
スマホ or 家族 ?
「パパ、見て!」
五歳の娘、未来がクレヨンを握りしめた小さな手で画用紙を差し出してきた。
そこにはピンクや黄色で彩られた、拙いながらも温かい家族の絵が描かれていた。中央には未来とママ、そしてパパらしき人物。
しかしパパの顔は空白だった。
「ああ、すごいね」
ソファに腰掛けスマートフォンをスクロールする手を止めずに僕は返事をした。ニュース、SNS、仕事のメール。
いつもの光景だ。
未来はしばらく僕の顔を見つめていたが何も言わずにリビングを後にした。
「ねえ、最近未来とちゃんと向き合ってる?」
夕食後、妻が静かに問いかけた。
「向き合ってるよ」
「本当に?」
妻の視線が手元のスマートフォンを捉える。
僕は無意識にスマートフォンを撫でる手を止めた。
「未来がね、今日『パパの顔ってどんなだっけ?』って言ってたの」
「え?」
「いつもスマートフォンばかり見てるから、未来パパの顔を忘れかけてるのよ」
まさか、そう思ったが妻の目は真剣だった。
未来の絵を思い出す。そういえば父親の顔だけが空白だったような、、、。
「……少し、未来のところへ行ってくる」
「未来」
「……パパ?」
「さっきの絵、もう一回見てもいいかな?」
未来は少し迷った後、机の上の画用紙を差し出した。
やはり僕の顔は描かれていない。
「どうして、パパの顔を描かなかったの?」
未来は小さな声で呟いた。
「パパの顔、いつもスマートフォンの向こうにあるから……」
僕は言葉を失った。
スマートフォンの電源を切り、ポケットにしまった。
「ところで、未来。何を作ってるの?」
驚いたように顔を上げた未来は一瞬きょとんとしたあとぱあっと笑顔になった。
「お城!パパもやる?」
「もちろん」
そう言ってしゃがみ込み小さな積み木を手に取る。未来は嬉しそうに隣に座り無邪気な声で説明を始めた。
「ここがお姫様のお部屋でね……」
気づけば時間が経つのを忘れていた。スマホのない時間がこんなにも豊かで温かいものだったなんて。
娘の小さな頭を撫でる。
「ごめん」
未来は驚いたように顔を上げた。
僕はその顔をしっかりと目に焼き付けた。
「パパの顔、ちゃんと未来が見れるようにするから」
「ほんとう?」
「ああ。だから未来もパパの顔、描いてくれるかな?」
「うん!」
スマートフォンより娘の頭を撫でる方がずっと温かい。
そんな当たり前のことにようやく気づいた夜だった。
終わり
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やはり、、、
— 浮気_独身偽装_失踪@ブルーフィールド (@yokohama_BF) March 10, 2025
被害女性に伝えていた会社とは全く別の勤務先でした
独身偽装・彼氏が既婚者の言うことはこれだから信用出来ませんね😅
Instagramは神奈川、横浜の風景がメイン


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