
メルカリのグローバルアプリと、 今後の越境ECについて
先日、世界共通アプリ「メルカリ グローバルアプリ」が発表されました。
台湾・香港で2025年10月から提供開始。
将来的にはアメリカを含む50カ国以上への展開を目指す(3年以内)。
海外ユーザーが日本のメルカリ・メルカリShopsの商品を直接購入可能。
大きな特徴としては、
国内事業者が「メルカリShops」の管理画面で海外販売をワンクリック化。
越境ECの専門知識がなくても、通貨・配送・通関・決済(Stripe)・多言語対応をすべてメルカリがサポート。
既存メルカリShopsの延長で越境販売可能。
通関・決済・配送をメルカリが代行。
公式バッジ・テーマページなどで信頼を可視化。
→ 中小事業者が「越境ECを自社で始める」ハードルを劇的に下げる。
【未来予測】メルカリの越境戦略がもたらす3つの変化
① 「日本のECが世界標準UIで統一される」時代へ
これまで日本のECは「国内仕様」が主流。
メルカリが「世界共通アプリ」を導入することで、
UI/UXがグローバル標準(多言語・多通貨・シームレス)にシフト。Shopify的なインフラを“日本流UI”で再設計している。
メルカリは「Shopify+Amazon+Buyee」を日本流で融合した存在になり得る。
② 中小メーカー・D2Cブランドの“越境化”が一気に進む
これまで中小企業にとって越境ECは「構築コスト」と「運用ノウハウ」が壁。
メルカリが“代行的な基盤”を提供することで、
EC初心者でも海外販売を始められる時代が到来。これにより、日本の伝統工芸・アパレル・ホビー業界が一気にグローバル化。
「BASEで国内販売 → メルカリで海外販売」みたいな使い分けが主流になる。
③ 越境市場の中心が「再販・カルチャー」から「一次流通・ブランド販売」へ
これまでの越境EC(Buyeeなど)は中古・リユース中心。
メルカリは今後、「メーカー・ブランド・一次販売」を巻き込む設計へ。
B2CとC2Cの融合(ハイブリッドEC)が起こる。
今後のチェックポイント:メルカリ越境戦略 成功の見極め指標
まず最も重要なのは、グローバルアプリが「どれだけ使われているか」「どのくらいユーザーが定着するか」です・
参考となる指標は、
ダウンロード数・利用国数:台湾・香港からどのくらい拡大するか2026年中に10か国以上へ展開していれば
月間アクティブユーザー(MAU):継続利用率(リピート率)初期ユーザーの30%以上が継続利用で安定期入り
海外購入比率(GMV比):越境売上が全体の何%になるか2026年度に15〜20%超なら成功軌道
海外展開をしている、検討している日本企業、個人事業者は、この数値を継続的にみていき、今後の越境ECのありかた、海外販売戦略(チャネルなど)を検討していくことをお勧めします。