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老害化を俯瞰しながら、気合とフォーマットで導く処世術


    人はある一定の年齢になると、新しい概念を取り入れられなくなる。

    パソコンやスマホ、あるいは飲食店のセルフオーダーやスーパーのセルフレジに対応できないご高齢の方のように。


    …いやいや、嘘つけ、と。

    脳科学や心理学の視点からもそんな話がありますが、そんなことになるとは到底思えません。わからないことは調べればいいし、それこそ今の時代AIが教えてくれます。

    自分をアップデートできるかどうかは、ただの意識の問題でしょう。


    でも最近、なんだか思うのです。

    自分自身が「生存者バイアス」に飲み込まれていると。そして、時代に合わせた新たな考え方をできなくなり、もはや普通のアドバイスができなくなっているのではないかと。




    いや、建前では色々言えるんです。

    「無理しちゃ体を壊すから、その前に辞めなよ」
    「嫌なら嫌と言っても今の時代は全く問題ないよ」


    でも、それは全部、本当の本音ではありません。


    もちろん嫌なら辞めればいいとは思うのですが、辞めたいと思っていないのなら、「頑張る」以外の選択肢ってなくないか?と思ってしまう自分が確かに存在します。

    頑張らずに怒られながら適当に仕事してそこに居続けるか、辞めるか、死ぬ気で頑張るかの3択くらいではないかと。


    「しんどいんだ……辛いね。じゃあ、筋トレして体力つけて、今の倍頑張ればもっと成長できるし期限にも間に合うよ!」

    「私も逃げられないと思い込んでいた環境にずっといたからさ。逃げるとか無理とか休むって選択肢は最初からないんだ!」

    「大事なのは気合いと根性と馬力と、気持ちと心だよ!」


    ……こんなもんです。私の本音なんて。


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    こんな人間のアドバイス、一体だれが聞きたいというのでしょうか。





    書いていて悲しくなったのですが、30歳を手前にして、まさか老後の「頭の固さ」をこんな形で自覚することになるとは思いませんでした。

    頭ではわかっているんです。そんな主義主張が通るわけがないと。言いながら自分も過去にサボったり逃げてきたりしたこともありますし…


    きっと高齢化によって脳の何かしらの機能が低下すると、頭ではわかっていて理性で止めていた「本音」が止められなくなるんでしょうね。

    そして、好き放題言って「俺の若い頃は〜」と語り出す妖怪になる。


    怖すぎます。
    今から自分が老害化する未来が恐ろしいです。




    もちろん、そんな指導はしたことないですよ!


    「内なる本音」を腹の底で暴れさせながら、私が後輩に対して実際に行っていること。

    それは、

     
     

    aulora

     
     
    建築を通し、世界の解像度が少し上がる 一級建築士|設計事務所勤務 全国47都道府県・海外8カ国を巡り、建築を通して出会った景色や気づきを綴ります。 名建築の空間や差し込む光、その土地の歴史。設計業界の実情や、仕事と人生についての思考も。 世界を少しだけ美しく整えるための備忘録

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