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Photo bykurit3

中キャのわたしが幹事になってしまった話


    「よっ!」

    先日コンビニでお会計をしていたら、隣のレジでお会計をしていた男性がそう言ってこちらに向かって手を挙げてきた。

    えっ?
    知らない人…

    何だろう。人違いかなぁ。

    そう思うことにして深く考えずにお会計を続けた。その人も、まるで何事もなかったかのような顔をしてお会計をしている。


    ……まぁいいか。でもすっきりしないなぁ。まさか知り合い?なのか?

    チラチラ横目で確認してみる。

    待てよ?


    知らない人だと思っていたけど、知ってるかもしれないテイで見てみたら、記憶の彼方に似たような顔を思い出してきた。


    わたしのその勘が間違っていなければ、おそらく小学校の同級生である。
    大人になってからも本当に一時期だけど、何人かで一緒に遊んだことがあったのだ。

    仮に、彼をFくんとしよう。

    似てる…似てるよな……Fくんに。

    わたしは確信を持てないままコーヒーマシンに移動して、チラ見と呼べる限界までチラチラチラチラその男性を気にしながらカフェラテを作っていた。

    そして帰り際、再び目が合った。

    ほらぁー!やっぱりFくんだ!


    なんせ15年ぶりの再会だ。
    「なにー!こっち住んどったの?東京におると思っとったー!」「もう8年くらいおるよ、気付かれんくて恥ずかしかったw」「ごめんごめん知らん人だと思って」みたいな立ち話に花が咲き、今度みんなで飲もうということになった。



    問題はここからだ。

    私は誘われればホイホイ出かけて行くのだが、自分からはあまり人を誘うことはないお誘い素人だ。
    それに、小中のメンバーとも今現在ほとんど付き合いがない。

    それなのに女子側言い出しっぺの幹事みたいな立場になってしまった…

    しかも舞台は「久しぶりの友人たちが集う酒場」である。
    いかん。お誘い素人にはハイレベルすぎる!

    どうしよう。
    呼ばれてホイホイ行くのと、自分で誘うのとじゃ心構えが違いすぎるぞ?
    「誘ってくれてありがとう」と「一緒に飲みに行きませんか」じゃ、島のお見合い大作戦でプロポーズするかされるかくらいの差が存在してるじゃないか!!!

    そもそも、長年会ってない友人たちを急に誘うだなんて、そんなことしていいのは生粋の陽キャだけって憲法で決まってるんです。
    そんな慣れないことして、提案した店がイマイチだったりしたらどうします?久しぶりすぎて盛り上がりに欠けたら、どうします??!

    いやぁー
    誘う側になるとそういうこともよぎるのか…

    そもそも男子側は誰が来るのかまだ定かでもないし。
    わたしならそんなよくわからん飲み会はドキドキして行けないわ。

    ここで突然にタイトルを回収させてもらうと、
    多分自分は中キャなのかな、と思うんです。
    ちゅうキャ。

    陽キャにも陰キャにもなれないその中間の、何をやらせても中途半端な、中年の、中肉中背の中キャ…

    なんせ中キャなもんで、「みんなでワイワイしたいなーキャピッ!」と「私なんかが誘って来てくれる人いるかなぁ…怖っ」 が共存している。

    パリピと根暗が。同居してるのだ。

    意外と的を得たことを言うでおなじみの長男(小5)に「お母さんて陽キャかな陰キャかな」と聞いたところ「真ん中じゃない?」と言われたんだから間違いない。ちなみに長男は自らを陰キャと称している。



    まあそんなことはいい。

    とりあえず声をかけてみるしかない!頑張れ中キャ!!いけーっ!


    1人目。
    いちばん騒がしくていちばんはっちゃけてる、パリピ女子を誘う。彼女さえいれば他にも来る人がきっといるだろうという圧倒的安心感。
    「ごめーん予定入っちゃってるわー!えー残念〜めっちゃ行きたかったーーてかayamoに会いたかったわー!」

    2人目。
    わたしが一番仲が良かった子。彼女とは短大時代深夜に1人1本練乳を飲んだりしたな。いったい何してたんだろう。
    しかし、その子の元彼が来るかもしれないという可能性が出てきて、「それはだいぶムズムズする」と渋られる。ぎゃん!

    3人目。
    小学校時代、一緒に登下校していた子。
    大人になってから誘ったことは一度もない。でも、中キャは陽キャのフリが一応できるんで、「やっほー久しぶり♡元気?」でいけそうな気もする。
    が、その子とプチキャッキャがあった相手の参加が時間差で決定していて、こちらもムズムズされる。

    2連続ムズムズ砲をくらい、早くも中キャの中の陰キャが疼きだす。

    4人目。
    私が声をかけた2人目の子が、この4人目の子に声をかけてくれた。
    駄菓子菓子。
    この4人目の子の旦那が何を隠そうわたしの元彼なので、もしも夫婦で参加ってことにでもなったらなんだかなんとなくどうしようとわたしがムズムズする。


    くぅぅ!誰かが誰かの元恋人か、キャッキャした仲!!田舎ーーーー!!!


    現在、2人目の子がムズムズを跳ね返し参加してくれることに決定している。ありがとう、ありがとう!!

    その子を仮にYちゃんとしよう。

    Yちゃん「やっぱり、ayamoが行くんなら行こっかな!でもあたしFくんもその周りもあんまり知らないから、ayamoがトイレ行ったらちょっと気まずいかも」

    Yちゃん、まかせろ。中キャの出番だ!!


    ということで、もしもYちゃんしか女子が来れなかったら、わたしはオムツ着用もしくはカテーテルをトイレに繋いで参加する覚悟で飲み会に臨みます。


    なんのはなしですか

     
     

    ayamo

     
     
    5歳差ボーイズ子育て中、2児の母。 愛すべき家族とのドタバタdaysや、不登校に揺れる親心。そんな自分の散らかり気味な頭の中を、noteの路地裏でこそっと綴っています。 たまにへんちくりんなことを書きます。

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