メインコンテンツへスキップ
見出し画像

#438 TV論21|世紀末の詩

    これまで野島伸司ドラマを多く紹介させていただきましたが、この世紀末の詩が下手したら一番好きかもしれません。

    僕が中3だった1998年の10~12月に放送していたドラマでして、野島伸司のドラマでは聖者の行進ぶりの割と短いスパンで、テンション上がった記憶があります。

    そんな本作はこれまでの野島ドラマとは毛色が違い、毎回1話完結のオムニバス形式のドラマとなっておりました。
    そして、全話におけるテーマは"愛"であり、色々な形の愛が紹介されたのですが、毎回バッドエンドで終わり、とても重く、辛いテーマで、かなりトラウマになった作品もあったりします。

    商業的にはこれまでの作品と比べると・・・という感じだったようですが、マジで面白くて好きでした。
    小説も今も持ってますし、久々に読みたいと思います。


    世紀末の詩 あらすじ

    画像

    主人公の野亜(竹野内豊)は、結婚式当日に花嫁を奪われ、幸せの絶頂から絶望の淵に立たされ、自殺をしようとビルの屋上に向かいます。
    そこで野亜は、大学の学長選挙に敗れて、プライドを傷つけられ打ちのめされ、同じくビルの屋上に来てしまった元・大学教授の百瀬(山崎努)と出会います。
    ノアとモーゼ、そして偶然いた不思議な少女のミア(酒井真紀)との3人の不思議な共同生活が始まります。

    前述の通り、毎回1話完結の
    オムニバスストーリーなんですが、毎回レギュラーで登場するメンバーの中でも、少しずつストーリーが進みます。主人公の野亜は、小学校教師の木村佳乃に惹かれていくんですが、木村には婚約者がいるんです。そして木村も野亜に惹かれていくんですが・・・

    過去に自分がやられて絶望したNTRを、自分がしてしまう事は許されるのか?と、色々考えたりしちゃって・・・という感じですね。


    世紀末の詩 魅力

    やはい、一貫して"愛"をテーマにしていることですが、ただ愛というのは本当に辛く、切なく、傷つくことが多いもので、それを真正面から扱っていて、正直暗くて辛い内容が多いんですけど、ものすごく心に残ります。

    毎回、純粋な野亜が傷つくんですが、達観した百瀬がそんな愛の形について語るのが非常に秀逸。

    そして、映像の構成が素晴らしいんです。
    オープニングの主題歌がStand By Me(ジョンレノンver)なのは割と王道なんですが、物語が終わる際に毎回入る、「ハローベイビー」で始まるメッセージが切ない。

    画像

    そして、エンディングテーマは、そのドラマの放送話のゲストである恋人や親子が出会うプロローグのモノクロのシーンがあえてエンディングで流れるんですが、それがメチャクチャいいんです。
    更には、エンディングの主題歌がジョンレノンの「LOVE」なんですが、これが染みまくる。この構成はメチャクチャ天才だと思っています。


    世紀末の詩 是非見て欲しい回

    何故かYouTubeで結構動画が出回ってます!
    いけませんねと思いつつ、紹介させていただきましょう。
    で、例によってベスト10形式で発表しようと思ったんですが、全11話しかないしフル尺もいっぱいあるんで、ピックアップした数作とさせていただきます。


    パンドラの箱

    スーパー・ウルトラ・トラウマ回。
    放送翌日は学校でも「興梠さんの最後のパントマイム辛かったな…」と友達も言ってました。

    花火職人の興梠さん(斎藤洋介)が、盲目の美少女・遠山景織子に恋をし、結婚を約束し、そんな彼女の為に仕事&大道芸で金を稼ぎ、目の手術をしてあげるんですが、盲目の彼女の目が見えるようになって、イケメンの眼医者(袴田)と、うだつの上がらない興梠さんを同時に見て・・・
    そして女は袴田を選ぶという、まさに地獄。

    このあとの百瀬と野亜の会話が素晴らしすぎるので、是非動画を見て欲しいですね。

    そして最後の興梠さんが、マジで演技が素晴らしい。
    マジでこの回は本当に素晴らしい、ドラマ史に残る名作です。是非見てください。


    星の王子様

    これもマジでキツい。
    まぁ全体的な展開は割と王道だし、色々な所で見たことがあるような展開なんですが、とにかくクライマックスの映像の力がハンパないんです。
    とにかく最後のシーンが悲しすぎるのと、前述の通りのLOVEのBGMに乗せてプロローグをモノクロサイレントで紹介するエンディングが切なすぎて、マジで見てて本当に辛い。毎回見て後悔します。
    ただ、メチャクチャ面白いので、是非見てみてください。


    LOVE

    そして最終話です。
    まぁ、1話~10話まで見た上でこれを見て欲しいですが、最後もすごく乾いていて僕好みですね。
    ラストシーンなんて本当に素晴らしいですよ。


    まとめ

    とにかく、是非見てみて欲しいですね。
    竹野内豊もまだ演技が粗いですが、それでもカッコいいですね。
    僕はヒゲを生やした芸能人で一番カッコいいのは竹野内豊だと思っているので、ヒゲが生えていたら完璧でしたが、ちょっと役と合わないですね。
    山崎努もいい俳優ですね。

    続編として構想されていたらしい「新世紀の詩」も、もう20年経っちゃいましたが、是非見たいところですね!
    以上!

     
     
    東京都内のベンチャー企業で働くパンクロックを愛する広報部長です。広報以外に人事・労務・採用の責任者も務めておりますので、その辺の話もしたいと思っています。好きなアーティストはHi-STANDARDとかAIR JAM世代中心、サッカー、漫画なども語ります!押忍!

    あなたへのおすすめ