
🐾「スペインから日本へ猫を連れて帰るという冒険 – 実体験と完全ガイド」
はじめに
こんにちは。この記事を読んでくださってありがとうございます。
私は2025年4月に、スペインから日本へ愛猫を連れて帰ってきました。
いわゆる「動物の輸入」という手続きです。
それは想像以上に時間と神経を使う、大きな旅でした。調べた情報だけでは解決しない問題が次々に起こりました。初めての手続きに戸惑い、不安を感じながらも「絶対に安全に日本に連れて帰る」という一心で一つひとつ乗り越えてきました。
この記事では、スペインから日本へ猫を「隔離なし・入国後12時間以内で引き取る」ために私が実際に行ったすべてのステップを、できる限り丁寧に記録しています。
🐱 なぜこの記事を書くのか
まず、私自身がとても不安だったからです。
ネットには農林水産省の公式ページや、ざっくりとしたブログはあっても、実際にスペインから日本へ動物を輸入した人の詳細な体験談がなかなか見つかりませんでした。書いてあっても古かったり、フライト事情が今とは違っていたり。
そしてなにより、「失敗できない」というプレッシャー。
動物を乗せるフライトは一発勝負。何かミスがあれば、その日日本へ帰れない。愛猫にかかるストレスを思えば、できるだけスムーズに入国させてあげたい。その気持ちがとても強かったです。この記事では、
全体の流れ(ざっくりスケジュール)
具体的に必要だった準備リスト
トラブルが起きた瞬間の話(有料版の手前まで)
を、実体験に基づいてシェアします。
🌎全体のスケジュール感
私の場合、準備期間は約2年に及びました。これはそれぞれの帰国予定によって調整可能ですが、長期的な視点で取り組む必要があります。
📝 大前提として今回私が目指したのは「日本入国時の隔離なし」。それを実現するためには、マイクロチップの埋め込みや、ワクチン、抗体検査、180日間の待機など、細かい条件を一つひとつ揃えていく必要があります。
※隔離ありでの入国を選ぶ場合は、多少手続きが簡略化されるケースもあるようです。
📅 猫輸入までのざっくりタイムライン(抜粋)
私と愛猫ディオネの道のりはこんな感じでした:
🗓️ 2023年6月初旬:狂犬病ワクチン(1回目)
🗓️ 2024年6月初旬:狂犬病ワクチン(2回目)
🗓️ 2024年7月頃:狂犬病抗体検査(バレンシアの認定機関)
🗓️ 2025年3月上旬:フライト検討&予約(イベリア航空に決定)
🗓️ 2025年3月上旬:日本への事前届出(NACCSにて)
🗓️ 2025年4月1日:健康診断+裏付け証明書の手続き
🗓️ 2025年4月3日:証明書が届き、日本の検疫所へ事前確認
🗓️ 2025年4月4日:検疫所から「証明書に不備がある」との指摘
🗓️ 2025年4月7日:フライト当日。成田空港へ。
🗓️ 2025年4月8日:日本入国、検疫を経て無事通過!
全体でいうと約2年がかりのプロジェクトになりましたが、これはあくまで私の場合。
帰国のタイミングや条件によって、必要な期間は人それぞれです。
たとえば、日本では原則として海外から動物を持ち込む際、最長180日間の係留(隔離)が必要となる場合があります。
私がここまで準備に時間をかけたのは、この「隔離」を避け、愛猫を到着から12時間以内に無事に引き取れるようにするためでした。
つまりこの記事の内容は、“スムーズに入国させるために必要な準備”を整えたい方に向けたフルパターンです。
もし「隔離があっても構わない」という方であれば、もう少しシンプルな手続きで済むかもしれません。
また、大前提として忘れてはならないのが、マイクロチップの埋め込み。
これは狂犬病ワクチン接種よりも前に行っておくことが必須です(順番を間違えると、無効と見なされる可能性があります)。
私も手続きの最初にきちんとマイクロチップを入れておきました。
📌 実務チェックリスト(基本編)
この記事では詳細までは割愛しますが、以下の準備が必要でした。
• ✅ マイクロチップ埋め込み(狂犬病ワクチンより前に)
• ✅ 狂犬病ワクチン接種 ×2(最低1ヶ月空けて)
• ✅ 抗体検査(日本が認定する機関で実施)
• ✅ 抗体検査後、180日間待機
• ✅ 事前届出(日本検疫所にオンラインで)
• ✅ 健康診断(出発前10日以内)
• ✅ スペインでの裏付け証明書発行(cexgan経由)
• ✅ フライトに関する情報整備(航空会社のペット規定チェックなど)
こうして書くとシンプルに見えますが、実際には「どう伝えるか」「どの情報が必要なのか」で何度も動物病院とやりとりしました。病院によって輸出入対応に慣れている・いないの差もあります。
⚠️ 書類の落とし穴と、その兆し…
一番ヒヤッとしたのは、裏付け証明書を念の為に確認してもらった時の検疫所からの返信でした。
「書類に2箇所、誤りがあります」
それまでにやってきた準備がすべて無になる可能性もある一言でした。
しかもフライトは数日後。週末も重なって、スペイン側の役所が休み…。修正が間に合わなければ、私は猫と一緒に日本へ帰れないかもしれないーー
その瞬間の焦りと動揺、でもどうしても諦められなかった気持ち。
このあと、どんなことが起きたのか。どうやって乗り越えたのか。
それは、有料版で詳しくお話ししたいと思います。
▼ 有料版はこちらから(リンク)