
その一歩先を、考えてみてほしい。
私のこの技法は、長年考え、温めてきたものだ。
そして、数々の失敗から学んできたものでもある。
失敗から学べることは、たくさんある。
本来なら、自分自身で経験し、そこで初めて気づき、記憶する。
それが一番なのかもしれない。
だが人は、できることなら失敗を避けたいと思うものだ。
私もそうだった。
だから私は、自分がこれまで経験してきた失敗と、そこから生まれた技法を残しておくことにした。
誰かにとって、それがひとつのヒントになるかもしれないからだ。
今回伝えるのは、
「先読み力」
についてだ。
先読みと聞くと、未来を予測する特別な能力のように感じる人もいるかもしれない。
だが、そう難しく考える必要はない。
私が考える先読みとは、
未来を読むことではない。
未来に備えることだ。
私は以前、コンビニへ向かおうとしたことがある。
玄関を出ようとした、その時だった。
私は考えた。
コンビニへ行けば、商品を選ぶ。
商品を選べば、レジへ向かう。
レジへ向かえば、その先には会計がある。
そこで私は、財布を持った。
なぜなら、
会計があると予測したからだ。
もし、何も考えずに家を出ていたらどうなっていただろう。
店へ着き、
商品を選び、
レジへ並び、
自分の番が来たところで初めて、
財布がないことに気づいていたかもしれない。
そして私は、もう一度家へ戻ることになっていただろう。
だが、そうはならなかった。
私は、まだ起きていない「会計」という未来を想定し、その未来に必要となるものを事前に準備した。
財布だ。
これが先読みだ。
特別な才能はいらない。
大切なのは、
「このあと何が起きるのか」
を一度考えてみることだ。
もちろん、すべての未来を予測することはできない。
だが、予測できる未来まで何も考えない必要もない。
次に起きることを考え、
必要なものを準備しておく。
その小さな積み重ねが、余計な失敗を減らしていく。
これが私の1の技法
「先読み力」
この技法が、自分に必要だと思ったのなら持ち帰ってみてくれ。
使うかどうかを決めるのは、
君自身だ。
リック・スギヤマ