
第2話 J.M.W.ターナー― 光はすなわち色である
日本語版動画

第2話は、19世紀イギリスを代表する画家、ウィリアム・ターナーを取り上げます。
代表作『戦艦テメレール号』は、イギリスで最も愛される絵画に選ばれ、ターナーの肖像とともに20ポンド紙幣にも登場しています。
ターナーは、印象派より30年も先駆けて光を追い求めながら、流派を作ることなく、独自の作風を切り開いた孤高の画家でした。ターナーの追い求めたものは、先例がなく、「光はすなわち色である。そして影は、その欠如である」という有名な言葉の実現には、長い年月を必要としたのでした。
初めは明瞭に描かれていた建築や風景の輪郭が、次第に色彩の中へと溶け込んでいきます。そして晩年の作品では、色彩までもが溶け合い、光へと還っていくようになります。
この動画では、ターナーの追い求めたものの軌跡を、順を追って解説しています。そして最後には、ターナーがその独自の思想を完成したこと、また彼の考えをもとに、「もしターナーがベネチアを描いたら」という想像から、一枚の作品を制作しました。
ターナーは、絵画で語りかけています。その声をお聞きください。
英語版動画

10/24/2026より国立西洋美術館でターナー展が開かれます