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にこ淵

    高知市を出発して、
    次に訪れたのは、いの町にある「にこ淵」です。
    下調べのときから、
    この旅で訪れたいと思っていた場所の1つです。

    仁淀川の支流、枝川川にある滝壺で、
    「仁淀ブルー」と呼ばれる美しい青を見られる場所として知られています。

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    にこ淵へ

    ただ、きれいな景色が見られるというだけの場所ではありません。

    にこ淵には、水神の化身とされる大蛇が棲むという伝説があり、
    地元の方にとっては神聖な場所なのだそうです。

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    訪ねる前に

    案内板にも、
    地元の方は近寄らない神聖な場所だと書かれています。
    入水や飲食は控え、
    静かに見てほしいというお願いもありました。

    そんな場所へお邪魔するのだということを、
    頭に置いておきたいですね。

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    なかなかの角度です

    にこ淵へは、急な階段を降りていきます。

    写真でも傾斜が伝わるでしょうか。
    手すりのある階段が、
    木々の間を下へと続いています。

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    見えてきました

    降りていくと、
    木々の隙間から滝と青い水面が見えてきました。

    まだ少し遠いのですが、
    あそこだけ周りとは違う色をしています。

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    青が近づく

    近づくにつれて、
    その色がはっきりと分かるようになります。

    青いような、緑のような。
    光の当たっているところと、
    陰になっているところでも違って見えます。

    そして、にこ淵に到着です。

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    この青を見に

    これは、確かにきれいです。

    岩に囲まれた淵に、白い滝が流れ落ちています。
    その下に広がる、なんとも言えない色の水。

    きれいだという言葉だけでは、
    少し足りないような気もします。
    神聖な場所とされてきたことも、
    目の前にすると、どこか納得できる景色でした。

    ただ、周りには観光客がいっぱいです。

    自分もその一人なのですが、
    この景色を見たいと思って、
    たくさんの人がここまで降りてきています。

    地元の方が神聖なものとして大切にしてきた場所が、
    広く知られ、多くの人が訪れる観光地になる。

    もちろん、人が訪れること自体が、
    悪いわけではないと思います。
    自分自身も、来られてよかったと感じています。

    でも、美しい景色を見ることと、
    その場所を大切にすることは、
    いつも同じとは限らないのかもしれません。

    京都で暮らしていて感じることと、
    少し重なるところがありました。
    訪れる人にとっての見どころが、
    そこに暮らす人にとっては、
    日常や信仰の場所でもあるのですよね。

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    淵のほとり

    この景色を、これからも大事にしていきたい。
    では、そのためにはどうしたらいいのでしょうか。

    まずは案内に書かれたお願いを守り、
    この場所がどんな場所なのかを知ってから訪れること。
    写真を撮るときも、
    周りの人や足元の自然を気にかけること。

    一人ひとりにできるのは、
    そんなことからなのかもしれません。

    きれいだったなあと思う一方で、
    見せてもらう側としての振る舞いも考えた、
    にこ淵でした。


     
     
    Hiro photograph / history / food / sweets iPhone12proMax / x100f / a7iv Kyoto,Japan.

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