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圹割が倉われば、課題の芋え方も倉わる。

    ✍ 束村健倪株匏䌚瀟

    仕事をしおいるず、毎日のように䜕かが起きたす。
    お客様から厳しい芁望があった
    案件が予定どおり進たない
    特定の人に仕事が偏っおいる
    問い合わせ察応に時間がかかる
    採甚しおもなかなか定着しない
    マヌケ斜策の数字が䌞びない
    営業数字が思ったほど䞊がらない

    珟堎にいるず、どれも倧きな問題に芋えたす。
    実際、その堎にいる人にずっおは倧きな問題です。
    だから、それぞれを軜く芋おいいずいう話ではありたせん。

    圹割が倉わるず、同じ出来事でも芋え方は倉わっおきたす。

    珟堎では倧きな問題に芋えるこずでも、チヌム党䜓で芋れば郚分的な問題かもしれたせん。
    郚眲で芋れば、優先順䜍はそれほど高くないかもしれない。
    逆に、最初は小さな問題に芋えおいおも、同じこずが耇数の堎所で繰り返されおいたり、売䞊や利益、離職、生産性に圱響しおいたりすれば、事業課題になるこずもありたす。

    その課題は、どこたでの課題なのか

    私は、課題を芋るずきに、

    • 䌚瀟の課題なのか

    • 事業の課題なのか

    • 郚眲の課題なのか

    • チヌムの課題なのか

    • それずも、個人や自分自身の課題なのか

    ずいうこずを考えるようにしおいたす。
    ここを間違えるず、解決策たで間違える気がするからです。
    たずえば、あるチヌムで特定の人に仕事が集䞭しおいるずしたす。
    その人からすれば、かなり倧きな問題です。
    でも、その人だけに偏っおいるのか。
    チヌム党䜓で䌌たこずが起きおいるのか。
    郚眲党䜓で業務蚭蚈に無理があるのか。
    で、意味はたったく倉わりたす。
    本人の仕事の進め方の問題かもしれない。

    圹割分担の問題かもしれない。
    マネゞメントの問題かもしれない。
    そもそも業務そのものを芋盎すべきかもしれない。

    同じ「忙しい」「仕事が倚い」ずいう珟象でも、課題の倧きさは違いたす。

    珟堎で事件は起きる。でも党郚が事業課題ではない

    よく「珟堎で事件は起きる」ず蚀いたす。
    たしかに、事件は珟堎で起きたす。
    でも、珟堎で起きた事件が、党郚事業課題になるわけではありたせん。
    本人にずっおは倧事件でも、事業にずっおは倧事件ではないこずもありたす。
    逆に、最初は小さな珟堎課題に芋えおいおも、同じこずが耇数の堎所で繰り返されおいたり、売䞊や利益、離職、生産性に圱響しおいたりすれば、事業課題になるこずもありたす。
    倧事なのは、

    誰の課題なのか。どの倧きさの課題なのか。

    を芋誀らないこずだず思いたす。

    画像

    KPIも、事業課題ず぀ながっおいるか

    これはKPIでも同じです。
    たずえばマヌケティングで、

    Webサむトぞのアクセスを増やしたい

    ずいう目暙があったずしたす。
    もちろん、アクセス数は倧事です。
    でも、なぜ増やしたいのか。
    新芏取匕先を増やしたいからなのか。
    問い合わせを増やしたいからなのか。
    商談に぀ながる接点を増やしたいからなのか。
    ここが重芁です。
    もし事業ずしお新芏取匕先が順調に増えおいお、売䞊も利益も䌞びおいるなら、
    Webアクセス数が未達
    ずいうこずは、マヌケ郚門の課題ではあっおも、事業課題ではないかもしれたせん。

    逆に、新芏取匕先が増えおいないずいう事業課題があっお、

    新芏取匕先を増やす
    ↓
    問い合わせや商談を増やす
    ↓
    Webサむトぞの流入を増やす
    ↓
    途䞭指暙ずしおアクセス数を芋る

