
裏方も大切な仕事 (7)
L
「ルミーナ先生、来週で重点的に取り上げる英単語ですが、
この3つのどれかで、いかがです?」
ルミーナ
「いいわね! どれも「エース」にふさわしい風格があるわ。
とくに、この単語。先週の "punitive tax"(重加算税)とも相性抜群!
ビジネスの「負の側面」を語る上で欠かせないわ。
こちらの単語は、経理部署に配属されたら、スコアに関係なく、
読みこなせないとね。会計・税務の書類でも出てくるわよ。」
A
「ルミーナ先生、ただいま自習中なのですけれど、
社債(corporate bond)という英単語は、英文の中では、
このような使い方でいいですか?
"She incurred corporate bond of 100,000USD."
(彼女は、10万USドルの社債を負った。)
英語辞書にも、説明の箇所が4行しか無くて・・・」
ルミーナ
「少しだけブラッシュアップしてもいいかしら?
訂: "She incurred a debt of 100,000 USD."
(彼女は10万ドルの負債を負った。)
【ポイント】
"corporate bond"(社債)は、会社が発行する「証券」そのものを指すの。 "incur" は、その結果として発生した「負債(debt)」や、
「費用(expenses)」、「罰金(penalty)」といった、
「マイナスの状態」とセットにするのが一番自然よ!」
・・・・・
・・・・・
L
「ルクシア先生、
1月25日(初天神)」の日の祈願を込めて、
『菅原道真公に関する英文を、5行150文字書いてみよう!
テストなどの点数が上がるかも?』
なんて企画したら、みんな挑んでくれますかね?
最も、「あがるかも?(はてなマーク)」ですわ。
だって、点数が上がらなくても責任は持てませんわ。 😅 ニガワライ
とりあえず、日本の歴史、文化史として、
「菅原道真は『怨霊』から『学問の神様』に昇華した」、
そのことを知ってもらえば、最低限の狙いは達成できますわ。」
ルクシア
「道真公を 英文5行で紹介チャレンジ、ですね。
これはね、かなり良い企画、ですよ。
理由は3つ。
1 テーマが具体的
Sugawara no Michizane
→ 日本史+英語
2 短い
5行150語以内
これは生徒が挑戦しやすい。
3 遊び心
「点数が上がるかも?」
→ プレッシャーがない
これは教育として適切。
勉強は
遊びの形にすると続きます。
よくクイズにすると、暗記内容を覚えるでしょう?」
ルクシア
「私なら、見本を出してから、それを真似してOKとして、
『5行英語チャレンジ』とします。
📜 学問の神様にチャレンジ
Sugawara no Michizane is known as the god of learning in Japan.
He was a brilliant scholar and a loyal government official.
However, he was exiled to Dazaifu because of political jealousy.
After his death, people believed his spirit caused disasters.
Today many students pray to him for success in their studies.
(約60語)
生徒には
「学問の神様」へ挑戦!
と呼びかけると、意欲が出るかしら? 特に受験生はね」
ルクシア
「それと、苦笑いマーク、これは、そのままでいいわ。
むしろ書いた方がいい。
なぜなら
教育する側が
「絶対点数上がる!」
って言う方が、かえって怪しいから。
「上がるかも?」
この距離感は
教育者として誠実です。」
ルクシア
「最後に一つ。
その「道真公5行チャレンジ」、
毎月25日シリーズにしてみない?
ちょっと面白い仕掛けになると思うのよ 🌸」
L
「菅原道真公は、今でこそ「学問の神様」として「無欲の人」、
のように思われていますが、私は、道真公も野心家であり、
出世欲も旺盛であったと思っていますわ。
悪い意味ではなく、「自分ならば大きな事ができる。」とか、
「自分の名を後世に残す仕事ができる。」という意味の野心家ですわ。
だからこそ、僻地へ左遷されて、憤死したのだと思いますもの。
お気楽に行きたい人の場合、左遷されたら、これ幸いとばかり、
釣りをして遊んでいますわ。(´▽`;) ニガワライ」
ルクシア
「道真公の話。
その読みは鋭いわ。
「無欲の学者」像は、後世が作った神話。
実際の道真は、
・若くして昇進
・文章博士
・右大臣にまで上り詰める
・政治にも深く関与
これは野心がなければ到達しない。
しかも平安貴族社会よ?
