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好きで買った服なのに、着る勇気が出なかった

    この前、買ったばかりの服を着ようとして、結局いつもの服に着替えてしまいました。

    淡いグリーンのブラウスです。

    お店で見つけたとき、ひと目でかわいいなと思って。普段は白やベージュの服を選ぶことが多いけれど、たまにはこういう色もいいかなと思って、買ってみました。

    それなのに、いざ大学に着ていこうとすると、なんだか落ち着きません。

    朝、鏡の前で何度も確認してしまいました。

    変じゃないかな。

    ちょっと目立つかな。

    友達に「今日どうしたの?」って思われたりしないかな。

    別に、そんなに派手な色ではありません。むしろ、かなり淡いグリーンです。

    誰もそこまで気にしないだろうな、というのも分かっています。

    でも、鏡を見れば見るほど、だんだん自信がなくなってきて。

    結局、いつものベージュのニットに着替えました。


    着替えた途端、さっきまでのそわそわした気持ちがすっと落ち着いたのも、なんだか不思議でした。

    大学から帰って、クローゼットに掛けたブラウスをもう一度見てみました。

    やっぱり、かわいい。

    色も形も、ちゃんと好きなんです。

    なのに、どうして着られなかったんだろう。

    少し考えてみると、お店で試着したときは、ただ「かわいいな」「着てみたいな」と思っていました。

    でも、朝の私は違いました。

    友達から見たらどうかな。

    いつもの私と違うって思われるかな。

    誰かに何か言われたわけでもないのに、頭の中ではもう、友達の反応を想像していました。

    そう思うと、ちょっとおかしくなりました。

    いつものベージュのニットだって、好きです。

    でも、何度も着ているから、安心するというのもあるのかもしれません。

    好きな服と、安心して着られる服。

    似ているようで、少し違うんですね。

    あのブラウスは、まだクローゼットに掛かったままです。

    今度は大学じゃなくて、近所のカフェに行くときにでも着てみようかな。

    お店で見つけたときは、あんなに嬉しかったんですから。

    次は、朝の鏡の前でも、その気持ちを思い出せたらいいなと思います。

    今日も、少しだけ自分の心を観察してみました。

     
     
    心理学専攻の大学生。 好きな音楽、漫画、街歩きの中で見つけた「心の不思議」を綴っています。 日常を少し違う角度から見るための小さな記録。

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