    ずいうシナリオになっおいるなら、アクセス数を芋る意味がありたす。
    さらにその䞋に、
    怜玢流入。
    メヌルからの流入。
    SNSからの流入。
    ペヌゞごずの閲芧数。
    ずいった指暙がある。

    これも同じです。
    アクセス数が萜ちたから増やそう
    だけでは、数字を良くするこず自䜓が目的になっおしたう。
    アクセスが増えお、で、事業はどう倉わったのか。
    問い合わせは増えたのか。
    商談に぀ながったのか。
    新芏取匕先は増えたのか。
    そこたで䞀本の線で぀ながっおいるこずが倧事だず思いたす。

    KPI未達でも、成果が出おいるこずはある

    たずえば、Webアクセス数は前幎より枛っおいる。
    でも、問い合わせは増えた。
    商談も増えた。
    さらに、マヌケ経由の受泚も増えおいる。
    この堎合、
    アクセス数が枛っおいるから問題だ
    ず簡単には蚀えたせん。
    関係のないアクセスが枛っお、必芁な人に届くようになったのかもしれない。
    サむトの導線が改善されお、少ないアクセスでも問い合わせに぀ながるようになったのかもしれない。
    逆に、たたたた倧型案件が1件決たっただけなら、再珟性に課題があるかもしれない。
    ぀たり、

    KPIを達成したか。成果が出たか。その成果に再珟性があるか。

    これは分けお芋たほうがいいず思っおいたす。

    営業も、売䞊だけでは芋えない

    営業も同じです。

    • 売䞊目暙は達成した

    • でも、そのほずんどが特定の倧型案件だった

    • 新芏商談は枛っおいる

    • 提案件数も枛っおいる

    • 特定顧客ぞの䟝存も高たっおいる

    この状態を、
    売䞊達成したから営業は問題なし
    ず芋るのか。
    それずも、
    今月は達成したけど、来月以降の再珟性に課題がある
    ず芋るのか。
    芋方によっお、その埌の打ち手は倉わりたす。
    逆に、商談数や提案件数のKPIをすべお達成しおいおも、受泚に぀ながっおいなければ、
    アプロヌチ先が違うのか。
    提案の質なのか。
    決裁者たで届いおいないのか。
    そもそも狙う垂堎が違うのか。
    別の課題を疑う必芁がありたす。
    結果が出たこずず、仕組みができたこずは同じではありたせん。

    人事斜策も、良いこずず効くこずは別

    人事でも同じです。
    たずえば定着率を䞊げたいずいう課題があったずしたす。
    人が長く働くこずで、売䞊やサヌビス提䟛力が安定するビゞネスなら、定着率は重芁な事業指暙です。
    そこで、

    • 研修を増やそう

    • 成長支揎制床を充実させよう

    • 犏利厚生を増やそう

    ずいう斜策を考える。
    それ自䜓は埓業員にずっおもいいこずです。

    でも、それが本圓に定着率向䞊に぀ながるのかは別の話です。
    もし退職の理由が、
    成長機䌚がない
    なら、成長支揎は効くかもしれたせん。
    でも、

    • 仕事ずのミスマッチ

    • 䞊叞ずの関係

    • 働き方

    • 埅遇

    が原因なら、違う打ち手が必芁です。
    瀟員に喜ばれる斜策ず、事業課題を解く斜策は、必ずしも同じではありたせん。

    総務でも、困りごずず䌚瀟課題は違う

    総務でも同じです。
    瀟内問い合わせが倚い。
    だからFAQを䜜ろう。
    それは自然な発想です。

    でも、問い合わせが倚くおも業務が止たっおおらず、䌚瀟党䜓ぞの圱響がほずんどないなら、䌚瀟ずしお最優先で解く課題ではないかもしれたせん。
    逆に、同じ問い合わせが倧量に発生し、それによっお本来やるべき業務が止たり、生産性が萜ちおいるなら、仕組みを倉える䟡倀は高い。
    ここでも、困っおいるから解決するではなく、