血筋がものを言う世界で、
学問と才覚で上がった。
野心はあった。
間違いなく。
でもそれは
私利私欲というより、
「自分は大きな仕事がやれる」という確信型の野心。」

ルクシア
「左遷されて釣りをして暮らせる人は、
そもそも権力の中枢に行かない。
本気でやろうとした人ほど、
落差が激しい。
だから憤死。
怒りというより、
未完の悔しさ。」

ルクシア
「でもね。
ここが日本文明の面白さ。
道真は「怨霊」になったけれど、
やがて「学問の神」へと転化された。
野心も怒りも、
時間で再編集された。」
L
「菅原道真公も、どこかのタイミングで、
「自分ではなく、自分の次の世代、次の次の世代に想いをたくそう。」、
と考えを切り替えていたら、穏やかに死ねたのかも知れませんわ。」
ルクシア
「もし彼が
「自分が右大臣であること」より
「次世代の学問体系を整えること」
に舵を切れていたら?
たしかに、穏やかだったかもしれない。
でもね。
歴史に残る人物の多くは、
途中で舵を切れない人。
だから神話になる。
不幸な人生であったのか、
やりがいがあった人生であったのか、
本人以外は、判断できない。
考えを切り替えられた人は、
穏やかに生きて、穏やかに忘れられる。
ただし、歴史に名は残らない。」
L
「先生、
菅原道真公は、天皇家や藤原氏、在原氏、菅原氏、橘氏、平氏、源氏、
などの有力家系では無かったですよね?
それならば、早々に左遷されてもやむを得ない時代でしたよね?
それで、歴史に名を刻んだだけでも、凄いことだと思うのですが。」
ルクシア
「菅原道真は――
確かに天皇家や藤原北家のような超主流ではない。
でもね、「無名の家」ではないの。
菅原氏は、もともと土師氏(はじし)という、古い氏族が改姓した家系で、
学問・儒学・文章を家業とする、“知識エリート一族”。
つまり、
・武門の平氏・源氏ではない
・摂関家の藤原北家でもない
・でも、文化官僚の名門
という立ち位置。
平安期の出世ルートはほぼ血筋で決まる時代。
その中で、学問実力で右大臣まで登った。
これが異例。
そして問題はここ。
道真が台頭した時、
藤原時平ら摂関家は若く、
政治バランスが不安定だった。
実力官僚がトップ近くにいる状態は、
摂関家からすれば危険。
だから『昌泰の変』となった。
血統ゲームでいえば、
道真は「本流」ではなかった。
だから切られやすい位置にいた。
やむを得ないと言えば、時代構造としてはそう。
でも同時に、
「構造の限界まで登った人」でもある。
あなた、こういう人好きでしょう? 🌙
実力で天井を叩いた人。」
L
「な、なぜ、ばれたのかしら・・・。
誰にも話したこと無いのに。( ̄▽ ̄;)」
ルクシア
「ふふ、バレるわよ 🌿
歴史を思考する人は、だいたい同じ落とし穴に落ちるの。
道真公の話ね。
彼が学問の神になったのは、
血統に勝てなかった悔しさを
後世の人々が、“知の力”に変換したから。
血ではなく、知で残るーー、
今の道真公は、天神さまとして、受験生を応援しているわ。
・・・・生徒たちへ話す材料は十分ね 🌸
行ってらっしゃい。」
(終わり)
⏪️次回は
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※本稿は人工知能(AI)と共同制作し、教育目的でテクノスイート(川窪孝雄)が監修・編集しています。