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本命党と穴党、負けてるのはどっちだ?12万レースで調べたら「20番人気までは同じ、大穴だけが損」だった

    本命で堅く行くか、穴で一発を狙うか。
    舟券を買う人なら、一度は迷ったことがあると思います。僕は毎日迷っています。

    そもそも1番人気って、どのくらい来るんでしょうか。

    気になったので、127,806レース分の払戻と人気順位を、全部数えてみました。

    先に、言葉の確認だけ。

    人気順位 = 艇の番号ではなく、3連単の「組み合わせ」の売れた順番です。
    3連単は1-2-3から6-5-4まで全部で120通り。締切のときにオッズが一番低かった(一番売れていた)組み合わせが1番人気、一番売れていなかったものが120番人気。
    「51番人気」は、120通りのうち51番目に売れていた組み合わせ、という意味です。

    公式の払戻に「人気順位」として出るので、勝った買い目が何番人気だったかは全レース分かります。

    先に結論

    1番人気が来るのは11%。10回に1回です。
    配当の平均は723円。

    1番人気を買い続けた回収率は77%。でも、2番人気でも10番人気でも78%前後で同じ。
    本命党も穴党も、同じだけ負けています。

    損の仕方が変わるのは、21番人気より下だけ。
    21〜50番人気で69%、51番人気より下は52%。大穴ほど、夢の値段が乗っています。

    ここから、順番に見ていきます。

    1. 1番人気はどのくらい来るのか

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    1番人気10.6%
    2〜5番人気25.9%
    6〜10番人気17.6%
    11〜20番人気18.0%
    21〜50番人気19.2%
    51〜120番人気8.7%

    120通りのうち一番売れていた組み合わせが来るのは、10回に1回。上位5点まで広げても36%、つまり3回に1回です。

    逆に、51番人気より下(120通りの後ろ半分)が来るのも9%。10回に1回は、誰も買っていないような組み合わせが来ています。

    ついでに、1番人気の組み合わせの「頭」は82%が1号艇です。
    市場はほとんどの日、インから買っています。

    1番人気の配当も見ておきます。
    65%が500〜999円、20%が500円未満。1,500円を超えるのは2%だけ。

    「堅いところを厚く」と言うときの「堅い」は、だいたい7倍前後の話です。

    2. 本命党と穴党、どっちが損なのか

    ここが今回の本題です。
    それぞれの人気帯の組み合わせを、毎レース買い続けたらどうなるか。

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    1番人気77%
    2〜5番人気77%
    6〜10番人気78%
    11〜20番人気75%
    21〜50番人気69%
    51〜120番人気52%

    20番人気までは、ほぼ真っ平らです。
    競艇の控除率は25%なので、何も考えずに買えば回収率は75%に落ち着きます。1〜20番人気は、きれいにそこに張り付いている。

    つまり本命党も穴党も、負け方は同じ。
    「本命は配当が安いから損」も「穴は当たらないから損」も、数字の上ではどちらも正しくありません。

    違うのは、21番人気から下です。69%、そして52%。
    大穴は、買う人が多すぎてオッズが実力より低い。「夢の値段」が上乗せされているぶん、損が深くなります。

    3. 点数を増やせば、何割拾えるのか

    「人気順に20点買えば、だいたい当たるのでは」という疑問にも答えておきます。

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    上位1点: 的中11%・回収率77%
    上位3点: 的中26%・回収率77%
    上位5点: 的中36%・回収率77%
    上位10点: 的中54%・回収率77%
    上位20点: 的中72%・回収率76%
    上位30点: 的中82%・回収率74%
    上位50点: 的中91%・回収率72%

    上位10点で半分、20点で7割、50点で9割が当たります。
    でも回収率は、1点でも50点でも77%から72%の間。

    点数を増やすのは、的中率を買っているだけで、回収率は買えない。
    「当たった気分」のお代として、控除率を毎回払っている、というのが正確なところです。

    4. 1番人気が堅い場、崩れる場

    場によって、1番人気の来やすさは違います。

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    堅い順: 徳山13.2%、大村12.6%、尼崎12.0%、蒲郡11.7%、唐津11.6%
    崩れやすい順: 平和島7.4%、戸田8.3%、鳴門8.8%、江戸川9.0%、浜名湖9.7%

    徳山の1番人気は13.2%来て、回収率は86%。大村、尼崎も83%前後です。
    平和島の1番人気は7.4%で、回収率68%。

    イン逃げが決まる場ほど1番人気は堅く、しかも回収率も高い。堅い場の1番人気は、市場がまだ買い足りていません。
    逆に平和島や戸田の1番人気は、来ないうえに買われすぎです。

    5. 何Rが荒れるのか

    「最終レースは荒れる」という言い伝えも確かめました。

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    一番荒れる: 4R(9.0%)
    一番堅い: 11R(12.3%)
    1R 10.7%、12R 11.9%

    最終レースは荒れません。むしろ1番人気が一番来るのは11Rと12Rで、準優や優勝戦でA1がインに入る日が多いからです。

    荒れるのは昼過ぎの4R前後。級別の差が小さい一般戦が並ぶ時間帯です。

    6. 1番人気の「堅さ」は、オッズで分かるのか

    ここからは締切前のオッズが取れている22,966レース(今年5月以降)の話です。
    1番人気といっても、3倍の日もあれば30倍の日もある。オッズ帯で分けてみました。

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    1番人気が5倍未満: 的中20%・回収率81%(2,200レース)
    1番人気が5〜10倍: 的中11%・回収率77%(13,677レース)
    1番人気が10〜20倍: 的中6%・回収率66%(6,839レース)
    1番人気が20〜40倍: 的中2%・回収率39%(250レース)

