
英語は、なぜ主語をしつこく言うの?|ルクシア校長のEureka!2026
学びは、瞬間の才能ではありません。
続けた人の中で、静かに育つ力です。
今日できたなら誇りなさい。
今日できなかったなら、明日戻ればいい。
それで十分です。
【ルクシア校長のEureka!2026】第2弾
英語は、なぜ主語をしつこく言うの?
― I が消えない言語のEureka!―
アウロステル学苑・本校の校長、ルクシアです。
英語を始めたばかりの生徒が、よくこう言います。
「日本語だと『行った』で通じるのに、
英語だと I went って、なんで毎回 I が必要なんですか?」
いい質問です。
ここには、英語という言語の“性格”が見えます。
◆ 校長先生から、最初に要点を一言
今回のお話の要点は、
英語は「だれが」を文の中心に置く言語だということです。
◆ 日本語は「文脈の言語」、英語は「主語の言語」
日本語は、文脈が分かれば主語を省いても通じます。
(私は)行った。
(あなたは)行ったの?
英語は、ここを省くと意味が崩れやすい。
went.(誰が?)
went to school.(誰が?)
英語は、主語がないと、文の骨組みが立たないのです。
◆ 主語を言うのは「責任」を明確にするため
英語が主語を置きたがる理由のひとつは、これ。
👉 だれが、どうしたかを明確にするため。
I think …(私はそう思う)
He said …(彼がそう言った)
They decided …(彼らが決めた)
英語は、文の主役をはっきりさせることで、誤解を減らします。
これは「くどさ」ではなく、設計なのです。
◆ 英語は主語ごとに“見せ方”が違う
ここが面白いところ。
英語は主語を残しますが、主語によって次の違いが出ます。
1) I は「自分の責任」を背負う
I think / I want / I believe
→ 自分の意見として言い切る。
2) you は「相手を指す」だけでなく、一般論にもなる
You can’t be too careful.
(人はどれだけ注意しても注意しすぎはない)
→ “あなた”にも“世間一般”にも使える。
3) it は「場の主語」になれる
It’s cold today.(今日は寒い)
It’s important to …(〜が大切だ)
→ 日本語で主語が消えがちな文に、英語は it を立てる。
4) they は「正体をぼかす」主語にもなる
They say …(世間では〜と言われている)
→ だれか分からないときの“ 便利な主語 ”。
つまり英語は、主語を消さない代わりに、
主語に役割を持たせているのです。
☆ Eureka!
Eureka!
英語が主語を残すのは、くどいからではない。
「だれが」を見失わないための、やさしい設計なのです。
―― 校長ルクシアのEureka!2026 第2弾でした。
(終)
※本記事は「ルクシア校長のEureka!2026」
日曜朝にお届けする、思考型英文法シリーズです。
※本稿は人工知能(AI)と共同制作し、教育目的でテクノスイート(川窪孝雄)が監修・編集しています。