
減価償却の公式に圧倒されない策
公式に悩んでませんか?
減価償却、3級では定額法だけでしたが、
2級になると定率法・生産高比例法が新しく出てきて、
公式の数だけで圧倒されていませんか?
数学でもないのにこんなに公式を覚えさせるなよと
母校に向かって叫んでいませんか?
定率法は、パソコンや車のように、買ってすぐ価値がガクッと下がり、
その後はゆるやかに下がっていくものに向いています。
生産高比例法は、営業車の走行距離や鉱山の採掘量のように、
時間よりも「どれだけ働かせたか」で価値が減るものに向いています。
1、こう見分けたら、くっきり
こうしたイメージさえできれば、公式を丸暗記しなくても、
どの方法を使うべきか自然と見えてきます。
「新品のときが一番価値が高く、すぐ下がるもの」は定率法、
「使った分だけ価値が減るもの」は生産高比例法という具合です。
2、間違いの多い計算
原因は、
定率法の計算を「取得原価」に率をかけると勘違いしてしまうことです。
定率法は、
毎年の期首時点の帳簿価額(すでに償却した分を引いた残り)に率をかけます。
この「基準にする金額」を間違えると、
2年目以降の計算がすべてズレてしまいます。
3、実際にやることは、それぞれの式を確認
■定率法(200%定率法、パソコンや車のイメージ)
償却率 = 1 ÷ 耐用年数 × 200%
減価償却費 = 期首帳簿価額 × 償却率
■生産高比例法(営業車の走行距離、鉱山の採掘量のイメージ)
減価償却費 = (取得原価−残存価額) × 当期の利用量 ÷ 総利用可能量
期中取得でも、この計算だけで完結するので月割は不要です。

4、演習問題で理解度をチェック
取得原価500,000円、耐用年数5年の備品を、200%定率法で償却する。
1年目の減価償却費を求めなさい。
解答:
償却率=1÷5×200%=0.4。
1年目の帳簿価額は取得原価そのまま500,000円なので、
減価償却費=500,000×0.4=200,000円
4、まとめ
定率法は「新品のときが一番価値が高いもの(パソコン・車)」、
生産高比例法は「使った分だけ価値が減るもの
(営業車の走行距離・鉱山の採掘量)」というイメージさえ持てれば、
公式を丸暗記しなくても対応できます。
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