
動画を撮らない私が、数十秒のVlogで感じた「空間」
花火の動画を撮って、あとから見返したことのある人って、一体どれくらいいるのでしょうか。
私は普段、建築を巡る旅先で何百、何千という写真を撮ります。
気づけばスマホのカメラロールには4万枚ほどの写真が保存されていますが、実は動画はまったく撮りません。
容量を圧迫するうえに、長い動画をあとから見返すことって、自分の人生においてはあまりにも少なかったんですよね。
Vlogという美しい映像形態に憧れはありつつも、
「編集の手間が面倒くさい」
「自分には向いていない」
と食わず嫌いをしていました。
これだけ写真を撮りまくっているのに、ね…
そんなある日、note界隈でも話題になっていた「FilmLog」というアプリの存在を知りました。
めちゃくちゃ勝手に紹介させていただきますが、アプリ開発者の方の記事です。この記事読めば使い方全部わかります。
日常の何気ない2〜3秒の動画を撮り溜めるだけで、自動的におしゃれなVlog風の映像に繋ぎ合わせてくれるという優れものです。
動画が面倒な私でも、あっという間に思い出が形になる。
こないだのお盆休みから使い始めたのですが、その手軽さにすっかりハマってしまい、最近はお出かけのたびに使うようになりました。
noteに動画を貼ろうとしたら、どうやらXの投稿をそのまま埋め込む形になるようで…私がXで適当に書いていることまで丸ごと晒してしまいますが、せっかくなので旅行の記録をそのまま並べてみます。
仕事から逃げに逃げて旅行にきたので、前からやってみたかった動画繋げるアプリやってみました。
— aulora (@aulora_X) August 11, 2026
めちゃくちゃ簡単で楽しい⛰️
けど、動画撮る習慣がなさすぎて下手くそ…勉強します。#Filmlog pic.twitter.com/F3xJkH4OI1
初日
慣れるにはやれ、ということで、2日目。
— aulora (@aulora_X) August 12, 2026
景色の美しさに助けられてます。#Filmlog pic.twitter.com/PShhgysXQq
2日目
黒部ダムとかいう観光名所行ったのに山登りで疲れすぎてこのアプリの存在を忘れていた人。
— aulora (@aulora_X) August 13, 2026
やはり習慣化できる人が上手くなるんだろうな…#Filmlog pic.twitter.com/Wq9qUR6Z0P
3日目
お盆旅の最終日、立山黒部アルペンルートを抜けて長野県は松本で民芸品に触れて終了。
— aulora (@aulora_X) August 14, 2026
めちゃくちゃ楽しみにしてたし楽しかったんですが、それ以上に山登りで体力を使い果たしてました笑… pic.twitter.com/wvhDl4HSfi
最終日
……楽しい!!
写真をつなげただけのカスみたいな1日目からちょっとずつ見れるようになってきた気がして、成長を感じます。
あまりにも低いところからのスタートはレベルアップが早くて、それはそれでいいですね。
たった2〜3秒の、短い動画の羅列。
しかしそれらを見返したとき、気づいたことがあります。
私たちが空間を体験し、記憶に刻むとき、頭の中に残っているのは平面図や建物の全体像だけではありません。
窓から差し込んだ光の揺らぎ
列車の揺れ
器の手触り
肌を撫でた風の冷たさ
そうした「数秒の感覚の断片」の連なりが、空間体験の正体なのかもしれないと。
もちろん、その体験を通して何を思うか、何が見えていたのか、人によってさまざまあると思います。動画には、その原初を思い起こさせるパワーがあると実感しました。
何年もかけて空間を創り上げる私たちの仕事の行き着く先も、結局は、誰かの記憶に残る「数秒の断片」を生み出すための、途方もない遠回りにも思えてきます。
この軽快なアプリは、思い出に手軽にかたちにできるツールと侮っていましたが、空間を体験することの本質を教えてくれた気がします。
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