
おきゃく電車
前回に続いて、とさでん交通の桟橋車庫です。
いろいろな電車を眺めていたら、
車庫から出ていこうとしている電車がありました。
緑とクリーム色に、足元はオレンジ色。
高知の街で見かける、おなじみの色の電車です。
でも、行先の表示がちょっと違います。

「おきゃく電車」
前には「貸切」と書かれた札も付いています。
普通の営業運転ではなく、
貸切の電車が出発するところに出会ったようです。
それにしても「おきゃく」とは何でしょう。
お客さんを乗せるから、おきゃく電車?
調べてみると、
高知では宴会のことを「おきゃく」と呼ぶそうです。
これは知らないとわからないですよね。
もともとは招かれたお客さんを指していた言葉が、
宴会そのものを意味するようになったのだとか。

この「おきゃく電車」は、
走る路面電車の中で宴会を楽しめるというもの。
仲間同士などで電車を貸し切り、
高知の街並みを眺めながら、
食べたり飲んだりできるそうです。
移動するために乗る電車で、宴会をする。
電車そのものが会場になるわけですね。
利用するには事前の予約が必要で、
運行コースや乗り降りする場所などを相談して決める仕組みです。
料理やビール飲み放題が付くプランもあり、
好きな食べ物や飲み物を持ち込むこともできるのだとか。
窓の外を高知の街が流れていく中で、仲間と食事をする。
同じ道でも、普段の電車から眺めるのとは少し違った景色に感じられそうです。
なんかめっちゃ楽しそうな話ですね。
やってみたい。
(京都の嵐電でもそんな話を聞いたことはあるんですが、やるならとさでんかな)
この日に見かけた電車が、
どんな集まりの貸切だったのかは分かりません。
外から見送っただけなので、
車内の様子までは分かりません。

電車は車庫を出て、道路の線路へ。
車庫に並ぶ電車を見られただけでも楽しかったのに、
貸切電車が出発するところまで見られるとは思っていませんでした。
狙って来たわけでもなく、偶然このタイミングに居合わせただけ。
こういう出会いがあると、寄り道してよかったなと思います。
路面電車が日常の足として走り、その車内が宴会の場所にもなる。
高知の電車には、こんな楽しみ方もあるのですね。
ちょっと珍しい場面に出会えて、ラッキーでした。
路面電車の話題、もう1記事続きます。
あしからず。