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相談されたら、アドバイスより先にすること

    Q.教員志望の大学2年女子です。
    私は人から相談されると、訳が分からない返事をしてしまいます。

    それはきっと、相手の悩みが理解できなくて、相手の気持ちを考えられないからだと思います。
    私は聞き下手なんでしょうか?
     

    A.そのことだけで、あなたが聞き下手かどうかは分かりません。
    どちらであっても、相手の悩みが自分なりに理解できるように、相手に質問・確認すると良いです。

    自分なりに「ああ、なるほどね。こういう気持ちで悩んでいるんだね」と理解できたら、それだけで相手の気持ちは軽くなります。
    相手があなたに「理解されたー」と感じるからです。

    そして相手が解決を求めていれば、「じゃあ、これからどうなればいいかねえ」「どうすればいいかねえ」ということを一緒に考えて行けば良いです。

    まず①理解する。
    次に②解決を一緒に考える。
    この順序が大事です。

    この順序が逆になると、相手の気持ちや悩みが分からないまま、アドバイスをすることになってしまいます。
    そうなると、お互いにイライラします。

    相談する側は「無責任なアドバイスだなあ」と思い、相談を受ける側は「なんでこれができないんだろう」と思います。
    これでは平行線です。

    相談を受けて、相手の気持ちや悩みが分からなかったら、率直に質問しましょう。
    相手に気を遣って、分かったフリをする必要はありません。

    その時、「なんでそう思うんですか?」と聞くと、相手を非難してると誤解されます。
    より良いのは、「そう思うのは、何か理由があるんですか?」という聞き方です。

    そう聞けば、相手は具体的な理由を話しやすくなります。
    その理由を聞くと、あなたは相手の気持ちや悩みを理解しやすくなります。

    具体例です。

    「本当に困った時は、パートナーよりも、AIのほうが頼りになる」という悩みを聞くとします。
    あなたは相手の気持ちや悩みが理解できないとします。

    そこで「まあ、そんなこともあるよね」と分かったフリをするのではなく、「そう思う理由が、何かあるの?」と聞きます。

    すると相手は「困った時、パートナーが聞いてくれなかった」「夜中にAIに話したら落ち着いた」などの経験を話してくれます。

    そうするとあなたは「ああ、そういう経験があるなら、その気持ちや悩みはもっともだ」と理解できます。

    そして相手が解決したいかどうかを聞きます。

    「じゃあ、またAIに話せばいいのかね」
    「それともやっぱり、それじゃさみしいのかね」

    これらを聞いて、相手がどうしたいのか、どうなりたいのかを聞きます。

    これらのことを心がけていれば、相手はあなたに悩みを話すようになります。
    そして「私は聞き下手かも」と思うことはなくなります。

    本当は私も、あなたの気持ちや悩みにもっと質問したほうが良いのですが、Q&Aのため、このような答え方になりました。

    私がnoteで一方的に発信する場合も同様です。

    少しでもあなたの気持ちにひっかかれば、幸いです。

    また明日以降、「本当に自信がある人は『分からない』と言うことによって、信頼される」というお話をします。

    私の盲腸、入院経験です。

     
     
    横浜に住む臨床心理士です。 生きやすくなる考え方をしましょう! 仕事やプライベートで気づいたことをもとに、生きやすくなる考え方を見出していきます。 サポート校勤務後、公立小、中、高校で23年間スクールカウンセラー。 元大学非常勤講師。 中3時不登校、通信制高校出身。

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