
【2026年最新】第一種衛生管理者免許試験 合格対策|数字問題を3つの型で解く暗記45項目と時間配分
結論から書きます。第一種衛生管理者免許試験・合格対策・数字問題を3つの型で解く暗記45項目と時間配分で、いま何分に何問目まで進んでいれば間に合うか、即答できますか。この記事は、本番の机の上でそのまま使う手順だけを置いたものです。読み終えた時点で、当日の解き順と時間の割り振り、そして「捨てる」と決める条件までが決まります。覚える量は増えません。決める回数が減るだけです。
第一種衛生管理者免許試験で落ちる人は、落とす場所がほぼ同じです。数字です。
400点満点のうち関係法令の2科目150点は、選任の人数、健診と測定の周期、記録の保存年数、事務室の基準値——つまり数字を1つ思い出せるかどうかで決着する問題がまとまって出ます。裏を返せば、ここで覚えるべき数字は有限です。この記事では、数字問題を3つの型で解く手順と、暗記すべき55項目、本番3時間の時間配分までを置きます。
先に線を引いておきます。数字で決まらない問題——作業主任者の選任対象、特別教育の対象、譲渡等の制限、製造許可物質——は別の型なので、この記事では扱いません。数字問題とそれ以外を混ぜたまま解こうとするから時間が溶ける、というのがここの前提です。
数字問題は「人数・期間・基準値」の3つの型しかない
関係法令に出てくる数字は、次の3つのどれかです。
型① 人数の線 → 誰を何人選任するか(衛生管理者、産業医、総括安全衛生管理者など)
型② 期間の線 → 何か月以内ごとに1回か、記録を何年保存するか
型③ 基準値の線 → 濃度・照度・気積・面積・風速の上限と下限
型の見分けは選択肢の見た目だけで決まります
・選択肢に「常時◯人」が並ぶ → 型①
・「◯月以内ごとに1回」「◯年間保存」が並ぶ → 型②
・「100万分の◯」「◯ルクス」「◯立方メートル」「毎秒◯メートル」が並ぶ → 型③
型が決まれば、開ける引き出しが1つに絞られます。逆に型を決めずに選択肢を上から読むと、5つの選択肢それぞれで別の記憶を探すことになり、1問に5分かかります。試験時間3時間・44問で、これをやると必ず足りなくなります。
型①を1問、最後まで通す
設問です。
常時600人の労働者を使用する製造業の事業場がある。このうち、著しく暑熱な場所における業務に常時35人が従事している。この事業場の衛生管理体制について、法令上、誤っているものはどれか。
ア 総括安全衛生管理者を選任しなければならない
イ 衛生管理者は3人選任すれば足りる
ウ 衛生管理者のうち少なくとも1人を専任の衛生管理者としなければならない
エ 衛生管理者のうち1人を衛生工学衛生管理者免許を受けた者から選任しなければならない
オ 産業医は、その事業場に専属の者を選任しなければならない
手順1 業種・総人数・有害業務の人数を1行に書き出す
問題用紙の余白に「製造業/600/暑熱35」と書きます。型①で使う情報はこの3つだけです。選択肢を読む前に書き出すのがコツで、これをやると選択肢の日本語に引きずられません。
手順2 業種で線が動くものだけ先に潰す
業種で線が動くのは4つだけです。総括安全衛生管理者の人数線、安全管理者の選任の要否、安全委員会の人数線、そして衛生管理者に必要な免許の種類。衛生管理者の人数と産業医の線は、業種では動きません。この4つ以外は業種を読まずに切れる、と決めておくと手が速くなります。
総括安全衛生管理者は、林業・鉱業・建設業・運送業・清掃業が100人以上、製造業をはじめとする指定業種が300人以上、その他の業種が1000人以上。製造業600人なので選任が必要で、アは正しい。
ここで一緒に確認しておくと、製造業は第二種衛生管理者免許では衛生管理者を選任できない業種です。同じ設定で「衛生管理者は第二種衛生管理者免許を有する者のうちから選任することができる」という選択肢が出たら、それは誤りになります。業種を見る場面は、人数線と免許の種類の2つある、と覚えます。
手順3 人数の階段を当てる
