
定番商品は、人気ではなく“続けられる条件”に支えられている
好きな人が多くても、原料がなければ続けられない
好きな商品って、
なくならないと思ってしまいます。
いつ行ってもある。
また今度買えばいい。
そう思っているうちに、
突然、
「終売しました」
と知らされる。
ふて猫は、空っぽになったアイス売り場の前で、少しだけ立ち止まります。
「人間は、いつでも買えるものには安心していて、なくなると分かった瞬間に急に欲しくなることがあります」
明治の人気アイス、
「明治 エッセル スーパーカップ 抹茶」
が、
2026年2月に製造終了していたことが分かりました。
2002年の発売以来、
長く親しまれてきた定番フレーバー。
SNSでも、
「悲しい」
「ショック」
「一番好きだった」
という声が相次いでいます。
でも、
今回の終売理由は、
「売れなかったから」ではありません。
抹茶原料の世界的な需要増加により、
安定供給が難しくなる可能性があり、
その結果、
終売を判断したとされています。
今日はこのニュースを入口に、
「人気があるのに、なぜ続けられないことがあるのか」
を考えてみます。
合言葉は、
読んで納得、明日ちょっとドヤれる。
売れないから終わる、とは限らない
商品が終わる。
そう聞くと、
まず思うのは、
「売れなかったのかな」
ということです。
でも今回は違います。
人気はあった。
好きな人も多かった。
それでも、
続けられなかった。
ふて猫は、「人気あり」の札の横に、「でも作れない」と書き足します。
「人間は、“求められているなら続けられる”と思いがちですが、続けるためには人気以外の条件も必要です」
原料。
人。
設備。
価格。
物流。
どれか一つが崩れても、
商品は続きません。
人気が高まるほど、手に入りにくくなることがある
今回の背景には、
抹茶の世界的な需要増加があります。
人気が出る。
需要が増える。
本来なら、
いいことのように見えます。
でも、
原料の供給が追いつかなければ、
逆に作れなくなる。
ふて猫は、「人気上昇」のグラフと「在庫減少」のグラフを並べます。
「人間は、人気が出れば増えると思います。でも、人気が出すぎると逆に手に入りにくくなるものがあります」
人気は、
必ずしも安心ではありません。
人気になったからこそ、
消えることもある。
少し不思議です。
「いつでもある」が、一番ありがたさに気づきにくい
スーパーカップ抹茶。
長年、
当たり前のように売っていました。
だから、
特別感は薄い。
限定でもない。
レアでもない。
ふて猫は、いつもの棚にいつもの商品があることの強さを見ています。
「人間は、特別なものより、“いつもあるもの”の価値に気づきにくいです」
いつでも買える。
また今度でいい。
そう思っているうちに、
なくなる。
その瞬間、
急に惜しくなる。
これ、
商品だけではありません。
人も。
店も。
景色も。
日常も。
同じです。
なくなると知った瞬間、欲しくなる
SNSで、
「一番好きだった」
「悲しい」
という声が増える。
もちろん、
本当にずっと好きだった人も多いでしょう。
でも、
なくなると聞いたことで、
急に存在感が大きくなった人もいるはずです。
ふて猫は、「終売」の札を見た瞬間、急に棚を探し始めます。
「人間は、“もう手に入らない”と分かると、それまでより価値を高く感じることがあります」
限定。
終了。
残りわずか。
こういう言葉に弱いのは、
そういう心理があるからです。
続けるには、「好き」と「作れる」の両方が必要
商品を続けるには、
買う人がいる。
それだけでは足りません。
ちゃんと作れる。
ちゃんと運べる。
ちゃんと利益が残る。
ちゃんと原料が確保できる。
そこまで必要です。
ふて猫は、「好き」の札と「続けられる」の札を別々に持ちます。
「続いているものには、“人気がある”だけでなく、“作り続けられる”という条件も必要です」
これは、
仕事にも似ています。
好きな仕事。
やりがいのある仕事。
求められる仕事。
でも、
体力が続かない。
人が足りない。
採算が合わない。
それでは、
続けられません。
「好きだから続ける」は、意外と難しい
人間は、
好きなものなら続けられる。
と思いがちです。
でも、
現実はそんなに単純ではありません。
好きでも、
無理なことはある。
人気でも、
続けられないことはある。
ふて猫は、「好きならできる」の札を、少しだけ横にずらします。
「好きであることと、続けられることは別です」
この言葉、
案外いろいろな場面に当てはまります。
終わることは、失敗とは限らない
終売。
終了。
閉店。
撤退。
こういう言葉は、
少しネガティブに見えます。
でも、
続けられない状態で無理に続けるより、
いったん終える。
という判断もあります。
ふて猫は、「終わる」の札の裏に、「守るため」と書きます。
「やめることは、負けることではなく、“これ以上無理をしない”という選択になることがあります」
今回も、
安定供給を重視した結果の終売です。
続けることだけが、
正解ではありません。
定番ほど、「ある前提」で扱われる
人気商品なのに、
なくなってから騒がれる。
これは、
少し皮肉です。
長く続いていたからこそ、
みんな安心していた。
ふて猫は、「定番」の札に、「ずっとあると思ってた」と書き足します。
「人間は、長く続いているものほど、“これからも続く”と思い込んでしまいます」
でも、
実際には、
続くものほど、
たくさんの条件に支えられています。
それが見えないだけです。
世界の人気が、日本の日常を変える
今回、
抹茶の需要増加は世界的なもの。
つまり、
海外で抹茶が人気になる。
その結果、
日本で長年売られてきた定番商品が作りにくくなる。
ふて猫は、「世界」と「いつものスーパー」が一本の線でつながっているのを見ています。
「遠くの人気が、近くの“当たり前”を変えることがあります」
世界はつながっている。
そういう言葉はよく聞きます。
でも、
アイス売り場でそれを実感するのは、
なかなか面白いです。
「また今度」は、永遠には続かない
また今度買おう。
また今度行こう。
また今度会おう。
人間は、
この「また今度」をよく使います。
ふて猫は、「また今度」の札の横に、「その今度、ありますか?」と書きます。
「いつでもあると思うと、人は大切なものを後回しにします」
でも、
いつでもあるものほど、
突然なくなると驚きます。
だから、
好きなら、
たまには今買う。
会いたいなら、
たまには今会う。
それくらいでいいのかもしれません。
明日ドヤれる一言
人気商品。
長年の定番。
それでも、
終わることがあります。
ふて猫は最後に、
「人気なのになぜ?」という質問の横へ、
もう一つ書き足します。
「作り続けられる条件は、そろってる?」
そして、
今日の明日ドヤれる一言。
「続いているものには、“人気がある”だけでなく、“作り続けられる”という条件も必要です」
読んで納得、明日ちょっとドヤれる。
今日は、
スーパーカップ抹茶の終売ニュースを入口に、
“人気があるのに、なぜ続けられないことがあるのか”
というお話でした。
好きなもの。
慣れたもの。
いつもあるもの。
そういうものほど、
なくなるまで価値に気づきにくい。
でも、
続いているということ自体が、
実はかなりすごいことです。
原料がある。
人がいる。
作れる。
運べる。
買う人がいる。
いろいろな条件がそろって、
ようやく「いつもの」が続きます。
だから、
当たり前にあるものほど、
少しだけ大切にしておいた方がいいのかもしれません。
そんな「定番と人間の慣れ」を、メンバーシップでも少し深く眺めています。
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