
桟橋通五丁目電停
高知の街を走っている路面電車「とさでん交通」。
その路線のひとつ、桟橋線の終点に行ってみたくなりました。
路線図を見ると、高知駅前から南へ延びている路線の一番端に「桟橋通五丁目」という電停があります。
いったいどんな場所なんでしょうか。
そんなわけで、路面電車に乗ってやって来ました。

こちらが桟橋通五丁目電停です。
終点らしく、線路の先には車止めがあります。
屋根の付いたホームに、ずらりと並んだ自転車。
周辺には住宅などもあり、
観光地というよりは地元の方々が日常的に利用する場所という印象です。

停車していたのは、緑と白とオレンジ色の車体が特徴的な路面電車。
車両番号は202。
丸い前照灯に、どこか懐かしい姿をしています。
訪れたのは夕方。
傾き始めた太陽の光が車両に当たっていて、なんともいい雰囲気です。
この路線の歴史を調べてみると、なかなか古いんです。
とさでんの路面電車が走り始めたのは、明治37年(1904年)のこと。
翌明治38年(1905年)には、
現在の桟橋通五丁目にあたる場所まで線路が延びました。
当時は「桟橋」という名前の電停だったそうです。
ちなみに、とさでん交通の路面電車は、高知市内だけでなく、
東は南国市、西はいの町まで路線が延びています。
その中で、ここは南の終点というわけですね。

ホームから街の方を眺めてみました。
まっすぐ延びる線路の向こうには、
夕方の高知の街並みと山々が見えています。
少しずつ日が傾いていく時間。
昼間のにぎやかな街とは、また違った雰囲気があります。
この電停が桟橋線の終点。
電車はここで折り返し、再び高知の街へと戻っていきます。
線路の終点というのは、なんとなく旅情を感じるものです。
もっとも、実際に来てみると、特別な何かがあるわけでもありません。
ごく普通の電停です。
でも、こういう場所が結構好きなんです。
ところで、この電停のすぐ近くには高知港があります。
また、少し北へ戻れば路面電車の車庫があり、その近くには高知市立自由民権記念館もあります。
さらに東の方には、動物園などがある「わんぱーくこうち」という公園もあるそうです。
意外と見どころがあるんですね。
さて、せっかくここまで来たので、次は近くの港にも行ってみることにしました。
高知港のお話は、また次の記事で。