
シルバーウィーク、どこにも行かないと思っていたら、お寿司屋さんで幸せになっていたお話(356日目)
今日の記事は、いんこの住む地域では長雨のうちに過ぎ去ってしまった、9月のシルバーウィーク中のお話になります。
長雨よ、お願いだから洗濯物を干させてくれ〜!
せっかくのシルバーウィークなのに、全く、どこにも行かない、行く予定もない、いんこ夫婦でありました。
このまま台風に直撃されて、(当時は、台風が次々と関東地方に近づいておりました)
「洗濯物が乾かないー!」
の叫びと共に全日を過ごすのでしょうか、そういう運命なのでしょうか…。
…と、鬱々とした思いのまま、日々を過ごしておりましたら。ヤマネさんから、急なお誘いを受けました。
ヤマネさん「はじめてのところなんだけれど、ご近所に良さげなお寿司屋さんがあるんだ。行ってみない?」
いんこ「行くともー!!!」
てなわけで、行って参りました。旧宅からの引越し先マンションに近い、個人経営のお寿司屋さん。
どうやらヤマネさんは、以前から、いい寿司屋があるぞ〜と、目をつけていたらしいんです。もちろん、訪れるのはお初です。✨
連休最初の土曜日の夜に、あらかじめ席の予約だけして、伺いました。
「線香花火」と貝尽くし—つまみの章
お寿司屋さんは、綺麗でこじんまりとした店舗でした。6席のみのカウンター席のうち、2席を予約済みです。
では、お酒を頼みましょう。
ご挨拶がわりの「とりあえずのビール」。

まずは大将おすすめの、栃木県の蔵元「きんせん」の生酛の銘酒、「線香花火」。かぶとむし、とんぼ、せんこう花火と、毎年同じ名前で新酒を出しているという蔵元のお酒を頼みました。


生酛のくせに、これがスルスルいっちゃうのよ。曲者です、「線香花火」!

〈お通し〉
トマトゼリーよせ
いわし昆布巻き
赤こんにゃくとかぼちゃ、煮タコ
イワシ南蛮

目の前で大将が、貝を次々仕込んでいきます。見事な包丁さばきです。
平貝、赤貝、アオヤギ、ホタテ…。
きましたよ、貝のお造り盛り合わせ!!
美しー!!

そして大将が、目の前でシャッシャッと鰹節を削り、削りたての鰹節をかけてくれた一品料理、「万願寺とうがらし焼き」がご登場〜!
ヘタだってやわらかく火が通っていて、パクパク食べれちゃうよ〜。

お造り盛り合わせの貝の、甘くて美味しいこと。
大将によれば、秋の今時分は、まだまだ貝類は身が小さくて薄いのだけれど、これから冬になるにつれて、どんどん身が大きくなり、美味しくなっていくのだそうです。
おっ!ホタテの食感が、「ウニャ」な感ではない。新鮮なホタテ独特の、かみごたえがあります。
美味しいので、小肌のお造りをさらに所望しました。
日本酒2つめは、新潟は村上のお酒、無想をいただきます。

大将は小肌を仕込み中
小肌のお造り、来ました〜!
繊細、かつ芸術的です!

続いて、これまた一品料理の「銀杏揚げ」、キター!

銀杏の色が、この時期だけの、翡翠色ですよ。
これを日本酒でいただかねば、おなごがすたる!日本人がすたる!
口に含みました。…おおおおおー。(感動)
いんこ「大将、銀杏、美味しいっすねー!」
至福!!
よくよく考えてみれば、寿司屋さんで銀杏を褒めるのも邪道かも知れないのですが、あまりの美味しさに、褒めずにはいられません!
3つ目は、長野のお酒、「夜明け前」。
銀杏揚げを惜しみ惜しみいただきながら、ちびちびと盃を干していきます。
ヤマネさんの方はというと、至近距離にあるまな板の上の、刺身包丁の刀身にうっとり状態です。カウンターからすぐ目の前に、大将愛用の、日本刀のように艶々に研ぎあげた、ピカピカ光る包丁が2本、鎮座ましましてるのですよ…。
いよいよ握り—おまかせの章
さて、つまみも一通りまわりましたので、いよいよお寿司を握ってもらう頃合いがやって参ります。ヤマネさんが12巻おまかせで、私が9巻のおまかせを頼みました。
1巻目
「ホウボウ、塩で」
間に、ヤマネさんにはシマアジ。

