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知事選を終えて

    沖縄の県知事選挙が終わりました。

    沖縄の皆さんによる投票の結果を尊重いたします。そして、新しい県政のスタートに、期待をしています。

    選挙のあいだ、娘の事件が争点として議論の中心にならなかったことに安堵しました。もしそこに、私たちへの配慮もあったのだとすれば、感謝申し上げます。


    一方、少し複雑な心境でもありました。

    今回の選挙では、辺野古の移設問題そのものも、かつてほど大きくは語られなかったようです。選挙で語られる大きさと、問題の本当の大きさとは、必ずしも比例しないのかもしれません。けれども、もし政治の場でさえ語られなくなりつつある問題なのだとしたら、その問題を海の上から見るために、知華は、コース変更希望を出していたにもかかわらず、命を失うほどのリスクの中に置かれていたことになります。

    この釣り合わなさは、期間中、心の中に引っ掛かり続けていました。
    基地問題は無くなったわけではないので、これは言いがかりのような気もします。気を遣っていただいたのだとすれば、私がその思いを無視しているような気もします。

    ただ、あの海で、生徒を乗せる目的の重さと、リスクの大きさは、釣り合っていたのかと、無念な思いが心を巡っていました。


    選挙が終わったことで、県議会に設置された調査特別委員会の動きも、いよいよ本格化するものと期待しています。

    新しい知事の体制においては、まずは公約に掲げられた政策や目標の実現を目指し、県民の皆さんの思いに応えていただきたいと思います。

    それと同時に、沖縄がこれからも、修学旅行先として、生徒と保護者と学校から安心して選ばれる場所であるために、事件の原因究明と再発防止に、新しい県政のお力添えをいただけると、心強く思います。


    事故の後、現場で知華のために動いてくださった方々、証言をしてくださった方、手を合わせに来てくださった方。沖縄の方々のあたたかさに、私たちは何度も支えられてきました。

    知華は、修学旅行で沖縄に行きました。沖縄の海と歴史を学びに行き、本当なら、沖縄を好きになって帰ってくるはずでした。

    沖縄が、生徒たちが安心して学びに行ける場所でありますように。

    心から願っています。

    トップ画像:2011年02月13日撮影 知華2歳4ヶ月


     
     
    2026年3月16日に発生した辺野古ボート転覆事故の遺族による情報発信ページです 報道関係者及び配信者の皆様へ このNote内で私が発信する内容、写真は報道でご利用いただいて問題ありません 知華の個人情報に関しては、他の方への取材で得ることは控えていただくようお願いi致します

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