
忙しい毎日、やりっぱなしになっていませんか?
振り返りをするといい。「それはわかっているんだけど…」と思う方も多いのではないでしょうか。
やらなきゃいけない仕事や家事、子どものこと、自分の発信。目の前のことに追われて、一日が終わる。
「振り返る時間があるなら、やり残したことを進めたい」
そんな気持ちになることもありますよね。
私はnoteでは日曜日に、1週間を振り返っています。
毎月月末にその月の振り返りをして、日々の振り返りはノートに書いています。
毎日の作業は5分ほどですが、これをすることで続けたいこと、課題、次に試したいこと、タスクなどが明確になります。
振り返りをしていくと、日々の出来事から、次に生かせそうなことが見えてきます。
今日は、振り返ることで何が変わるのか。そして、大事だとわかっていてもできないとき、どう始めればいいのかを考えていきたいと思います。
なかなか思うように仕事がすすまない。
時間に追われてしまって1日が終わる。
という方は、ぜひ参考にしてください。
振り返ると、何が変わる?
私がやっている振り返りは、KPTというフレームワークをもとに、前職で学んだことも取り入れています。
KPTは、「続けたいこと(Keep)」「課題(Problem)」「次に試すこと(Try)」を整理する方法です。
振り返ることで、私が感じているよい変化は、主に3つあります。
① うまくいった理由がわかる
例えば、朝活再開ができた!という場合
振り返りをしなければ「今週は朝、ちゃんと起きられた」で終わります。
振り返りをすることで、できた理由も考えていけます。
私の場合は「Threadsで朝の挨拶をすることが、起きるきっかけになっている」という、自分に合う続け方が見えてきます。
うまくいった理由に気づけば、次もそのきっかけを大切にできます。
② つまずいた条件が見える
上手くいかなかったことをどう捉えるのかがポイントです。
私は先週、ウォーキングができませんでした。理由は雨が続いたからです。
ここを「できない」で終わらせると、次も気合いで頑張る話になってしまいます。
でも、「外を歩けない日の選択肢がなかった」と考えると、見直すところが変わります。
雨の日には、家でストレッチをしてみる。こう考えることで次にできることが具体的になります。
③ 次にチャレンジすることを選べる
何も整理しないまま「来週はもっと頑張ろう」とすると、やることが増えるばかりになりがちです。
振り返って、続けたいことや変えたいことが明確になれば、次に試すことを選べます。
自分に合う方法はそのまま、うまくいかなかった条件を変える。
その判断に、振り返りを使えます。
振り返りと学習の関係は、研究でも調べられています。ハーバード・ビジネス・スクールが紹介する研究では、取り組み方を振り返って書き出す時間を設けたグループが、その後の課題でよりよい成績を示しました。すべての日常場面で同じ効果を保証するものではありませんが、経験から学ぶために、考える時間を取る意味が示されています。
参考:HBS「Reflecting on Work Improves Job Performance」
わかっていても、できない理由
では、よいことがあるとわかっているのに、なぜ後回しになるのでしょうか。
たとえば、こんなことはありませんか。
「何をするか」が、ぼんやりしている
「振り返ろう」と思っても、何を書けばいいのかわからない。
一日全部を思い出すのか、仕事だけを考えるのか。どこまで書けば終わりなのか。
始める前に決めることが多いと、取りかかりにくくなります。
できなかったことを考えると、気が重い
振り返りをすると、やり残したことばかり出てきそう。
そう感じていたら、ノートを開くのもためらいますよね。
最初は「今日、少しできたこと」や「うまく進んだこと」からでも構いません。
始めるタイミングが決まっていない
「時間ができたらやろう」と思っていると、ほかの用事が先に入ります。
大事だと思っていることでも、始めるきっかけがなければ、毎日の中に入りにくいのかもしれません。
行動の研究でも、「やろうと思うこと」と「実際に行動すること」の間には隔たりがあるとされています。その隔たりを小さくする方法の一つが、「どんな場面になったら、何をするか」をあらかじめ決めることです。
参考:米国国立がん研究所「Implementation Intentions」
「振り返りは大事」と理解することに加えて、自分が始められる形にすることも必要になります。
最初は、一つの出来事だけ
最初から、一日や一週間を全部整理する必要はありません。
出来事を一つ選んで、次の3つを書いてみてください。
① 何ができた?
小さなことでも、できたことを事実として書く。
② 何に気づいた?
うまくいった理由や、妨げになったことなど、気づいたことを一つ書く。わからなければ「まだわからない」でも構いません。
③ 次はどうしてみる?
続けること、変えること、確かめたいことの中から一つ選ぶ。
例えば、私のウォーキングなら、
「できなかった」と思っていたことも、少し細かく振り返ってみます。
できたこと:買い物には歩いて行けた
気づいたこと:まとまった時間を取って歩くことだけを、ウォーキングだと考えていた
次に試すこと:晴れた日は買い物の時間も歩く機会にして、雨の日は家でストレッチをする。
長い文章にしなくても、次にすることまで見えます。
「またできなかった」で止まっていた出来事を、次に試すための材料にしていく。
まずは、このくらいから始めてみませんか。
気づきを、予定につなげる
振り返って、
「時間の使い方を見直そう」
「もう少し余裕を持とう」
と思っても、それだけでは翌日の動きは決まりません。
たとえば、「明日の朝、パソコンを開いたら、最初にする作業を一つ書く」と決めてみる。
振り返りそのものも、「夕食の片づけが終わったら、スマホのメモに今日の出来事を一つ書く」という形にできます。
もちろん、疲れていて休むほうがよい日や、予定が変わる日もあります。
できなかったら、時間帯や量を変えてみる。
振り返りを続ける方法も、自分の生活に合わせて調整していけばよいと思います。
おわりに
振り返ると、自分に合っていた方法や、つまずいた条件に気づけます。そして、その気づきを使って、次の行動を少し変えられます。
でも、大事だとわかっているだけでは、なかなか始められないこともあります。
そんなときは、立派な振り返りを目指さずに、今日の出来事を一つだけ。
何ができた?
何に気づいた?
次はどうしてみる?
この3つを、短く書いてみてください。
すぐに大きな変化がなくても、次に試すことが一つ決まれば、今日の経験を明日へつなげられます。
みなさんは、振り返ろうと思ったとき、どこで手が止まりますか?時間が取れない、何を書けばいいかわからない、つい反省ばかりしてしまう。
よかったら、コメントで教えてください。