2巻目
「和歌山、カツオ」。

ヤマネさんは、モンゴウイカ。
いかがですか?ヤマネさん。
ヤマネさん「甘くて美味しい〜♡」
3巻目
「平貝」。

ちゅるちゅると胃の腑に吸い込まれていきます。
ヤマネさんは、山口県のアジ。
4巻目
「炙りカマス、軽い炙りです」。

大将「炙らないと、結構身が硬いので…。」
繊細なお味!これまたツルツルと、胃の腑に吸い込まれていきます。
怖いよ〜!怖いよ〜!!あんまりスムースにお酒と食べ物を吸収しちゃってるんですが、ワタシタチ。大丈夫なんでしょうか。
5巻目
ヤマネさんの前に、カツオが到着。

6巻目
「煮切り醤油塗りのマグロ」が、すとんとお座りになります。

茶碗蒸しが席に届きました。
…美食に浮かれてましたが、そろそろ正気に戻ってお会計の準備をしておかないといけませんね。
7巻目
「中トロ」。

大将「中トロ、塩で」
キャー!!!
これまた秒速で、ちょるちゅると消えていっちゃいました。
8巻目
「炙りカマス」。(ダブった?)

1回しめてから、炙ったのだそうで、味が濃い!
ヤマネさんには、平貝の握りが到来。
9巻目
「赤エビの炙り」。

大将「赤エビは炙ることで、味が凝縮します!炙ると美味いの。まあ、うちの煮切りが美味いのかな〜。」
おいしゅうございましたぁ!
大将が、美味しそうな卵焼きを切ってます。湯気をたててる、ふるふるとした卵焼きが、目の前の取り皿に、いつのまにかサーヴされてます!
10巻目
「寿司屋さんの卵焼き」。
出汁たっぷりの味を堪能させて頂きました。

11巻目
「いくら軍艦」!

大将「いくら、最近なかなかいいの無いんですよ!
ところで『いくら』って、ロシア語なんですよ。ご存知でしたか?」
なんと、いくらがロシア語!?口悔しいぞ〜っ!!(?)などと言いながら、軍艦巻きを頂きました。
12巻目
「煮はまぐり」。

大将「煮はまぐり、江戸前ですっ!」
ザ、江戸前な煮はまぐり〜!!
ヤマネさん「ウマッ!!」
締めの一品と、アレ?巻数の問題
最後に、大根の甘酢漬けが来ました。塩と酢と砂糖で、5日間以上漬けた自家製漬物なのだそうです。

大将「寿司屋だと大抵べったら漬けが出てくるけど、それだと芸がないので。」
これは工夫をこらした逸品ですね、確かに!
はりはりとした歯応え、くどくない甘酢漬けの味。まさに寿司屋に相応しい味の漬物です。
茶碗蒸しをいただきます。つるつるつる。これまたスムーズにフェードアウト。

熱い緑茶が、これがまた美味しくって。
最後にアサリの味噌汁をいただいて、おしまいでした。

赤味噌だけだと塩辛いので、白味噌と合わせ味噌にしているとの大将の説明通り、文句無しに旨いお味噌汁でございました〜!!
…アレ??
私、そういえば9巻おまかせだったハズだけど、どう考えても、もっと食べてるよね?
ま、いっか!美味しかったし!←酔って気が大きくなっているいんこでした…
包丁ピカピカ、お財布はヒヤヒヤ
たいへん満足して、お会計を済ませました。
ヤマネさん「包丁ピカピカ。包丁はね、こうでなくっちゃね♡」
包丁マニアなヤマネさんも花丸な合格点を出した、たいへん美味しいお寿司屋さんでした。
お家の近くにある、大将の仕事が見事なお寿司屋さん。
美味しいのはこれでわかったけれど、さてさて。我が家のお財布が、次にゴーサインを出してくれるのは、一体いつになるのやらね…(笑)。
(おしまい)