
ダンゴムシの独り言
マッチングアプリ、やったことありますか。
おじさん?おじさんは湿った岩の裏にいるダンゴムシだから、当然エアプですよ。
なんかさ、「出会い系の延長じゃん」みたいなこと言って冷笑してたら、いつの間にか市民権得てた。
職場の若い人に聞いたら、「やってないやつの方が少ない」らしい。
いつからそんなんになったんですか?勝手においていかないでよ。
最近出席した結婚式でも、「マッチングアプリで~」みたいな馴れ初めエピソード紹介してたな。
もう、そこまでなんすね。冠婚葬祭で普通に「マッチングアプリ」って言っていいレベルまで来てるんだ。
同性の友達ですら、友達の友達みたいな共通点がないと新しく作ることができない俺には、とてもじゃないけどハードルが高すぎる。
そもそもマッチングアプリって『趣味:ディズニー カフェ巡り』みたいな女性ばっかなんでしょ?
まあね、わかりますよ。俺だって初対面の相手にマジの趣味公開したりしたくないもん。
俺が正直に趣味を書いたら、散歩(最低でも10km以上)とか麻雀とかTRPGとかになるワケ。
全部ヒキ悪いもんな。多分ぼやかして古着屋巡りとか書くよ。
でもさ、初対面の人間に最大公約数みたいな情報しか開示できない気持ちはわかるんだけど、じゃあそっからどうやって恋愛するんですか?
普通、日常生活で関わりがあった上で、お互いの趣味なり価値観を把握して、合う合わないがわかるもんなんじゃないですか?俺何か変なこと言ってます??
待ってください。その振り上げた石を一旦おろしてください。
俺だってわかってるのよ。この考え方が平成糞ジジイ以外の何物でもないことなんて。
みんなもっとカジュアルに使ったうえで、真実の愛をちゃんと見つけているんですよね。
そのスワイプついでに俺の首も掻っ切ってくださいよ。
まあまだマッチングアプリはさ、やらないならやらないでいいんだけどさ。
こういう価値観の変化から逃げ続けた時、いつか真の”老害”に成っちまう時が来るんじゃないか?俺はそれが本当に恐ろしいんだよ。
もし俺が時代の変化を受け入れず、新しい時代に文句を言うだけのジジイになったら、迷わず始末してくださいね。
めちゃくちゃ抵抗するけど。
いつの時代だって俺の本質は自己保身。俺の本質は丸まったダンゴムシ。それだけは間違いないから…
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