メインコンテンツへスキップ
見出し画像

🐦‍🔥The Phoenix — 魂の解放。あるいは、創作という名のガス抜き。

    ハロウィン・ロックフェスティバルが終わりました。

    あれほど賑やかだった日々が嘘のように、いつもの静かな時間が戻ってきました。

    企画を考え、出演してくださる方々とやり取りをし、映像を作り、音楽を選び、ああでもない、こうでもないと手直しを繰り返す。

    本番が近づけば、予定になかったものまで作り始める始末です。

    誰に頼まれたわけでもないのに、ずいぶん忙しい思いをしました(笑)。

    そして、いざ終わってみると、達成感はもちろんあるのですが、それ以上に、なんとも言えない脱力感がありました。

    いわゆる「祭りのあと」というやつでしょうか。

    そんなとき、ふと思ったことがあります。

    やっぱり私にとって、趣味の創作というのは、ずいぶん大切な「ガス抜き」だったんだな、と。

    普段は仕事をはじめ、何かと考えたり、判断したり、気を張ったりすることも多いものです。

    当然ながら、仕事には責任があります。自分が面白いと思うことだけを、好き勝手にやっていればよいというわけにはいきません。

    一方、趣味の創作には、それがありません。

    誰かの期待に応える義務もなければ、成果を出す責任もありません。

    思いついたことを形にしてみる。気に入らなければ作り直す。途中で別のことを思いついたら、そちらへ脱線してみる。

    もちろん、誰かを巻き込むときには、相応の配慮や責任が生じます。

    それでも、創作そのものの出発点は、ただ自分が面白いと思うかどうかです。

    考えてみれば、ずいぶん贅沢な時間です。

    しかも、そんな自由な時間に、わざわざ自分から手間のかかることを始めて、勝手に忙しくしているのですから、我ながら妙なものです。

    けれど、その時間こそが、思っていた以上に自分を自由にしてくれていたのだと、今回改めて気づきました。


    The Phoenix — 魂の解放

    そんな気持ちを、短い映像にしてみました。

    夕暮れの南国の海岸。

    網に囚われた一羽の火の鳥を、そっと解き放ちます。

    自由を取り戻した火の鳥は、黄金の炎をまとい、大きく翼を広げて空へ舞い上がっていきます。

    そして、遥か上空へと消えていきます。

    今回の映像に登場する火の鳥には、私自身の気持ちを少し重ねています。

    何かに囚われているというほど、大げさな話ではありません。

    ただ、日常の中で知らず知らずのうちに溜まっていくものを、創作という行為を通じて外へ逃がしている。

    そんな感覚です。

    「魂の解放」などと書くと、なにやら壮大な精神世界のお話のようですが、要するに、いつも私が言っている「ガス抜き」のことです(笑)。

    せっかくなので、少し美化してみました。

    ただ、言葉を飾ってみたところで、その大切さまで冗談というわけではありません。

    誰かに評価してもらうためでも、何かの実績を積み上げるためでもなく、自分の内側にあるものを、好きなように形にしてみる。

    そんな時間があるだけで、日常は少し違って見えるものなのかもしれません。


    大好きなジェイク・シマブクロさんの音楽。

    今回の映像には、YouTubeのContent IDによる著作権管理のもと、非営利のファン作品として公開可能であることを確認したうえで、私が大好きなジェイク・シマブクロさんの楽曲を使わせていただきました。

    ジェイクさんといえば、映画『フラガール』の音楽でも知られる、素晴らしいウクレレ奏者です。

    あの優しく、どこか懐かしい音色。

    明るさの中に少し切なさがあって、聴いていると、不思議と心が穏やかになっていきます。

    私にとって、何かをやり遂げたあとの安堵感や、少し寂しいような、でも晴れやかな気持ちに浸りたいとき、真っ先に思い浮かぶ音楽です。

    今回、ハロウィンフェスが終わって、肩の力がふっと抜けたときにも、自然と思い浮かんだのが、この曲でした。

    火の鳥が夕暮れの空へ飛び立っていく映像に、あのウクレレの旋律が重なる。

    私が言葉にしようとしていた気持ちを、音楽がそっと代わりに語ってくれるような気がしました。

    もちろん、素晴らしいのはジェイクさんの音楽そのものです。

    私はその音楽の一ファンとして、今回のささやかな創作に、敬意と感謝を込めてお借りしました。

    ジェイク・シマブクロさん、長年にわたり、素晴らしい音楽を届けてくださって、本当にありがとうございます。


    改めて、ありがとうございました。

    今回のハロウィンフェスを通じて、たくさんの方々にお世話になりました。

    出演を快く引き受けてくださった方。

    準備の段階から応援してくださった方。

    ご自身の記事で紹介してくださった方。

    温かいコメントを寄せてくださった方。

    そして、そっと見守ってくださった方。

    皆さんのおかげで、ずいぶん楽しい時間を過ごすことができました。

    もちろん、企画を始めたのは私自身ですし、もともとは大人の本気の自己満足です。

    それでも、自分一人では経験できなかった楽しさが、そこにはありました。

    何より、こうして一つの企画を終えたあとに、改めて自分が創作好きなのだと気づくことができました。

    そのことにも、感謝しています。

    今回の短い映像は、そんな皆さんへのお礼と、お祭りが終わったあとの少しばかりの脱力感を込めたものです。

    よろしければ、54秒だけお付き合いください。

    🎬 The Phoenix — 魂の解放

    さて、ひとまずお祭りも終わりました。

    しばらくは静かに過ごそうかと思います。

    ……などと言いながら、きっとまた何か思いついて、勝手に忙しくしているのでしょう。

    結局、好きなんですよね。こういうことが。😊🔔


    🔔Bell

     
     
    サッチャー政権末期のロンドン、冷戦終結直後の欧州に居ました。特別な立場でなく、ただその現場周辺にいた一人として。そこで出会った人々から教わったことは、今も自分の中に根付いています。忘れないつもりで記録を始めたはずが、気づけばエッセイになり、小説になり、映像になっていました。

    あなたへのおすすめ