
1日10回の腕立て伏せでいい、自己肯定感を取り戻す「小さな決め事」
仕事で怒られた日。
図面が全く上手く引けなかった日。
あるいは、SNSで他人のキラキラした生活を見て、なんとなく自分がちっぽけに思えてしまった日。
「自分なんて全然ダメだなぁ」
と思い詰めてしまう夜は、誰にでもあります。
そんな時、私がおすすめしたいメンタル安定法があります。
それは1日10回の腕立て伏せです。
筋肉をムキムキにしたいわけでも、ダイエットをしたいわけでもありません。目的はただ一つ、メンタルの安定です。
「ほんの少しの達成感」が心を救う
仕組みは極めてシンプルです。
どんなに少量でもいいからやることを決めておく。
そして、それだけはやり抜く。
たったこれだけです。
1日10回の腕立て伏せなんて、時間にして数十秒。物理的な負荷はほとんどありません。しかし、この「自分で決めた小さな約束を守れた」という事実が効いてきます。
やり抜いたことに対して、人間はどんなに小さなことでも自信を感じるようにできています。(心理学や脳科学的にも立証されてる有名な話ですよね)
理不尽なことが多い社会の中で、唯一完全に自分でコントロールして、100%成功できるタスクを日常の中に意図的に作り出すのです。
日々そのサイクルを繰り返すことで、失われかけた自信を取り戻し、達成感を味わう瞬間をデザインすることができます。

なぜ「運動」がおすすめなのか?
達成感を味わうための決め事は、正直なんでも構いません。
毎日水を1杯飲むでも、靴を揃えるでもOKです。
しかし、個人的にはやはり冒頭で挙げたような自重トレーニング(運動)が一番簡単で、健康的にも効果に直結しやすいと思っています。
腕立て伏せ10回でも、スクワット5回でも素晴らしいです。ジムに行く準備も着替えもいりません。
もっと言えば、「今日は一駅分多く歩いた」「朝寝坊したけど、駅まで全力で走って電車に間に合った(素晴らしい!)」というような日常の延長線の運動でも十分です。
体を動かすという行為自体が、脳の構造的にポジティブな達成感や爽快感に直結しやすいからです。
ちなみに私は平日の仕事中、味と眠気覚まし効果、そして空腹対策としてコーヒーが好きで、1日3杯は飲んでしまいます。その結果、利尿作用でトイレによく行くことになります。
そこで「トイレに行くたびに必ずスクワット10回やる」というルールにしています。なので、気づけば毎日合計50回ほどスクワットをしている日もあります。
「コーヒーが飲みたい、でもこれ以上スクワットしたくない……いや、でもコーヒー我慢できないから飲むぞ、よしスクワット確定!」というリズムです。何と戦ってるねんという話ですよね。

もっと自分で自分を労っていい
真面目な人ほど、できない自分に目を向けて、自分なんてダメだ…と厳しく評価してしまいがちです。
でも、私たちは日々、満員電車に揺られ、複雑な人間関係をこなし、理不尽な仕事に向き合って、ただ生きているだけでも十分すぎるほど頑張っています。
だからこそ、もっと自分で自分を労っていいと思うのです。
「今日も腕立て10回できた。自分、えらいぞ」
と、大袈裟なくらい自分を褒めてあげてください。
その数十秒の小さな決め事が、明日を少しだけ身軽に生きていくための、強力な心の防具になってくれるはずです。
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