技の対象条件と必要書類

    • 確認項目: 実技日時 / 確認する内容: 学科日と別に、受験票で確認

    令和8年度に確認した学科のオンライン申請受付は、試験日の2か月前の深夜0時00分00秒から、14日前の23時59分59秒までです。郵送は第1受験希望日の2か月前から14日前の消印まで、窓口持参は2か月前から、センター休業日を除く2日前までとされています。受付期間内でも定員に達すると受付終了になります。[2・3]

    「日程表に載っている」ことと、「今から申し込める」ことは同じではありません。会場、区分、期限、空席を一組で確認してください。会場別の日程は、限定なしとクレーン限定の各日程表を見分けて確認します。[11・12]

    申込みの確認結果は、学習ノートとは別にまとめておくと探しやすくなります。

    希望区分/希望会場/学科試験日/申請方法/受付期限/申請状況/免除書類/実技日時の確認先

    未確定の欄を空白のままにせず、「会場へ確認」「受験票到着後に確認」など、次の行動を記します。申込みが済んだ後も、試験区分や免除の扱いが意図した内容になっているかを照合してください。

    クレーン限定の実技全部免除には、対象となるクレーン運転実技教習を修了し、その修了した日から起算して1年以内であることなどの条件があります。床上運転式を用いる教習は、この説明の対象から除かれます。修了証があるだけで判断せず、教習の種類と起算日を確認します。[1]

    最初の型を実演する――名称→役割→条件

    公表問題を読むときも、最初から選択肢番号を覚えないでください。まず設問の指示を確認し、各選択肢を「名称」「役割」「正誤を分ける条件」に分解します。

    本文の例題・数値例・基礎確認問題はすべて自作で、公式問題の引用・再現や、公式に公表されていない過去の質問の紹介ではありません。計算に用いる数値は架空の演習条件です。基礎確認問題の出題比率や難度、本試験の結果を示すものではなく、解き方と弱点を点検するために使ってください。

    次は、装置の役割から選択肢を切り分ける例です。

    架空の例  
    > クレーンの装置に関する説明として、誤っているものを一つ選んでください。  
    > ① ブレーキは、運動の停止や停止状態の保持に用いる。  
    > ② 巻過防止装置は、巻上げの行き過ぎを防ぐための装置である。  
    > ③ 制御器は、電動機の始動・停止などの制御に用いる。  
    > ④ 給電装置は、移動する機器へ電力を供給するために用いる。  
    > ⑤ 巻過防止装置があれば、通常の停止操作は必要ない。

    最初に、設問の「誤っているもの」に印を付けます。次に、選択肢を短くします。

    • 選択肢: ① / 名称→役割→条件: ブレーキ→止める・保持する

    • 選択肢: ② / 名称→役割→条件: 巻過防止装置→巻上げの行き過ぎを防ぐ

    • 選択肢: ③ / 名称→役割→条件: 制御器→運転を制御する

    • 選択肢: ④ / 名称→役割→条件: 給電装置→電力を供給する

    • 選択肢: ⑤ / 名称→役割→条件: 安全装置→通常操作が不要になる、という主張

    正答は⑤です。安全装置の存在を、通常の停止操作を不要にする理由へ置き換えています。

    ①~④を長文のまま覚える必要はありません。「装置の役割は何か」「その役割を超えた説明になっていないか」で切り分けます。

    復習ノートには、正答番号ではなく、次の一行を残します。

    安全装置は、通常の操作や確認を不要にする装置ではない。

    これが、別の言い回しでも使える知識になります。

    答案の骨子は「判断メモ」と考える

    学科では、途中の説明や計算過程に部分点を求めるのではなく、正答を選んでマークすることが必要です。ここでいう答案の骨子は、正答を一つに絞るためのメモです。

    設問の指示/対象/判断条件/残った選択肢/マーク先

    計算問題なら、次の形に置き換えます。

    求める量/与条件と単位/式/代入/答えの単位

    本番で長い文章は書きません。後から見直して、判断の出発点が分かる程度に残します。

    メモは、解答の代わりではなく見直しの手掛かりです。選択肢を二つに絞った場合は、迷った理由を一語だけ残します。「方向」「対象」「単位」などと書いておけば、再検討で何を読み直すかが明確になります。

    購入前に確認:1,480円で読める内容  
    有料部は、自作の基礎確認40問(4科目×10問、各問に正答と解説)、得点・誤答原因の記録表、時間配分例、指導者と共有する実技練習チェック表です。市販教材や公式公表問題を使う際の復習整理を助けます。  
    法令の具体的な数値基準、デリックの体系的解説、全機種の説明、本試験の難度を再現した模試、実技の詳細減点表は含みません。初学者の基礎確認と復習整理向けです。本試験相当の演習や、この1本で学習範囲を網羅したい方には不足します。

    計算の見本(有料部の問23)  
    直流200V、10Aの抵抗負荷を0.5時間使用します。電力量は何kWhですか。  
    ①1 ②2 ③10 ④100 ⑤1000  
    正答①。200×10=2000W=2kW。2×0.5=1kWhです。②を選んだ場合は時間の掛け忘れ、⑤を選んだ場合はWhからkWhへの換算を確認します。

    法令の見本(有料部の問15)  
    玉掛用具の使用可否を判断する方法として適切なものはどれですか。  
    ①新品と同じ色なら使う ②作業時間が短ければ使う ③軽い荷なら損傷を問わない ④用具の種類に応じた使用禁止基準と照合する ⑤外観がよければ他の条件は見ない  
    正答④。この問題は基準を確認する姿勢の点検です。具体的な禁止基準の知識を測る問題ではありません。

    記録の見本  
    問23/⑤を選択/原因:単位換算漏れ/修正:WとkWを分けて書く/次の作業:数値を変えた電力量問題を解く。

    各問の直後に正答・解説を掲載しています。通して解く場合は解答部分を隠して使ってください。

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