衛生管理者の人数は、50〜200人で1人、201〜500人で2人、501〜1000人で3人、1001〜2000人で4人、2001〜3000人で5人、3001人以上で6人。600人は3人なので、イは正しい。
手順4 有害業務の人数を別枠で当てる
ここが型①の山です。常時500人を超え、かつ坑内労働または有害業務に常時30人以上が従事するなら、衛生管理者のうち少なくとも1人は専任。暑熱35人が該当するので、ウは正しい。そして「著しく暑熱な場所における業務」は衛生工学衛生管理者の対象業務なので、エも正しい。
ただし、専任と衛生工学は「500人超・30人以上」という枠が同じでも、数える業務の範囲が違います。専任は労働基準法施行規則18条の各号すべて(振動、重激な業務、強烈な騒音、深夜業を含む業務なども入る)。衛生工学は坑内労働と、18条の1号(著しい暑熱)・3号(有害放射線)・4号(粉じん)・5号(異常気圧)・12号(有害物のガス、蒸気、粉じんを発散する場所)だけ。
暑熱はどちらにも入るので、この問題ではウとエが同じ結論になります。しかし設定が「深夜業を含む業務に600人」や「強烈な騒音を発する場所に35人」に変わった瞬間、専任だけが発火して衛生工学は発火しません。同じ範囲だと思い込んでいると、ここで必ず1点落とします。
手順5 産業医だけは別の線で見る
産業医の専属は、常時1000人以上、または有害業務(深夜業を含む)に常時500人以上。600人・暑熱35人ではどちらにも届きません。専属は不要なので、オが誤り。
答えはオです。所要時間は、余白に3語書いて選択肢を上から切るだけなので1分かかりません。
この1問で使った線は「300」「501〜1000で3人」「500人超」「30人」「1000人」の5本だけでした。型①の暗記は、この線を業種と有害業務で組み合わせる作業に還元できます。
同じ手順を、業種だけ変えて回す
常時120人の清掃業なら、余白は「清掃業/120/有害0」。手順2は清掃業が100人以上なので総括安全衛生管理者が必要、かつ清掃業なので衛生管理者は第一種または衛生工学の免許が要る。手順3は120人が50〜200人の段なので衛生管理者1人。手順4は有害業務0人なので専任も衛生工学の人数要件も発火しない。手順5の産業医は1人で専属は不要。3語書いた時点で選択肢が全部決まります。手順の順番を変えないことが、この速さの正体です。
なぜ型①から始めるのか
関係法令の2科目は合計150点で、400点満点の37.5%を占めます。ここは選択肢に数字が直接書かれているぶん迷いが少なく、覚えた分がそのまま点になります。労働生理のように常識で半分当たる科目と違い、数字は知らなければ0点、知っていれば満点です。だから最初に潰します。
ここから先に、型②と型③の手順、暗記55項目の全リスト、取り違えやすい9組の見分け方、本番3時間の時間割と捨て問の判定基準を置きます。
型②と型③の手順
型②(期間)の3手順
手順1 対象を4つに仕分ける → 健康診断/作業環境測定/定期自主検査・点検/記録の保存
手順2 既定値を先に置く → 健診と作業環境測定は「6か月以内ごとに1回」、装置の定期自主検査は「1年以内ごとに1回」、記録は「3年」か「5年」
手順3 既定値から外れるものだけを例外として覚える → 半月/1か月/2か月/1年/7年/30年/40年/そして「そもそも対象外」
実演1。「石綿等を取り扱う屋内作業場の作業環境測定は( )以内ごとに1回、記録は( )間保存する」。手順2で「6か月/3年」を置き、手順3で石綿を保存年数の例外側と判定する。答えは6か月と40年。頻度は既定値のまま保存だけが跳ねる、が石綿の形です。
実演2。「有機溶剤業務に用いる全体換気装置については、1年以内ごとに1回、定期に、自主検査を行わなければならない」。手順2で「1年」を置いた瞬間に正しく見えますが、誤りです。定期自主検査の対象は局所排気装置・プッシュプル型換気装置・除じん装置・排ガス処理装置・排液処理装置で、全体換気装置は対象に入っていません。手順3の最後に「対象外」という例外欄を置いてあるのは、この1問のためです。期間を答えさせる顔をして、対象かどうかを聞いてくる。型②で最も落ちる形がこれです。
型③(基準値)の3手順