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季節による薬膳の違い:①冬の注意点

    様々な果物、野菜、魚介類の最もおいしい時期、それが「旬」です。食材がおいしい時期は、そこに含まれている栄養成分も高くなっていることが多いので、美味しいうえに、身体への効果も高まります。スーパーに並んでいるものは養殖ものやハウス栽培などのものの多く、旬がわかりにくくはなっていますが、旬を意識して食べることは身体にも心にもとてもいい影響があります。

    また、季節によって健康を害する原因も様々です。夏と冬ではかかりやすい病気や出やすい症状にも違いがあるように、季節によって気を付けるべきポイントがあります。今回は、今の季節にちなんだ養生法をお伝えしていきます。

    1.はじめに邪気とは

    邪気とは、身体の外部環境における気候の変化などの刺激のことです。気候の変化は自然界では正常な働きなのですが、外部から人に襲い掛かってくるような邪気となってしまいますと、身体に不調を起こしてしまうことにつながります。季節ごとに異なった性質の邪気があり、体内への侵入経路、身体への伝わり方、発生する症状も異なります。

    2.冬の邪気「寒邪」から身を守ろう

    「寒邪(かんじゃ)」は、体の熱を奪うような冬の邪気になります。肌や呼吸器から侵入したり、冷たいものを食べすぎた時に直接内臓など身体の中へと入りこむこともあります。寒邪によって体の陽気が傷つけられ、身体が冷えることで気血の流れが停滞し、臓器の運動や代謝機能も停滞してしまいがちです。すると、むくみや消化器系の不調につながったり、風邪や冷え、めぐりが悪くなったことで出てくる痛みなどの症状にもつながります。

    もともと冬の食材には体を温める効果があるものが多いですが、温性や熱性の食材、気血水の巡りを活発にするような食材が効果的です。

    3.秋から続く乾燥の邪気「燥邪」にも気を付けよう

    寒さの他に空気が乾燥しがちなのが冬です。秋に最も注意すべき邪気ではありますが、冬にも注意が必要です。「燥邪(そうじゃ)」は強い乾燥の性質がありますが、身体の潤いを失ってしまうと、肌や髪のパサつき、口や鼻の渇き、咳といった症状が出やすくなります。

    潤いを担う津液を補う食材、甘味と酸味食材の組み合わせが効果的と言われています。また、身体を温める作用が強い熱性の食材は冬に適しているものではあるのですが、乾燥の症状を悪化させる原因になってしまうことがあるので乾燥の症状が出ているようなときは食べる量を控えるようにしましょう。

    4.「腎」を養うことを意識しましょう

    冬に対応する臓器は「腎」になります。成長、発育、生殖活動をコントロール「腎」は、第2の心臓との言われるほど大切な臓器です。生命エネルギーを司るので、ここが弱ってしまうと、子どもにとっては成長の遅れ、成人にとっては老化が進行したり、精力減退、生理不順などといった症状にもつながってしまいます。冬はできるだけ体力を消耗させず、適宜休むように意識して、エネルギーを蓄えることを意識しましょう。激しい運動やダイエットなどは可能ならば避けるようにしましょう。過度の疲れは腎を傷めることになってしまいます。腎の気をしっかり充填させよく働いている状態になれば、生命力も強まるので、冬の寒さにも適応できると言われています。

    腎の働きを高める食材、黒い色の食材を積極的に摂るようにしましょう。

    5.冬に摂りたい食材

    にら、長ネギ、かぶ、ショウガ、白菜、大根、山芋

    みかん、ゆず

    牡蠣、蟹、エビ、あさり、昆布、わかめ

    醤油、みそ、塩

     
     
    【地方の未来と美を紡ぐクリエイター】地方創生や古民家再生を通じて、日本の自然法則に基づいた全方向アプローチで美しさと心地よさを追求。新潟暮らしを愉しく発信中/コンテンツクリエイター&ちょい農・ずぼら薬膳/こあいミラビ/阿賀町ファンブログアガマニア

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