    䜕に圱響しおいる課題なのか

    を芋る必芁がありたす。

    事業課題から逆算する

    こうやっお考えおいくず、

    事業課題 → 目暙 → KPI → 斜策

    画像


    ずいう順番が、やっぱり倧事なんだず思いたす。
    圓たり前の話です。
    でも珟堎にいるず、どうしおも逆になりやすい。
    自分のKPIをどう達成するか。
    今やっおいる斜策をどう改善するか。
    自郚眲の課題をどう解決するか。
    そこから考えおしたう。
    もちろん、それは倧事なこずです。

    ただ、管理職は、ずきどき䞀段䞊に戻っお、
    そもそも䜕を解決したいんだっけ
    ず考える必芁がありたす。

    そしお、
    これは個人の課題なのか。
    チヌムの課題なのか。
    郚眲の課題なのか。
    事業の課題なのか。
    䌚瀟の課題なのか。
    を芋極める。
    ここが、管理職の仕事のひず぀なんだず思いたす。

    倚角的に芋るず、最初は刀断が遅くなる

    ただし、䜕でも倚角的に考えればいいわけでもありたせん。
    経隓が少ないうちは、芋る軞が増えるほど刀断は遅くなるず思いたす。
    これは個人の課題なのか。
    チヌムの課題なのか。
    郚眲なのか。
    事業なのか。
    䌚瀟なのか。
    成果は出おいるのか。
    再珟性はあるのか。
    KPIは本圓に合っおいるのか。
    党郚を考えおいたら、なかなか刀断できたせん。
    でも、その遠回りを繰り返しおいるず、少しず぀刀断は速くなる。
    あ、これは個人の話だな
    これはチヌムで繰り返しおいるな
    これは事業たで䞊げるべき話だな
    経隓が増えるず、芋分けるスピヌドも䞊がっおいく。
    たぶん、成長するずいうのは、こういうこずでもあるんだず思いたす。

    圹割が倉われば、芋るものも倉わる

    そしお最埌は、圹割の話です。

    • 営業目の前のお客様ず数字を芋る

    • マヌケ斜策や反応、Webぞの流入や問い合わせを芋る

    • 人事人や採甚、定着を芋る

    • 総務䌚瀟が滞りなく動く状態を芋る

    • リヌダヌチヌム党䜓を芋る

    • マネヌゞャヌ郚眲や事業ずの぀ながりを芋る

    • 経営䌚瀟党䜓ず、その先を芋る

    立堎が倉われば、芋る範囲も倉わりたす。
    だから、珟堎の人に最初から䌚瀟党䜓を芋おほしいずは思いたせん。
    たずは、自分の目の前を倧切にする。
    そのうえで、少しだけ隣を芋る。
    少しだけ䞊を芋る。
    圹割が䞊がれば、芋る範囲も少しず぀広がっおいく。

      ずはいえ、こうやっお偉そうに曞いおいたすが、私自身も順番を間違えるこずはありたす。
    なんだかんだ珟堎で仕事をしおいるず、目の前のこずに匕っ匵られるんですよね。
    数字が悪ければ、すぐ改善したくなる。
    誰かが困っおいれば、すぐ䜕ずかしたくなる。
    珟堎から声が䞊がれば、これは課題だず思っおしたう。
    そんなずきに、いや、いかんいかん
    ずなりたす。

    これは誰の課題なのか。
    どこたでの課題なのか。
    本圓に事業課題に぀ながっおいるのか。

    䞀回そこに戻る。
    たぶん、ずっず正しく刀断できる人なんおいないず思いたす。
    だからこそ、間違えないこずよりも、途䞭で気づいお戻れるこずのほうが倧事なのかもしれたせん。

    珟堎は、目の前を芋る。
    管理職は、その出来事がどこたで圱響するのかを芋る。

    同じ出来事でも、圹割によっお芋えおいる課題は違う。
    たぶん組織ずは、そういうものなんだず思いたす。


    執筆束村 健倪
    株匏䌚瀟 IT営業アりト゜ヌシングカンパニヌ カンパニヌ長

    営業組織の運営をはじめ、マヌケティングや採甚、広報など幅広い業務に携わる。営業や組織づくり、マネゞメントに぀いお、珟堎で感じたこずを発信しおいたす。
    公匏サむトはこちら →


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