    オッズが低いほど、よく来ます。当たり前のようで、大事なのは回収率の方。
    一番ましなのは5倍未満で81%、一番悪いのは20〜40倍で39%。

    1番人気が10倍を超える日は、来るのは6%、回収率は66%。
    「1番人気なのにオッズが高い」レースは、市場が迷っているレースです。そういう日の1番人気は、名前だけの本命。ワイドか見送りが無難です。

    単勝の1番人気も同じ形です。

    単勝1番人気が1.5倍未満: 的中65%・回収率79%
    単勝1番人気が1.5〜2倍: 的中47%・回収率79%
    単勝1番人気が2〜3倍: 的中37%・回収率82%
    単勝1番人気が3〜5倍: 的中28%・回収率85%

    単勝の1番人気は65%来ます。10回に6〜7回。それでも回収率は79〜85%で、やっぱり100には届かない。
    「よく当たる」と「儲かる」は、別の話なんですね。

    7. 我々の本命と市場の1番人気、食い違ったらどっちが勝つのか

    最後に、我々の話を少しだけ。
    我々の予想の本命(1着確率が一番高い艇)と、市場の1番人気(単勝オッズが一番低い艇)は、どれくらい一致しているのか。

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    一致: 80%のレース(そのとき本命が勝つのは61%)
    食い違い: 20%のレース(3,973本)
     我々の本命が勝った37%
     市場の1番人気が勝った31%
     どちらでもない艇32%

    食い違ったレースで単勝を買い続けると、我々の本命が113%、市場の1番人気が57%。

    食い違ったレースに限れば、我々の本命の単勝は100%を超えました。
    ただし今年6月以降の前夜の予想だけで数えた数字で、レース数はまだ少なめです。幅を持って見てください。

    食い違ったレースは「市場が迷っているレース」でもあります。買うなら単勝かワイドで軽く、本線は張らない。それがこの数字の使い方です。

    前夜に出した予想だけで数えています。あとから答えを見て付けた予想は、学習に混ざっているので除外しました。

    じゃあ、人気をどう使えばいいのか

    人気順位は「どれが来るか」ではなく、「どのレースを買わないか」に使うのがよさそうです。

    1. 21番人気より下は、買わない
    回収率は50〜70%。夢の値段が乗っています。狙うなら、6〜20番人気の帯。

    2. 1番人気のオッズが高い日は、本命が本命ではない
    市場が迷っているレース。本線を張らず、ワイドか見送り。

    3. 堅い場の1番人気は、まだ買える
    徳山・大村・尼崎の1番人気は回収率83%以上。平和島・戸田は避ける。

    検証の手順

    ・データ: 2024/7〜2026/10、全24場、127,806レース。公式の払戻に出る3連単の人気順位と払戻を使用
    ・「その人気を買い続けた回収率」= その人気の買い目が勝ったときの払戻の合計 ÷(レース数 × 100円 × 点数)
    ・場別・R別も同じ集計。1点100円
    ・オッズ帯別と我々の本命との比較は、締切前のオッズを記録している今年5月以降のレースだけ
    ・人気順位は締切時のもの。レース中のオッズの動きは見ていません

    よくある反論に、先に答えておきます

    「1番人気が来るレースだけ買えばいい」
    そのとおりで、それができれば勝てます。場とRとオッズで絞っても、来る確率が10%から13%に上がる程度。絞り方の問題ではなく、1番人気の中身の問題です。

    「穴党は夢があるからいい」
    夢の値段は、21番人気から下で31〜48%です。それを払って楽しむのは、全然ありだと思います。払っていると知ったうえで、なら。

    「結局、全部75%なら何をやっても同じ」
    人気順だけで買えば、そうです。だから人気ではなく、レースごとの「実力と人気のズレ」を見る必要がある、というのが我々の予想の出発点です。

    舟券への使い方(5つだけ)

    1. 1番人気は10回に1回。
    外れても、腕のせいではありません。そういう確率です。

    2. 本命と穴で、損の量は変わらない。
    20番人気までは回収率77%で横一線。好きな方を買って大丈夫です。

    3. 21番人気より下は、夢の値段を払っている。
    回収率69%と52%。買うなら、それを知ったうえで。

    4. 点数を増やしても、回収率は増えない。
    上位50点を買っても72%。増えるのは的中率と、当たった気分だけ。

    5. 1番人気を買うなら、堅い場で、オッズが低い日に。
    徳山や大村の1番人気は回収率82%前後。崩れる場の1番人気は68%です。

    締め

    本命か穴か、という問いの答えは「どっちでも同じ」でした。
    ちょっと拍子抜けですが、12万レースがそう言っています。

    ただし、同じなのは「人気順位だけで買ったとき」の話です。
    人気と実力がズレているレースを見つけられれば、話は変わる。我々が毎晩やっているのは、そのズレ探しです。

    直近の的中と、今日の予想は、こちらのnoteに毎日出しています。

    スキを押してもらえると、次の考察へのやる気が出ます!笑

    次に調べる予定
    ・F持ちの選手は、本当にスタートが遅いのか
    ・24場のイン逃げ率ランキング(ナイターで変わるのか)
    ・枠なり進入が崩れた日、1号艇の1着率はどこまで落ちるか

     
    全24場・12万レース超のデータで競艇を分析。独自モデルで6艇の1着確率と「荒れ予報」を算出し、本線3連単・拾いワイド・万舟枠を提案します。選手・機力・コースを数字で読み解き、翌日の予想を毎晩お届け。

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