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セルフネグレクトと介護拒否。正しさが届かない現場で 【お試し付き】

    「…困難事例、お願いできますか?」

    電話口の一言で、だいたい状況は察する。

    玄関を開けた瞬間、言葉を失う。

    積み上がったゴミ。

    生活の痕跡というより、時間が止まった空間。

    これは「だらしなさ」ではない。

    セルフネグレクトという状態。

    中に入ろうとすると、怒号が飛ぶ。

    「勝手に入るな!捨てたら殺す!」

    正論は、ここでは通じない。

    安全も、衛生も、支援の必要性も——

    すべて“外側の理屈”になる。

    家族は言う。

    「もう無理なんです。何とかしてください」

    でも、本人は拒否する。

    支援も、介護も、関わりそのものを。

    ここで突きつけられる現実。

    本人の意思は尊重されるべきか

    命や健康のリスクはどこまで許容するのか

    誰が、どこまで介入できるのか

    答えは、シンプルではない。

    だから現場では、

    「正しい支援」よりも

    **「関係を切らさないこと」**を選ぶことがある。

    行政、包括、医療、家族。

    すべてを巻き込んでも、動かないケースはある。

    それでも、完全に離れない。

    完全に切らない。

    最後に残るのは、

    “できることを、やり続ける”という選択だけ。

    「冷たい」と言われることもある。

    「もっと何とかできたのでは」と問われることもある。

    それでも現場は、

    理想ではなく、現実で動いている。

    セルフネグレクトと介護拒否。

    それは“支援が届かない人”ではなく、

    **「支援の形を問い続けられる現場」**だと思う。

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    AIで漫画にしてみました



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    介護・医療・福祉の現場で30年以上働いております。 支える側でありながら、家族として介護を経験してきた当事者でもあります。 現場では言えないこと、制度では救えないこと、それでも続ける理由を書いています。 Kindleでも本を出しています。まず無料記事から読んでみてください。

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